国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

みんぱく映画会

2012年6月3日(日)
記録映画 昭和の家事
特別展「今和次郎 採集講義―考現学の今」関連

チラシダウンロード[PDF:1.91MB]
  • 日 時:2012年6月3日(日) 13:30~16:00(開場13:00)
  • 場 所:国立民族学博物館 講堂
  • 定 員:450名
    • 事前申込は不要です。
  • 参加料:無料
  • 主 催:国立民族学博物館
 

● みんぱく映画会 特別展「今和次郎 採集講義―考現学の今」関連

「記録映画 昭和の家事」
1990-1992年/日本映画/昭和のくらし博物館制作/8分~56分
【開催日】2012年6月3日(日) 13:30~16:00(開場13:00)
【出演しているヒトとモノ】
「小泉スズさん」(明治43年生まれ)小泉家の頼れるお母ちゃん。 炊事、洗濯、裁縫何でもござれ!
「家事の道具たち」まだ家電製品が普及する前の 家事には欠かせない道具とその使い方を多数収録
【撮影した場所】
小泉家住宅(現・昭和のくらし博物館/東京都大田区)昭和26 年建築の公庫住宅。撮影時(1990-1992 年)は小泉スズさんがくらしていた。
【収録作品】
13のテーマについて1990年から92年までの約3年をかけて撮影。 これに" イントロ" と" それからのスズさん" という短いエンディング を加えた長編作品です。
「記録映画 昭和の家事」”洗濯をする”より *みんぱく映画会では、のついた作品をご紹介します。
01. 着物を解く
02. 洗い張りをする
03. 夏掛け布団をつくる
04. 洗濯をする
05. 浴衣を縫う
06. お盆を迎える
07. お手玉つくり
08. おはぎをつくる
09. 半纏をつくる
10. おこわをふかす
11. 漬物を漬ける
12. 掻巻をつくる
13. お正月の支度
【司会】佐藤浩司(国立民族学博物館准教授)
【解説】小泉和子(昭和のくらし博物館・館長)
「記録映画 昭和の家事」ってどんな映画?

第2次大戦後、日本人の生活様式は大きく変わり、家事も大きく変化しました。今では、昔の家事を見知っている人も少なくなってしまいました。「昭和の家事」は、明治43年生まれの主婦、小泉スズさんが日常的に行っていた家事を彼女が暮らした家(現・昭和のくらし博物館/東京都大田区)で3年間にわたり丹念に撮影した記録映画です。昭和時代の庶民の生活の記録としても大変貴重な映像です。

スズさんは、炊事、洗濯、裁縫、掃除、育児、看病、近所・親戚つきあいと、一家を支えていく上で必要な家事をすべて自分の手で行ってきました。それは現在の家事とは比較にならないほど量質ともレベルが高く、豊かで奥深い世界が広がっていました。家事から解放された私たちは、楽さ、便利さと引き替えに多くのものを失ってしまいました。今こそ、かつてどこの家庭でも当たり前に行われていた家事を見直してみる必要があるのではないでしょうか。

★昭和のくらし博物館 「記録映画 昭和の家事」紹介ホームページ
   http://www.seikatusi.com/showa/showahome.html

■お問い合せ先
国立民族学博物館 広報企画室企画連携係
〒565-8511 大阪府吹田市千里万博公園10-1
Tel: 06-6878-8210(土日祝を除く9:00~17:00)