MINDAS 南アジア地域研究 国立民族学博物館拠点

◆組織

田中 鉄也 TANAKA Tetsuya
国立民族学博物館(人間文化研究機構総合人間文化研究推進センター・推進センター研究員)

略歴

2014年3月、関西大学大学院文学研究科より博士(文学)を取得。日本学術振興会特別研究員(PD)、アジア太平洋無形文化遺産研究センターアソシエイトフェロー、日本学術振興会海外特別研究員を経て、2018年11月より民博。

専門分野

宗教学、南アジア地域研究

研究のキーワード

ラージャスターン州(インド)、カルカッタ、ヒンドゥー寺院、公益信託、商業集団、法と宗教

所属学会

日本宗教学会、「宗教と社会」学会、日本南アジア学会、British Association for South Asian Studies

主要業績

◆ 論文等

2018 「コミュニティの実体化と女神巡行―インド・カルカッタのカースト団体を事例に」、『宗教と社会』第24号、33-47頁。
2018 「故郷のための寺院、故郷としての寺院―インド移動商人マールワーリーによるヒンドゥー寺院運営」、『関西学院大学先端社会研究所紀要』第15号、115-130頁。
2017 「寺院はいかに運営されるべきか―北インド・ハリヤーナー州におけるヒンドゥー寺院間の軋轢」、藏本龍介編『「宗教の経営」についての人類学的研究』、南山大学人類学研究所、38-58頁。
2016 “The State and the Transformation of Religion: Marwari Merchants and Hindu Temple Management”,『東京外国語大学南アジア研究リサーチペーパー』No.4 、1-33頁。
2015 「現代インドにおける『公益の仕事』としてのヒンドゥー寺院運営―マールワーリー商人にとってのラーニー・サティー寺院」、『南アジア研究』第27号、46-69頁。
2015 「規制された寺院における『信仰の自由』の諸相―サティー犯罪(防止)法によるラーニー・サティー寺院規制を事例に」、『現代インド研究』第5号、197-209頁。
2014 『インド人ビジネスマンとヒンドゥー寺院運営―マールワーリーにとっての慈善・喜捨・実利』、風響社。
2012 「ポストコロニアル・インドにおける法と宗教とのかかわり―サティーの法規制の歴史的変遷」、『マイノリティ研究』第7号、61-78頁。
2009 「ポストコロニアル・インドにおける『伝統』の変革―現代のサティー論争におけるアシス・ナンディと批判的伝統主義」、『宗教研究』第360号、71-92頁。
2007 「サティー研究の現在―1970年代以降の学術的動向を中心に」、『論集』第34号、307-320頁。