国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

新展示フォーラム

2013年1月5日(土) ~3月23日(土)
やっぱりヨーロッパ―春のみんぱくフォーラム2013

2012年3月オープンの新ヨーロッパ 展示を広く知っていただくため、2013年1月から3月までの約3カ月間、展示のテーマに関連したさまざまなイベントを開催します。ヨーロッパ の多様な歴史・文化・信仰から生み出された生活様式、世界をかえることになった近代の産業革命以後の文化 、グローバル化した現代の人びとの移動と文化の交流が生み出す創造力を感じて、 ヨーロッパの社会と文化に親しんでみませんか。

新しくなったヨーロッパ展示はこちら

 

民衆的なガラスイコン

正教会の信仰の核心である板イコン

ヨーロッパの一年を
分節化する生業と祝祭

ヨーロッパの近代をささえた市民の居間
(ヨーロッパ展示場より)

パンセミナー

小麦とライ麦は世界の食文化の中で非常に大切な穀物です。ヨーロッパでは多様な形態のパンとして広く利用されています。このパンとヨーロッパの文化との関係をフィンランド、ルーマニア、ドイツ、イタリアの専門家が語ります。

  • 時間:14:30~16:00(受付開始14:15)
  • 参加:有料 一人あたり500円 要事前申込
  • 定員:1回につき40名   
  • 場所:国立民族学博物館 食堂(本館1階)
  • 参加対象:中学生以上。お子さまの同伴はご遠慮ください。
「北欧のパン―ライ麦パンってどんな味?」終了
  • 2013年1月26日(土)申込み受付は終了いたしました。
  • 講師:庄司博史(国立民族学博物館教授)、井上シルッカ(フィンランド料理アドバイザー)
  • 北ヨーロッパからロシア北部にかけてパンといえばライ麦パン。でも小麦の代わりにライ麦を使っただけではありません。作り方も味もちがうのです。セミナーではライ麦パンのオープンサンドをちょっと味見しながら、北欧のパン文化の世界をのぞいてみます。
「東欧のパン―礼拝ではワインとともに」終了
  • 2013年2月9日(土)申込み受付は終了いたしました。
  • 講師:新免光比呂(国立民族学博物館准教授)
  • パンは日常の糧であるばかりではなく、キリスト教の礼拝において大切な役割を持っています。そのときに重要なものがワインです。ワインを味わいながらパンの意味を考えて見ましょう。
  • ご参加される場合の注意【必ずご確認ください】
  • 2月9日(土)「東欧のパン―礼拝ではワインとともに」では、ご希望の方(20歳以上)には、ワインをご用意いたします。ただし、別途料金500円をいただきます。当日は、お車でのご来館をお控えください。
「ドイツのパン―地方の特徴、そして伝説」終了
  • 2013年2月23日(土)申込み受付は終了いたしました。
  • 講師:森明子(国立民族学博物館教授)
  • ドイツのパンは、ライ麦中心の北欧の特徴と、小麦中心の南欧の特徴をあわせもち、味も形もたいへん多様性に富んでいます。セミナーでは、パンの味見をしながら、それがどの地方のもので、どんな伝説をもっているのか、紹介します。
「イタリアの日常生活とパン」終了
  • 2013年3月9日(土)申込み受付は終了いたしました。
  • 講師:宇田川妙子(国立民族学博物館准教授)
  • イタリアのパンの形は、地域ごとに大きな違いがありますが、味や食べ方はとてもシンプルです。イタリアのパンが、人々の日常生活でどんな位置づけにあるのか、かれらの食事のあり方や意味にも触れながら紹介します。

みんぱくゼミナール

  • 参加無料、申込不要、先着450名
  • 場所:国立民族学博物館 講堂
  • 時間:13:30~15:00(開場13:00)

みんぱくゼミナール詳細情報はこちら

「ヨーロッパのキリスト教とファシズム―ルーマニア・レジオナール運動を中心に」終了
  • 2013年1月19日(土)
  • 新免光比呂(国立民族学博物館准教授)、深澤英隆(一橋大学教授)、江川純一(東京大学大学院人文社会系研究科研究員)
  • よく耳にするファシズムとはいったいどういったものなのでしょうか。そしてヨーロッパでは、キリスト教と関係があるのでしょうか。そんなことをルーマニアを中心にしてドイツ、イタリアの事情と比較して考えてみます。
「変わるヨーロッパの言語地図―多「言語」社会から「多言語」社会へ」終了
  • 2013年2月16日(土)
  • 庄司博史(国立民族学博物館教授)
  • 「20世紀後半以降ヨーロッパの多くの国では、移民の増加や地域的少数言語運動の活発化により、さまざまなことばが社会のなかで顕在化しはじめています。ヨーロッパ発祥の一国一言語主義はどこにむかうのでしょうか。」
「家族の今―イタリアの事例から考える」
  • 2013年3月16日(土)
  • 宇田川妙子(国立民族学博物館准教授)
  • 現在、先進国ではどこでも少子化と高齢化の問題が深刻化し、様々なレベルで家族関係を考え直そうとする機運が高まっています。なかでも日本の状況とよく似ているイタリアの家族事情を紹介しながら、家族のこれからを考えます。

みんぱくウィークエンド・サロン―研究者と話そう

  • 要観覧料、申込不要
  • 場所:国立民族学博物館 本館展示場
  • 時間:14:30~15:30

みんぱくウィークエンド・サロン―研究者と話そう詳細情報はこちら

「移民のささえるヨーロッパ」終了
  • 2013年1月6日(日)
  • 庄司博史(国立民族学博物館教授)
  • いま西ヨーロッパでは移民出身者が人口の1-2割を占める国はめずらしくありません。難民や移民労働者としてやってきたかれらが、今日ホスト社会において果たす役割や文化にあたえる影響は小さくありません。北欧を例にとって紹介します。
「ヨーロッパのキリスト教」終了
  • 2013年1月13日(日)
  • 新免光比呂(国立民族学博物館准教授)
  • カトリック、プロテスタント、オーソドックスなどのヨーロッパのキリスト教はどんな宗教なのでしょうか。キリスト教徒の毎日の暮らしや聖地への巡礼、オーソドックスで神と出会う場とされるイコンなどから考えてみます。
「ヨーロッパの生業と1年」終了
  • 2013年2月3日(日)
  • 宇田川妙子(国立民族学博物館准教授)
  • ヨーロッパの農業は現在でも人々の生活に強く結びついています。その中心が麦作ですが、そのサイクルは彼らの暦のあり方とも関連しています。そうしたヨーロッパの農業と1年のサイクルを、展示品をとおして紹介します。
「ベルリンで既製服が生まれた頃」終了
  • 2013年2月17日(日)
  • 森明子(国立民族学博物館教授)
  • 「既製服」産業はベルリンで19世紀末に誕生しました。このころから、できあがった衣服を店で買うことが普及していきます。100年余り前の人々が、産業化の時代をどのように生きていたのか、展示をみながら思い浮かべてみましょう。

みんぱく映画会

  • 参加無料、申込不要、先着450名
  • 場所:国立民族学博物館 講堂
  • 時間:13:30~16:30(開場13:00)
みんぱく映画会詳細情報はこちら
「パリ20区、僕たちのクラス」終了
  • 2013年1月12日(土)
  • 司会・解説:庄司博史(国立民族学博物館教授)
  • パリ20区のある中学校でのフランス語のクラスは、24名の生徒全員が移民の子どもたち。フランス語教師フランソワと反抗的な子どもたちのやりとりは、「多文化共生」ということばではとらえきれない正面からのぶつかり合いだ。
「人生、ここにあり!」
  • 2013年3月23日(土)
  • 司会:宇田川妙子(国立民族学博物館准教授)
  • 解説:松嶋健(京都大学人文科学研究所研究員)
  • 現在、イタリアでは社会的協同組合と呼ばれている組織が、さまざまな社会問題に対応した活動を行っています。この映画は、その運動の始まったころの協同組合をテーマにしたものです。人と人の絆の大切さと難しさを考えてみませんか?

展示場クイズ「みんぱQ」ヨーロッパ編 終了

  • 期間:2013年1月8日(火)~2月3日(日)
  • 場所:国立民族学博物館 ヨーロッパ展示場(本館2F)

生まれ変わったヨーロッパ展示に関するクイズです。ヨーロッパ展示場の中から答えを探しましょう。クイズの内容は小学校高学年レベルです。

国立民族学博物館 友の会講演会

※受付にて、友の会会員証をご提示ください。

友の会講演会詳細情報はこちら
「時間(とき)の変わり目―クリスマスからイースターにかけての祝祭から」終了
  • 日時:2013年1月5日(土) 14:00~15:00
    場所:国立民族学博物館 第5セミナー室
    主催:財団法人千里文化財団
    協力:国立民族学博物館
    講師:宇田川妙子(国立民族学博物館准教授)
  • ヨーロッパでは冬から春にかけてさまざまな祝祭があります。農閑期であるという事情もありますが、それ以上に新しい年を迎える、つまり時間の変わり目であるということと深く関わっています。複数の暦が錯綜するヨーロッパの事情もふまえ、「時間の区切り」について考えてみましょう。

親子ワークショップ 春よこい!─東ヨーロッパのお祭り、踊り、おまもり作りで春をよぼう

東ヨーロッパではこの時期にお祭りや行事がいろいろあります。長い冬のあとにやってくる春を心待ちにするのはどこの国でも同じですが、ハンガリー、ルーマニア、ブルガリアの人たちにおはなしを聞いてみましょう。

主催:千里文化財団
助成:独立行政法人日本万国博覧会記念機構
協力:国立民族学博物館

親子ワークショップ詳細情報はこちら
みんなで踊ろう!―トランシルヴァニアの踊りと歌 終了
  • 日時:2013年1月27日(日) 14:00~15:30
  • 参加:無料 要事前申込
  • 定員:200人
    場所:EXPO'70パビリオン(万博記念公園内)
ブルガリアのおまもり・マルテニッツァを作ろう!終了
  • 日時:2013年2月24日(日) 14:00~15:30
  • 参加:有料 300円 要事前申込 
  • 定員:30組
  • 場所:国立民族学博物館 第3セミナー室(本館2階)
友の会講演会、親子ワークショップのお問い合わせ

財団法人 千里文化財団
〒565-0826 大阪府吹田市千里万博公園1番1号
Tel:06-6877-8893(土日祝除く9:00~17:00)