国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。
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スタッフの紹介

大塚和義
大塚和義OHTSUKA Kazuyoshi
国立民族学博物館・名誉教授
専門分野
各個研究
個人ホームページ

経歴

学歴
  • 明治大学文学部卒(1964)
  • 立教大学大学院修士課程修了(1968)
職歴
  • 埼玉県立博物館学芸員(1971)
  • 国立民族学博物館助教授(1976)
  • 国立民族学博物館教授、総合研究大学院大学教授併任(1992)
  • 放送大学客員教授(博物館学)(1994)
  • 国立民族学博物館定年退職(2005)
  • 総合研究大学院大学名誉教授(2005)
  • 国立民族学博物館名誉教授(2005)
  • 大阪学院大学国際学部教授(2005)
  • 学位

    文学修士(立教大学大学院史学専攻 1968)

    専門分野

    アイヌ民族学、北方民族学、博物館学

    研究のキーワード

    日本、アイヌ、北方民族

    所属学会

    日本文化人類学会、日本考古学協会、日本民俗学会

    業績

    著書
    1995
    『アイヌ 海浜と水辺の民』 新宿書房
    1994
    『博物館学I-多様化する博物館』 放送大学教育振興会
    1988
    『草原と樹海の民』新宿書房
    編著書
    2005
    『日本海学の新世紀5 交流の海』大塚和義・小泉格・丹羽昇編 角川書店。
    2003
    『アイヌ文化振興法制定5周年記念フォーラム「再生する先住民文化―先住民族と博物館』大塚和義・吉田憲司(共編)、国立民族学博物館
    2003
    『北太平洋の先住民交易と工芸』 思文閣出版
    2001
    『ラッコとガラス玉―北太平洋の先住民交易』千里文化財団  
    2001
    『博物館学Ⅱ―現代社会と博物館』( 韓国語版・ 洪 鐘佖訳) (財)韓国博物館協会・ 韓国博物館学会
    1995
    『博物館学II-現代社会と博物館』放送大学教育振興会
    1993
    『アイヌモシリ-民族文様から見たアイヌの世界』国立民族学博物館
    1977
    『北・中央アジア民族誌の文献目録の目録ノート』国立民族学博物館共同研究・研究代表者大塚和義<北・中央アジア民族誌の基本文献に関する基礎調査>資料1991『谷 元旦<蝦夷風俗図式・蝦夷器具図式>』安達美術
    論文等
    2005
    「環日本海における毛皮の生産と流通」大塚和義・小泉格・丹羽昇編『日本海学の新世紀5 交流の海』210-222,角川書店。
    2004
    'International Cooperation on Museology to Be Discontinued'Co-Operation, Newsletter for the Minpaku Seminar on Museology 2004, International Cooperation Committee on Museology, pp.3-4
    2004
    「現代におけるアイヌ民族自立運動に関する諸問題――近代の同化政策から現在の新法制定論議まで」『<国立民族学博物館調査報告50>少数民族の文化と社会の動態――東アジアからの視点――』横山廣子編 国立民族学博物館、pp.137-145
    2004
    「<表紙写真の説明>木彫のランプ「ヤオシケプ(クモ)」」『月刊みんぱく』28-2 千里文化財団 
    2004
    「伝統と前衛の往復運動」『季刊民族学』107号 千里文化財団、p.91
    2004
    「<World Art Gallery>アイヌの木彫」『季刊民族学』107号 千里文化財団、pp.81-91
    2004
    「木彫家としての萱野茂」『アイヌを語る アイヌが語る』(特別展図録『アイヌからのメッセージ――ものづくりと心――』付録) 国立民族学博物館、pp.2-5
    2004
    野本正博、貝澤真紀、大塚和義、吉田憲司「<座談会>伝統をきりひらき未来をつむぐアイヌ工芸」『アイヌを語る アイヌが語る』(特別展図録『アイヌからのメッセージ――ものづくりと心――』付録) 国立民族学博物館、pp.2-11
    2004
    「木彫家としての萱野茂」『月刊みんぱく』28-1 千里文化財団、p.11
    2003
    「<鑑賞席>特別展アイヌからのメッセージ――ものづくりと心――」『文部科学時報』1533 ぎょうせい、p.83
    2003
    野本正博、貝澤真紀、大塚和義、吉田憲司「<特別展関連座談会>伝統をきりひらき未来をつむぐアイヌ工芸」『月刊みんぱく』27-12 千里文化財団、pp.2-9
    2003
    「<書評>萱野茂著『五つの心臓を持った神』」『週刊読書人』2510 読書人、p.7
    2003
    「ヒグマ」『世界民族博物誌』『月刊みんぱく』編集部、pp.147-149
    2003
    「アイヌの衣服と工芸」『国土交通』 運輸振興会、pp.60-61
    2003
    ' Ainu Handicraft - Tracing Its History ' 『アイヌからのメッセージ―ものづくりと心―( Message from the Ainu: Craft and Spirit)』 財団法人アイヌ文化振興・研究推進機構、pp.136-144
    2003
    「アイヌ工芸、その歴史的道程」『アイヌからのメッセージ―ものづくりと心―』 財団法人アイヌ文化振興・研究推進機構、pp.128-135
    2003
    「アイヌの文化」『国立民族学博物館展示ガイド 改定新版』国立民族学博物館、pp.93-100
    2003
    「<総論>北太平洋の先住民交易と工芸」、大塚和義編『北太平洋の先住民交易と工芸』、思文閣出版、pp.5-15
    2003
    「ウリチの帯・クイウマリ―存在の確認とその意味」、大塚和義編『北太平洋の先住民交易と工芸』 思文閣出版、pp.111-113
    2003
    「アムール川流域先住民の魚皮衣」、大塚和義編『北太平洋の先住民交易と工芸』、思文閣出版、pp.128-133
    2003
    「<講演要旨>『熊と玉』」、『北海道埋蔵文化財センター年報』4、pp.29-34
    2003
    「<巻頭言>アイヌの信仰にみる資源循環の思想」、『ファイナンス』447、財団法人大蔵財務協会
    2002
    「<インタビュー>アイヌ文化の原像―交易の民としてのアイヌ」(聞き手・赤坂憲雄)、『東北学』7、東北芸術工科大学東北文化研究センター、pp.55-73
    2002
    <資料と通信>国立民族学博物館におけるアイヌ外来研究員受入れについて」 『民博通信』第96号 99-109頁
    2001
    「 ギャラリートーク<北>の文化を再評価する」 『月刊みんぱく』第290号千里文化財団11-13頁
    2001
    (大塚和義・佐々木史郎・岸上伸啓)「 誌上フォーラム 交易の民が<北>のイメージをくつがえす」 『季刊民族学』98 千里文化財団 17-45頁
    2001
    (<特別鼎談>大塚和義・大島稔・菊池俊彦)「 ラッコの道、 ガラス玉の道」 『月刊みんぱく』第289号 千里文化財団 2-9頁
    2001
    「毛皮交易者としてのアイヌ」 大塚和義編著『ラッコとガラス玉―北太平洋の先住民交易』千里文化財団 36-39頁
    2001
    「北太平洋の先住民交易」 大塚和義編著『ラッコとガラス玉―北太平洋の先住民交易』千里文化財団 15-19頁
    2001
    「ガラス玉の道 旅するガラス玉」 大塚和義編著『ラッコとガラス玉―北太平洋の先住民交易』千里文化財団 11-13頁 
    2001
    「ラッコの道 時空を超えたラッコたち」 大塚和義編著『ラッコとガラス玉―北太平洋の先住民交易』千里文化財団 8-10頁
    1999
    「和人を魅了した蝦夷細工-手拭い掛けを例にして-」『民博通信』84号 国立民族学博物館 pp.126-129
    1999
    「民族誌からみたエゾスカシユリ-アイヌ・ウイルタ・ニヴフ-」『大阪学院大学人文自然論叢』38 大阪学院大学人文自然学会 pp.32-38
    1999
    「首都圏におけるアイヌ運動組織の歩み」青柳清孝・松山利夫編『先住民と都市人類学の新しい地平』青木書店 pp.93-103
    1999
    「資料と情報 アイヌからのメッセージ・報告と討論のまとめ(文部省国際シンポジウム「岐路に立つ狩猟採集社会」アイヌセッション2)」『民博通信』85号 国立民族学博物館 pp.113-127
    1999
    “Tourism, Assimilation, and Ainu Survival Today”,In William W. Fitzhugh and Chisato O.Dubreuil (eds.) AINU Spirit of a Northern People, pp.92-95, Arctic Studies Center, National Museum of Natural History, Smithsonian Institution in association with University of Washington Press
    1999
    “Itaomachip: Reviving a Boat-Building and Trading Tradition”In William W. Fitzhugh and Chisato O.Dubreuil (eds.) AINU Spirit of a Northern People, pp.374-376,Arctic Studies Center, National Museum of Natural History, Smithsonian Institution in association with University of Washington Press
    1996
    「アイヌにおける観光の役割-同化政策と観光政策の相克」石森秀三編『観光の20世紀』ドメス出版学会 pp.11-32
    1996
    ‘Exhibiting Ainu Culture at Minpaku: A Reply to Sandra A.Niessen’ ”Museum Anthropology” Vol.20 No.3 pp.108-119, American Anthropologist Association
    1995
    「ニヴフのアザラシ猟と送り儀礼」『国立民族学博物館研究報告』19巻4号 pp.543-585
    1993
    「アイヌ風俗の和人社会における変容・模倣について-アットゥシ衣を中心に」埴原和郎編『日本人と日本文化の形成』朝倉書店 pp.109-124
    1993
    「アイヌにおける雑穀栽培とその社会的役割-おもに17世紀以後の様相」佐々木高明編『農耕の技術と文化』 集英社 pp.82-99
    1992
    「谷 元旦『毛夷武餘島圖』について」『民博通信』57号 国立民族学博物館 pp.88-94
    1992
    「サハリン島の河海とツンドラ-覚書」『民博通信』58号 国立民族学博物館 pp.43-47
    1992
    「アイヌ文化のダイナミズム」『古代史を語る』朝日選書 pp.311-325
    1991
    「アイヌ関係資料の国内コレクション所在調査とその民族学的研究への活用」『民博通信』53号 (石川直章と共筆) pp.43-50 国立民族学博物館
    1990
    「アイヌ(日本)-民族的復権と自立をめざして」『文化人類学』7 アカデミア出版会 pp.39-48
    1987
    「梟送り―コタンコルカムイ・イオマンテ」『季刊民族学』42 千里文化財団 pp.81-84
    1987
    「サハリン州郷土博物館のピウスツキ資料」『国立民族学博物館研究報告別冊』5号 pp.131-143
    1987
    「19世紀中葉以前におけるアイヌの通過儀礼―松浦武四郎筆画『蝦夷風俗画誌』稿本を中心に」『国立民族学博物館研究報告』10巻2号 pp.513-550
    1985
    「モンゴル民族にみる中国の少数民族教育」『民博通信』29号 pp.18-23 国立民族学博物館
    1978
    「磯漁具に投影された集団と個人」『国立民族学博物館研究報告』3巻2号 pp.300-312
    1977
    「アイヌの諸系統-墓標による抽出II」『埼玉県立博物館紀要』3 埼玉県立博物館 pp.49-54
    1977
    「アイヌのキテ(回転式離頭銛)の諸系列-形態分類と編年」『国立民族学博物館研究報告』1巻4号 pp.778-822
    1975
    「アイヌの諸系統-墓標による抽出I」『埼玉県立博物館紀要』1 埼玉県立博物館 pp.32-41
    1968
    「オホーツク文化の偶像・動物意匠遺物-その信仰形態の再構成の試み」『物質文化』11号 物質文化研究会
    口頭発表等
    2005
    基調講演「開催の主旨と民博所蔵本について」大塚和義教授定年退職記念シンポジウム「夷酋列像を読み解く」国立民族学博物館(2005.3.19)
    2004
    国立民族学博物館友の会講演会「アイヌの工芸――歴史と現在(特別展関連)」 千里文化財団(2004.1.10)
    2003
    「鳥居龍蔵とアイヌ文化」 徳島県立博物館(2003.7.21)
    2003
    「沙流アイヌの伝統的生活空間再生の意義-「アイヌ学」の視点から-」(イオル文化大学) 平取町教育委員会(2003.7.12)
    2003
    「北方民族文化からみた古墳時代のアクセサリー」 大阪府立近つ飛鳥博物館(2003.6.8)
    2003
    「日本海学推進機構設立記念シンポジウム」、財団法人とやま国際センター(2003.2.10)
    2002
    「アイヌの人々・先住民族の人権」、生駒市教育委員会(2002.9.19)
    2002
    「アイヌ工芸の美―文様にいきづく民族のこころ」展・記念講演「アイヌ工芸、その技と美(加藤町子と対談)、思文閣美術館(2002.9.3)
    2002
    「森の民のまつり―クマ送りの世界―」、大阪府立弥生文化博物館(2002.8.31)
    2002
    「熊と玉」、北海道立埋蔵文化財センター(2002.6.22)
    2002
    アイヌ文化振興法制定5周年記念フォーラム「再生する先住民文化と博物館」のコーディネイトと司会(吉田憲司と共同)、財団法人アイヌ文化振興・研究推進機構と国立民族学博物館共同主催(2002.11.2)
    2002
    「総括と研究成果の取り纏めについて」『北太平洋における先住民の経済システム』(2002.3.10)
    2002
    「北の視点から アイヌ文化と周辺世界」アイヌ民族の歴史・文化講演会『南と北の視点から 北海道とその周辺世界との関わり』主催札幌市(2002.3.2)
    2002
    「特別展の開催について」『北太平洋における先住民の経済システム』(2002.1.13)
    2001
    「北太平洋の先住民交易と海獣狩猟」国立民族学博物館特別展関連第3回巡回ゼミナール『海獣狩猟と交易の世界』(網走市)(2001.11.25)
    2001
    「山丹交易について」国立民族学博物館特別展関連第2回巡回ゼミナール『北方の交易世界』(札幌市)(2001.10.27)
    2001
    「アイヌ紋様あれこれ」平取町立二風谷アイヌ文化博物館特別展フォーラム『モレウの形と心』(北海道平取町二風谷)(2001.10.21)
    2001
    「環日本海の先住民交易―アイヌの視点から」国立民族学博物館特別展関連第1回巡回ゼミナール『日本海学からみた環日本海における交易―蝦夷知産物の拡散―』(富山市)(2001.10.14)
    2001
    「基調講演:北太平洋における先住民交易と工芸」  平成13年度文部科学省国際シンポジウム『北太平洋における先住民交易と工芸』(国立民族学博物館)(2001.10.2)
    2001
     「北太平洋の先住民交易と工芸」みんぱくゼミナ-ル(2001.9.15)
    2001
    「仮面芸術を語る―日本海学の視点から」『第8回ベセト演劇祭』主催第8回ベセト演劇祭実行委員会(富山県利賀村)(2001.9.8)
    2001
    「日本文化にみられるアイヌ文化」『財団法人アイヌ文化振興・研究推進機構平成13年度啓発講演会』(新潟市)(2001.7.7)
    1997
    「現代におけるアイヌ自立運動に関する諸問題-近代の同化政策から現在の新法制定論議まで」 文部省国際シンポジウム 国立民族学博物館(1997.2)
    1994
    「アイヌ民族にとって、観光はなにをもたらしたか-近代国家日本の同化政策によるアイヌ文化の否定と肯定」20世紀における諸民族文化の伝統と変容・シンポジウムⅢ-観光の20世紀 国立民族学博物館(1994.10)
    1990
    「20世紀以前の風俗画に見られるアイヌ民具の体系」日本民族学会第26回研究大会 日本民族学会 国立民族学博物館(1990.5)
    1988
    「アイヌの祭りの創造-あらたな民族の魂」日本民族学会第25回研究大会 日本民族学会 愛知県(1988.5)
    展示活動
    2001
    特別展「ラッコとガラス玉─ 北太平洋の先住民交易」実行委員長(2001.9.20~2002.1.15)

    代表者を務めた研究・プロジェクト

    関連ページ