国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

月刊みんぱく

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2004年7月号

特集 あの世

第28巻第7号通巻第322号  2004年7月15日発行

バックナンバー

目次

【1】エッセイ・おおさか
モダン大阪研究
海野弘

私は1986年から87年にかけて大阪を歩きまわり、『モダン・シティふたたび ─ 1920年代の大阪へ』(創元社、1987)を書いた。

特集 あの世
【2】輪廻と天界
立川武蔵

ムンバイ(ボンベイ)から200キロメートルほど東のプネー(プーナ)市に行くために、ムンバイからタクシーに乗ったことがある。田園のなかを走る車の窓から2、3メートルの長さのカマボコ型のものが道脇に置かれてあるのが時おり目に入った。

【4】「赦しの夜」の日の出来事
─北インド・ムスリム社会の死者儀礼

小牧幸代

今から8年前の8月15日、といってもイスラームの暦で8番目の月にあたるシャアバーン月の15日目であるから、キリスト教の暦では1996年1月6日の日没から翌日の日没までのことである。

【6】いざ旅立ちの時がやってきて─バリ島の葬式
風間純子

葬式、死という言葉を聞くと、人はどのようなイメージを頭の中に思い浮かべるのだろうか。不幸、別れ、涙、白黒、虚無感、あるいは陰鬱さや忌み嫌うべきもの。そこに陽気なイメージが付随することはまずないといってもよいだろう。

【8】ネパールの供養と法事
渡邉純江

木の燃える匂い。髪や爪が焦げたときの匂いもする。サルやイヌが人々の行う儀式の供物をねらってウロウロしている。

【10】復活信仰と吸血鬼
─キリスト教の死生観と民衆の実践

新免光比呂

木の燃える匂い。髪や爪が焦げたときの匂いもする。サルやイヌが人々の行う儀式の供物をねらってウロウロしている。

【11】特集「太陽の塔から」補遺 岡本太郎とトルマ
長野泰彦

1966年秋、東京・池袋西口の赤ちょうちん。ふたりの男がスケッチブックをはさんで、なにやら興奮気味で話をしている。ひとりは小柄で、早口。もうひとりは…。

【12】みんぱくインフォメーション
友の会とミュージアム・ショップからのご案内
【15】人生は決まり文句で
舌あらば、足あり
島村一平
【16】手習い塾
ハングルで名前と地名を書く
朝倉敏夫
【18】人力器械図譜4
有人爆弾「桜花」
近藤雅樹
【20】生きもの博物誌
フタバガキ─森の巨人はデリケート
阿部健一
【22】見ごろ・食べごろ人類学
亡くなった人が訪ねてくること
樫永真佐夫
【24】みんぱく動物園
編集後記

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