国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

みんぱく映画会

2011年10月30日(日)
アイヌ民族の過去と現在「Beautiful Japan (美しき日本)」
特別展「千島・樺太・北海道 アイヌのくらし――ドイツコレクションを中心に」関連

近現代の日本社会でアイヌ民族がおかれてきた状況の変化について、大正・昭和・平成と異なる時期に撮影され3つの作品を通して紹介します。明治~昭和初 期に収集された民族資料が中核をなす特別展において、その現代的意義の理解を深めていただくために、当時の欧米と日本との関係や過去のアイヌ民族へのまな ざしを読みとることのできる映像とともに、見られる側から自ら発信する立場への転換がくみ取れる作品を選定しました。 毎回、それぞれの映画の制作者や研究者を招き、解説します。

【上映作品】

■「TOKYOアイヌ」
2011年10月9日(日) 13:30~16:00(開場13:00)

■「Beautiful Japan(美しき日本)」
2011年10月30日(日) 13:30~16:30(開場13:00)

■「Ainu Past and Present―マンローのフィルムから見えてくるもの」
2011年12月4日(日) 13 :30~15:45(開場13:00)

  • 場 所:国立民族学博物館 講堂
  • 定 員:450名(先着順、申込不要)
  • 参加料:無料(入場整理券を10:00から講堂入口にて配布します。
    参加券をご提示いただくと、特別展示を無料でご覧いただけます。)
  • 主 催:国立民族学博物館
  • チラシダウンロード[PDF:5.57MB]

アイヌ民族の過去と現在

「Beautiful Japan (美しき日本)」
1917-18年/提供:スミソニアン協会/約100分
【開催日】2011年10月30日(日) 13:30~16:30(開場13:00)
【解説】 岡田正子(映像史研究家)
【司会】 齋藤玲子(国立民族学博物館・民族文化研究部助教)
大正6~7年にベンジャミン・ブロツキーによって、日本紹介映画として北は北海道から南は九州までの日本各地で撮影された海外向けの映画として撮影された 未完成のフィルム。東京、京都、日光などの名所や花見、芸者、相撲など「日本らしい」場面とともに、北海道白老のアイヌの様子が収められている。当時の日 本と外国の関係、制作の意図が反映されており、関東大震災前の貴重な映像が含まれている。
■お問い合せ先
国立民族学博物館 広報企画室企画連携係
〒565-8511 大阪府吹田市千里万博公園10-1
TEL: 06-6878-8210(土日祝を除く9:00~17:00)