国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

みんぱくゼミナール

2005年7月16日(土)
国境に生きる人びと―中国のチワン族とベトナムのヌン族の交流―

○ 概要
中国は15の国々と陸上で接しており、国境線を越えて同系の民族が居住する場合が少なくありません。同系の民族が別々の国家に帰属することによって文化にどのような違いが生じたのでしょうか、また現在、国境地域に生きる人びとはどのような交流を行っているのでしょうか。中国とベトナムとの国境は約1000キロメートルに達し、中国側にチワン(壮)族が、ベトナム側にヌン族が居住しています。これらの民族の事例から上記の問題を考え、国境の持つ意味を展望します。

○ 講師
塚田誠之(先端人類科学研究部教授)

○ 場所
講堂