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松木武彦
国立歴史民俗博物館・教授
MATSUGI Takehiko
National Museum of Japanese History・Professor
日本列島の古墳を人類史上に位置づける研究を進めています。3-6世紀の日本列島で、巨大な墳墓やそれを軸とした政治的イデオロギーがなぜ顕著に発達したのか。解明の鍵は、東北アジア一帯でほぼ同時に生じる大型墳墓の盛行という現象のメカニズムをつかむことです。現在これに関連して、前任の岡山大学で調査した「加耶系」竪穴式石室の詳細な検討と、朝鮮半島に祖型を探す作業を、同僚の高田貫太氏と協力しつつ行っています。
本プロジェクトではさらに多くの要素に視点を広げ、中国も含めた北東アジア古代大型墳墓の発生・発展・分化・衰退のプロセスを、具体的に描写したいと考えています。

研究業績の詳細はこちら(国立歴史民俗博物館ホームページ)