国立民族学博物館博物館
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国立民族学博物館 日本財団助成手話言語学研究部門(みんぱく手話部門)/ Sign Language Linguistics Research Section (SiLLR)

研究会等

公開講演会「手話研究と手話教育:ろう者の役割・聴者の役割」


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 手話研究と手話教育の関わりについて、世界をリードしてきたアメリカで、手話研究と手話通訳養成について長年のキャリアを持つシャーマン・ウィルコックス氏と、ノルウェイの心理・認知言語学の研究者であるリンゼイ・フェラーラ氏にお話ししていただきます。
 手話言語特有の社会言語学的事情をふまえ、大学で手話に関する教育を行ってきたお二人の手話研究の役割を、これまでの研究成果を交えて議論していただきます。
 関西では、民博に、手話を研究するグループがあり、手話通訳養成が行われています。関西学院大学では、日本手話の教育の歴史もあり、手話言語研究センターも設置され、教育と研究の相互作用が期待されます。
 今回のシンポジウムでは、関学で長年日本手話を教えながら、日本手話の研究をなさっているろう者の前川和美氏をディスカッサントに迎え、日本の事情を踏まえた、聴者とろう者の研究者・教育者の役割、今後期待することについてディスカッションを行いたいと思います。

  • 日時:2019年8月4日(日)13:30 - 16:30
  • 会場:国立民族学博物館 第5セミナー室(本館2F)
  • 講師:
    シャーマン・ウィルコックス(アメリカ・ニューメキシコ大学教授)webサイト
    リンゼイ・フェラーラ(ノルウェイ科学技術大学准教授)webサイト
  • ディスカッサント:前川和美(関西学院大学)
  • 司会・企画:高嶋由布子(日本学術振興会)
  • 主催:国立民族学博物館日本財団助成手話言語学研究部門
  • 共催:関西学院大学手話言語研究センター
  • 使用言語:英語と日本手話(通訳あり)
  • 対象者:手話に興味があるすべての人(ろう者、手話通訳者、手話通訳養成者、手話教育に関心がある研究者など)
  • 参加費/申し込み:無料/事前申込制

◆ プログラム

時間 内容/報告者
13:00 - 13:35 開会の挨拶
菊澤律子(国立民族学博物館/SiLLR)
13:35 - 13:40 企画説明
高嶋由布子(日本学術振興会)
第一部 手話教育、通訳養成と手話研究について、アメリカ・ノルウェイの事例
13:40 - 14:30 「コミュニティをつくる:言語学科に手話通訳養成,手話研究,ろう文化を合流する」
シャーマン・ウィルコックス(アメリカ・ニューメキシコ大学教授)
14:40 - 15:30 「言語学研究で手話コミュニティを発展させる」
リンゼイ・フェラーラ(ノルウェイ科学技術大学准教授)
第二部 これからの手話研究にむけて
15:40 - 15:55 「日本の現状を踏まえたディスカッサントの意見」
前川和美(関西学院大学手話言語研究センター研究特別任期制助教)
15:55 - 16:25 ディスカッション、質疑応答
16:25 - 16:30 閉会の挨拶、諸連絡

◆ 申込方法、お問い合わせ

申込方法
以下のページで受け付けています。必要事項をご入力ください。
申込フォームはこちら
申込締切:2019年8月2日(金)12:00
※上記締切以降の申し込みや当日参加も可能ですが、その場合には万博記念公園自然文化園の通行証をお送りすることはできません。
お問い合わせ
ritsuko [at] minpaku.ac.jp
※[at]を@に置き換えて送信ください。
〒565-8511 大阪府吹田市千里万博公園10-1
国立民族学博物館 研究部 菊澤研究室
06-6878-8266