国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

月刊みんぱく

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2004年10月号

特集 ボケを愉しむ

第28巻第10号通巻第325号  2004年10月15日発行

バックナンバー

目次

【1】エッセイ・おおさか
遊びごころ
大槻文藏

能と狂言は650年もの昔から一緒の舞台で演じられてきたが、その演り方は大変違う。

特集 ボケを愉しむ
【3】ボケの諸相
神崎宣武

「ボケる」は、「ホケる」、あるいは「ホウける」の訛り。惚ける・耄ける・呆ける、と記せばよくわかる。

【6】インドネシアの人形芝居と「ボケ」
福岡正太

10年前のことである。わたしは、インドネシア西ジャワ州バンドゥンにあるインドネシア芸術大学を受け入れ先として、西ジャワをふるさととするスンダ人の伝統音楽の調査を二年間にわたり行っていた。

【8】家畜化された動物だけにボケがある
日高敏隆

この地球にはひじょうに多くの生物が生きているが、じつは、野生動物には「ボケ」というものは存在しない。

【9】100歳のマスターベーション
上野千鶴子

こボケをたのしむ……原稿を依頼されたとき、いよいよ来るべきものが来た、と思った。そして「おばあちゃんのパソコン教室」を主宰しているひとの話を、思い出した。

【10】「ボケるが勝ち」か?
小田晋

オーストラリア原住民についての古い文化人類学的調査では、移住の途中で動けなくなった老人がいたとすると、人びとはその周囲で嘆き悲しむが、結局、老人を残して立ち去るという。

【11】眼鏡をかけるさ─ビルマのアニェインの道化たち
原田正美

ビルマの伝統芸能でもっとも身近なものに、ビルマ風ボードヴィル・ショーともいうべきアニェインがある。

【12】みんぱくインフォメーション
友の会とミュージアム・ショップからのご案内
【14】今月のフォーカス
インドのバービー人形
杉本良男
【15】人生は決まり文句で
おまえは、わたしの奴隷…………西アフリカ・ガンビア
えぐちかずひさ
【16】手習い塾
アラビア文字で名前を書く2
中道静香
【18】人力器械図譜7
揚水器(水上輪と竜骨車)
近藤雅樹
【20】生きもの博物誌
オオカミ─オオカミとの出会いは吉兆
小長谷有紀
【22】見ごろ・食べごろ人類学
果物の王様・ドリアンの魔力
信田敏宏
【24】みんぱく動物園
編集後記

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