国立民族学博物館開館30周年記念式典を挙行
去る11月14日(木)、人間文化研究機構国立民族学博物館開館30周年記念式典を同館講堂で挙行しました。
同式典には、秋篠宮同妃両殿下のご臨席のもと、関係者約450名の出席がありました。
松園万亀雄館長、石井米雄人間文化研究機構長の式辞の後、秋篠宮殿下からおことばを賜り、続いて、文部科学大臣(藤木完治大臣官房審議官代読)、大阪府知事(山登敏男副知事代読)、小平桂一総合研究大学院大学長からそれぞれ祝辞が述べられました。
松園館長は、式辞の中で、「人間文化の基礎的研究の価値と意義を尊重しつつ、激動する21世紀の世界と日本の諸課題に対して民族学・文化人類学の立場から積極的に発言し、国際開発協力などの実践的な活動を支援することで社会的な貢献を果たしたい」と述べるとともに、本館の研究と展示により民族学・文化人類学の成果を一層市民にわかりやすく提供し、異なるものへの寛容と共感を求めて、広く社会とともに歩むことが本館の使命であると決意を新たにしました。
また、本館エントランスホールで行われた祝賀会では、鷲田清一大阪大学総長の挨拶の後、須藤健一日本文化人類学会長の乾杯により、盛大に30年を迎えた喜びをわかちあいました。
おことばを述べられる秋篠宮殿下
式辞を述べる松園万亀雄館長