国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

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更新日時:2016年2月2日

飯田卓IIDA Taku

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専門分野

物質文化、環境・生態、メディア・情報

専門地域

アフリカ(マダガスカル、インド洋沿岸地域)

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研究の自己アピール

漁師のしごとは、1日として同じことはありません。魚の動きや潮や風にあわせて、漁具の使いかたや漁法を変えるからです。同じように、年ごとに変わる国内経済や資源減少に対しても、漁師は試行錯誤しています。あたらしい漁法は、その過程で生まれます。

大切なのは、自然の動きをよく見ること、幅広い技術や知識を身につけること、そして少しだけあたらしい工夫をつけ加えること。こうした反復と創意の観点から、社会や共同性の変化と持続の問題を考えています。

メッセージ

日本の受験文化のなかでは、学ぶことは覚えることだと錯覚してしまう場面が少なくありません。いっぽう漁師は、覚えたことを実地で試し、問題解決の能力を日ごとに高めています。みなさんも民博でなにかを知るだけでなく、それを応用しながら、文化的背景の異なる友だちを増やすよう試してみてください。覚えたことをうまく実地で活用できれば、学ぶこともいっそう楽しくなると思います。

関連ページ

■ 展示、催し物など
■ 出版物、エッセイなど