スタッフの紹介
経歴
学歴
- 東京外国語大学ロシア科卒業(文学士)(1961.3)
- 東京都立大学大学院社会科学研究科(社会人類学専攻)修士課程卒業(文学修士)(1963.9)
- ミシガン大学大学院人類学部入学(1963.9~1965.3)
- 東京都立大学大学院社会科学研究科(社会人類学専攻)博士課程入学(1965.4)
- 同博士課程単位取得満期退学(1968.3)
- 東京都立大学より博士(社会人類学)を授与(1999.2)
職歴
- 1966.4 天理大学附属おやさと研究所助手
- 1969.4 天理大学附属おやさと研究所講師
- 1972.4 天理大学教養部講師
- 1973.4 天理大学教養部助教授
- 1972.9 中国文化学院(台北市)東方語系副教授(兼任、1973年9月迄)
- 1974.3 天理大学退職
- 1974.4 武蔵大学人文学部助教授
- 1976.3 武蔵大学退職
- 1976.4 横浜国立大学教育学部助教授
- 1978.4 国立民族学博物館助教授(兼任)
- 1979.4 横浜国立大学大学院教育研究科兼担助教授
- 1981.3 横浜国立大学退職
- 1981.3 国立民族学博物館(兼任)退職
- 1981.4 東京都立大学人文学部助教授(大学院社会科学研究科兼担)
- 1988.4 東京都立大学人文学部教授(大学院社会科学研究科兼担)
- 2001.3 東京都立大学退職
- 2001.4 東京都立大学名誉教授
- 2001.4 県立長崎シーボルト大学国際情報学部教授
- 2003.3 県立長崎シーボルト大学退職
- 2003.4 国立民族学博物館館長就任
学位
文学修士(東京都立大学 1963.9)博士(社会人類学)(東京都立大学 1999.2)
専門分野
社会人類学
研究のキーワード
東アフリカ、グシイ
現在の研究課題
東アフリカにおけるグローバル化過程と国民形成に関する地域民族誌的研究
現在、東アフリカの諸地域社会では、グローバル化の中での国際社会からの援助や要求を要因とする社会・文化変化、 さらには国家主導で進められている国民形成、ひいては国民国家形成による社会・文化変化という「外からの変化」が顕著に見られる。 これら国際化と国民形成政策による外からの変化に対して、諸地域社会が複線的な手段を講じながら内発的・主体的に適応している実態を明らかにする。
所属学会
日本アフリカ学会、日本文化人類学会、日本ナイル・エチオピア学会、日本オセアニア学会、比較家族史学会
主要業績
- 2004
- 『文化人類学-文化的実践知の探求』(江渕一公と共編著)財団法人 放送大学教育振興会
- 2003
- 『性の文脈』(くらしの文化人類学4)編集代表 雄山閣
- 1991
- 『グシイ-ケニア農民のくらしと倫理』弘文堂
最近の研究業績
著書等
- 2008
- 『人類学と国際保健医療協力』(みんぱく実践人類学シリーズ1)(編著)
- 2008
- 『アフリカの人間開発――実践と文化人類学』(みんぱく実践人類学シリーズ2)(編著)
- 2006
- 「特集 寡婦の現在」『民博通信』No.113, (責任編集)
- 2005
- 『東アフリカにおけるグローバル化過程と国民形成に関する地域民族誌的研究』(平成12年度~平成15年度科学研究費補助金[基盤研究(A)(1)、課題番号12341005]研究成果報告書)
- 2004
- 『文化人類学-文化的実践知の探求』(共編著)財団法人放送大学教育振興会
- 2003
- 『性の文脈』(くらしの文化人類学4)編集代表 雄山閣
- 2001
- 『東アフリカにおける国家主導の社会・文化変化と地域的適応に関する動態論的研究』(編著、平成9,10,11年度科研費成果報告書、東京都立大学社会人類学研究室)
- 1999
- 『グシイの性と生殖』(博士論文)東京都立大学
- 1998
- 『社会人類学におけるセクシュアリティの基礎的研究:調査・記述・比較の理論的検討』(編著、平成6,8年度科研費成果報告書、東京都立大学社会人類学研究室)
- 1996
- 『性と出会う-人類学者の見る、聞く、語る』(責任編集)講談社
- 1994
- 『過疎地コミュニティにおける老人層の社会組織:老人クラブの比較研究』(編著, 平成3,4年度科研費成果報告書、東京都立大学社会人類学研究室)
- 1991
- 『グシイ-ケニア農民のくらしと倫理』弘文堂
- 1987
- 『文化人類学4-性と文化表象』(共編著)アカデミア出版会
- 1985
- 『コンゴ王国機』ピガフェッタ(解説・注・補注の執筆)大航海叢書第2期(1)岩波書店
- 1982
- 『社会人類学リーディングス』(編著)アカデミア出版会
訳 書
- 1983
- 『ぼくらの幼年期-東アフリカの家庭と学校』L.K.フォックス編(単訳)社会思想社
- 1979
- 『未開の社会組織』E.R.サーヴィス(単訳)弘文堂
- 1977
- 『ルース・ベネディクト-その肖像と作品』M.ミード(単訳)社会思想社
- 1977
- 『文化進化論-理論と応用』E.R.サーヴィス(共訳)社会思想社
- 1972
- 『アフリカの部族生活』C.M.ターンブル(共訳)社会思想社
- 1971
- 『文明の歴史像-人類学者の視点』A.L.クローバー(単訳)社会思想社
論文等
- 2008
- 『アフリカの人間開発――実践と文化人類学』(みんぱく実践人類学シリーズ2)「総説――開発をめぐる研究と実践」(『アフリカの人間開発――実践と文化人類学』pp.13-41. 明石書店)
- 2008
- 「文化人類学と開発援助――西ケニア、グシイ社会における男性避妊をめぐって」(『人類学と国際保健医療協力』, pp.25-60. 明石書店)
- 2007
- 「視座 嘘から学ぶ」『民博通信』No.118 国立民族学博物館
- 2006
- 「グシイ流正統派」『月刊 みんぱく』11月号 p.7 国立民族学博物館
- 2006
- 「変わりゆく男女の関係と寡婦」『民博通信』No.113 , pp.2-3. 国立民族学博物館
- 2005
- 「視座 日陰の制度」『民博通信』No.110 国立民族学博物館
- 2005
- 「グシイの代理夫制度と寡婦-最近20年の変化-」『東アフリカにおけるグローバル化過程と国民形成に関する地域民族誌的研究』(平成12年度~平成15年度科学研究費補助金[基盤研究(A)(1)、課題番号12341005]研究成果報告書)pp.131-155
- 2004
- 「視座 「外側から見る」という経験を通して」『民博通信』No.101 国立民族学博物館
- 2004
- " Museums, Intangible Cultural Heritage, and the Spirit of Humanity," ICOM 2004 Seoul Proceedings. Seoul: ICOM 2004 Seoul Organizing Committee, 1-6 (Keynote Session II).
- 2004
- 「文化人類学の視点:地球化へどう対応していくのか」『総研大ジャーナル』5号変貌する文化人類学 総合研究大学院大学pp.3-4
- 2004
- 「文化人類学はどこへ行くのか」江渕一公・松園万亀雄共編『文化人類学-文化的実践知の探求-』放送大学教育振興会 pp.244-253
- 2004
- 「家族計画の普及と地域文化」江渕一公・松園万亀雄共編『文化人類学-文化的実践知の探求-』放送大学教育振興会 pp.33-43
- 2003
- 「総説・性を文化の脈絡で考える」松園万亀雄編『性の文脈』(「くらしの文化人類学」4)雄山閣 pp.3-22
- 2003
- 「性を文化の脈絡で考える(総説)」松園万亀雄編『性の文脈』(くらしの文化人類学 4)雄山閣 pp.3-22
- 2003
- 「夜はそんなに長くない-グシイの多産戦略と性」松園万亀雄編『性の文脈』(くらしの文化人類学 4)雄山閣 pp.110-152
- 2002
- 「民族誌と個性-フィールドワークにおける『私』をめぐって」『社会人類学年報』28 東京都立大学社会人類学会pp.1-25
- 2001
- "International Cooperation Activities and Anthropology:Problems in Japan's Context", Technology and Development 14, Institute for International Cooperation(JICA) pp.5-11
- 2001
- "Clan and Ethnic Leadership in Gusii Soap Stone Industry"『東アフリカにおける国家主導の社会・文化変化と地域的適応に関する動態論的研究』科学研究費補助金成果報告書 東京都立大学 pp.1-15
口頭発表等
- 2007
- 開館30周年記念講演・対談 モザイクの思考-多様性を求めて-(養老孟司・松園万亀雄)
- 2007
- 第50回日本放射線技術学会 近畿部会学術大会 特別講演「異文化でのフィールドワーク ─ 私のアフリカ体験から ─」(2007.1.27)
- 2006
- 韓国ソウル大学での講義「性研究の現状と課題」(2006.11.8)
- 2006
- 日本熱帯医学会・日本国際保健医療学会 特別講演「文化人類学と開発援助 ─ グシイの家族計画を中心に ─」(2006.10.13)
- 2005
- 公開講演会(東京)「家族のデザイン ─ 韓国・中国・日本、それぞれの選択 ─」第2部パネルディスカッション:コメンテーター、主催:国立民族学博物館/日本経済新聞社。(2005.10.28)
- 2005
- 東京講演会 連続講演会「文化人類学の社会的活用」(5)「国立民族学博物館の課題と役割 ─ グローバリゼーションの中で」主催:千里文化財団友の会。(2005.09.24)
- 2005
- 友の会講演会「文化人類学への誘いシリーズ 総説 文化人類学に何ができるのか」主催:千里文化財団友の会(2005.06.04)
- 2004
- ICOM国際会議での講演 "Museums, Intangible Cultural Heritage, and the Spirit of Humanity" 20th General Conference of ICOM (2004.10.3)
- 2003
- 「日本の民族学と開発事業」、国立民族学博物館公開講演会『国際協力の現場から ─ 人類学者の私的実践』(日本経済新聞社ホール)(2003.12.19)
- 2003
- 「国立民族学博物館の紹介」みんぱくサテライトin福岡(2003.11.2)
- 2003
- 「性研究の現代的意義」午餐会千里文化財団(2003.5.13)
- 2003
- 第300回記念みんぱくゼミナール「フィールドワーク再考-日本の民族学会の内と外-」(2003.4.26)
新聞記事
- 2008
- 「アジアとヨーロッパの肖像: 東西アート交流の変遷」(対談:国立国際美術館 建畠晢館長)『朝日新聞』10月24日夕刊
- 2008
- 「民博の群像 創・成・継 「松園館長に聞く」『現代的課題 解く役割: 外に開かれた組織に』」『日経新聞』8月6日、夕刊
- 2008
- 「人類学の国際シンポ: コンフリクトと協力」『毎日新聞』8月1日、夕刊
- 2008
- 「異文化を学ぶ-子どもと遊ぶ」『毎日新聞』3月28日、夕刊
- 2008
- 「30周年迎えた国立民族学博物館 松園万亀雄館長に聞く『開発』『援助』研究こだわる」『大阪日日新聞』1月6日、朝刊
- 2008
- 「国立民族学博物館30周年 開発と援助研究課題に-松園万亀雄館長に聞く」『岐阜新聞』1月6日、朝刊
- 2007
- 「学芸話題 国立民族学博物館30周年 グローバル化も反映 松園館長」『秋田さきがけ』12月28日、朝刊
- 2007
- 「『開発援助』研究課題に 国立民族学博物館が30周年」『高知新聞』12月26日、朝刊
- 2007
- 「国立民族学博物館開館30年 調査から開発・援助へ 松園館長 グローバル化の影響注視」『中國新聞』12月25日、朝刊
- 2007
- 「30周年迎えた民博のこれから 松園万亀雄館長に聞く 開発援助に知恵生かしたい グローバル化とローカル性焦点」『京都新聞』12月20日、朝刊
- 2007
- 「『画一化の波に危機感訴える』養老孟司氏と民博館長対談」『日経新聞』11月27日、夕刊
- 2007
- 「万博から民博へ 30年」『産経新聞』11月24日、夕刊
- 2007
- 「民博開館30周年 松園万亀雄館長に聞く 人類学の役割さらに大きく『グローカル展示』目指す」『神戸新聞』11月8日、朝刊
- 2007
- 「『30年たっても古びない建築』黒川記章さんを悼む」『朝日新聞』10月13日、朝刊
- 2007
- 「国立民族学博物館-来月開館30周年 異文化への寛容と、社会とのかかわりを 松園万亀雄館長に聞く」『産経新聞』10月10日、朝刊
- 2007
- 「異文化を学ぶ-花(9)除虫菊」『毎日新聞』5月30日、夕刊
- 2007
- 「国立民族学博物館開設30周年 松園万亀雄館長に聞く」『毎日新聞』1月19日,夕刊
- 2006
- 「萱野茂さん死去」『毎日新聞 北海道版』5月12日,夕刊
- 2006
- 「地域研新体制へ」『朝日新聞』3月18日,夕刊
- 2005
- 「交遊抄 鈴木のおじさん」日本経済新聞社3月11日朝刊
- 2005
- 「新春座談会 これからの長崎を考える」『長崎新聞』1月3日
- 2004
- 「広告特集 特別展アラビアンナイト大博覧会」『読売新聞』10月16日,夕刊
- 2004
- 「大阪・民博で「アラビアンナイト」展 イメージ変遷たどる」『神戸新聞』10月8日
- 2003
- 「アフリカの寡婦-"代理夫制度"積極的に活用」『讀賣新聞』夕刊 12月11日
- 2003
- 「近況往来 九州国博とも連携を」『西日本新聞』朝刊(2003.10.29)
- 2003
- 「シティライフインタビュー」『シティライフWEST』(2003.7.1)
- 2003
- 「おおさか元気録「みんぱく」をもっと広めたい」『サンケイリビング』(2003.7.1)
- 2003
- 「県人からの提言 国立民族学博物館館長 松園万亀雄」『長崎新聞』朝刊(2003.5.31)
- 2003
- 「ひと 異文化を知るならベッドの中まで」『毎日新聞』朝刊(2003.4.18)
- 2003
- 「語る 学会との連携を強化」『日本経済新聞』夕刊(2003.4.5)
雑誌等
- 2008
- 巻頭言「実践人類学と開発援助」『ワールドトレンド』4月号アジア経済研究所 p.1
- 2007
- 「【連載】館長は語る―国立民族学博物館館長松園万亀雄」( 論壇 人間文化 第2号,pp.203-213)
- 2007
- 「特集『博物館が変わる・展示が変わる』MUSEUM REPORT3 『フォーラムとしての博物館』」(Cultivate NO.31,pp.22-23,(2/8))
- 2007
- 「特集-グローバル化の時代と人材育成 『国際貢献できる人を育てる教育システム-通り過ぎずに現地の人と交わろう-』」(阪大ニューズレターNo.38,pp.5-8,12/1)
- 2007
- 「On the 30th Anniversary of Minpaku "An Interview with the Director-General」 (MINAPAKU Anthropology Newsletter,pp.1-7)
- 2007
- 「社会人類学と開発援助をより密な関係に」pp.56, VOICEtoJICA 国立民族学博物館館長松園万亀雄「よりよく現地の社会と人を知る」pp.55, (JICAmonthly26号(11/1))
- 2007
- 「開館30周年記念特別対談『国際協力に民族学の知識と経験を』」(月刊みんぱく11月号,pp.02-09)
- 2007
- 「研究機関としても中心的役割を担う”みんぱく”」文部科学省教育通信2007 6月25日号June No.174pp.10-15
- 2007
- 「博物館から旅は始まる」『池澤夏樹の旅地図』(株)世界文化社 pp.252-266
- 2007
- 「国立民族学博物館30周年」『ミュゼ』第79号, pp.15-17,(株)アム・プロモーション
- 2006
- 「Minpaku and Anthropology in Practice」(MINPAKU Anthropology Newsletter,23,pp.1-2)
- 2006
- 「文化をわかるとは」『TOYRO BUSINESS』112号 p.1
- 2004
- 「Bird's eyeメイン特集 21世紀の風」『Bird's Eye』5月号
- 2004
- 松園万亀雄・大塚和夫「新春特別対談 実践的人類学をめざして」『月刊 みんぱく』1月号 pp.2-7 千里文化財団(2004.1)
- 2004
- 「Bird's eyeメイン特集 21世紀の風」『Bird's Eye』5月号
- 2003
- "Building an Open House" MINPAKU Anthropology Newsletter No.16,pp.1-4,National Museum of Ethnoloy(2003.6)
- 2003
- 「日本にいながら楽しむ世界の文化を巡る旅」『NEO』pp.5-10(カード会社広報誌)(2003.6)
- 2003
- 「次代をひらく新風 松園万亀雄新館長にきく」『月刊みんぱく』pp.2-5,千里文化財団(2003.4.5)
館外活動(大学教育、社会活動等)
- ナイル・エチオピア学会評議員
- 長崎大学熱帯医学研究所将来構想諮問委員会委員
- 適塾記念会理事、関西サイエンスフォーラム理事
- 財団法人なら・シルクロード博記念国際交流財団シルクロード学研究センター研究評議員
- 財団法人坂田記念ジャーナリズム振興財団理事
- 放送大学客員教授
- 彩都(国際文化公園都市)建設推進協議会特別委員
- 財団法人東方学会機関代表評議員、財団法人日本ユニセフ協会大阪支部評議員
- 雇用・能力開発機構私のしごと館支援協議会委員、財団法人国際高等研究所評議員
- 財団法人日本博物館協会理事
- 長崎大学熱帯医学研究所運営委員会委員
- 財団法人大阪21世紀協会評議員
- 財団法人大阪府文化財センター理事
- 独立行政法人国立国際美術館評議委員会評議員
- 平城遷都1300年記念事業協会評議員
- 財団法人大阪国際児童文学館経営評価委員及び経営懇談会委員
- (株)自然総研 アドバイザリースタッフ