国立民族学博物館博物館
日本語
国立民族学博物館 日本財団助成手話言語学研究部門(みんぱく手話部門)/ Sign Language Linguistics Research Section (SiLLR)

Courses on Sign Language Linguistics

大阪大学全学教育「手話の世界と世界の手話言語☆入門」2018年度

2018年度後期 4限(14:40 - 16:10)、90分間
※本講義は大阪大学の在学生が対象になります。

◆ 2018年講義日程

講義日 内容/講師(所属) トピック 使用言語
1 10月4日 手話ってなに? 言語学ってなに?
菊澤律子(国立民族学博物館/総合研究大学院大学)
【導入】 日本語
2 10月11日 手話言語学入門:音声言語と手話言語、日本語と日本手話
市田泰弘(国立障害者リハビリテーションセンター学院/国立民族学博物館)
【言語としての手話(概論)】 日本語
3 10月18日 ナチュラル・アプローチ(ダイレクト・メソッド)による日本手話入門
野口岳史(国立障害者リハビリテーションセンター学院)
【手話を使う】 日本手話、通訳なし
4 10月25日 日本手話の文法:「音」から「文」へ
今里典子(神戸市立工業高等専門学校)
【言語としての手話(概論)】 日本語
5 11月8日 チベット手話とチベットのろう文化
Theresia Hofer(ブリストル大学/国立民族学博物館)
【世界の手話言語】 英語、通訳なし
6 11月15日 世界の手話における数のしくみ、日本手話系言語における数表現の変化
相良啓子(国立民族学博物館)
【数の表現(各論)】 日本手話、通訳あり
7 11月22日 手話にまつわる社会言語学
木村晴美(国立障害者リハビリテーションセンター学院)
【社会言語学】 日本手話、通訳あり
8 11月29日 イタリアのバイリンガル教育
小谷眞男(お茶の水女子大学)
【教育の場における手話】 日本語
9 12月6日 第一言語としての日本手話の意味 -バイリンガル教育の観点から-
野山広(国立国語研究所)
【子どもの言語】 日本語
10 12月13日 (1)手話の書記法(研究目的,日常的な書き言葉) (2)手話通訳者の言語使用
菊地浩平(総合研究大学院大学)
【使用場面での手話】 日本語
11 12月20日 手話通訳という仕事
飯泉菜穂子(国立民族学博物館)
【手話通訳論】 日本語
12 1月10日 【手話の認知言語学】「用法基盤モデルに基づく手話の分析・メタファーと文法化」
高嶋由布子(東京学芸大学国際教育センター)
【認知言語学からみた日本手話】 日本語
13 1月17日 手話の工学的な研究(コンピューター解析や翻訳、アニメーションツール)
長嶋祐二(工学院大学)
【手話工学】 日本語
14 1月24日 音声言語と手話言語の失語症の比較、交通事故裁判
原大介(豊田工業大学/国立民族学博物館)
【脳と言語】 日本語
15 1月31日 まとめのディスカッション
菊澤律子(国立民族学博物館/総合研究大学院大学)
【まとめ】 日本語
16   ※レポート提出による 成績評価