国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。
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現地嫌いなフィールド言語学者、かく語りき。  September 1, 2019 Publication

YOSHIOKA Noboru

創元社

出版物情報

主題・内容

フィールド言語学者である著者による、(フィールド)言語学そのもの、調査をしている個別言語、当該地域(パキスタン北部とインド北西部)などの紹介をする、全編書き下ろしエッセイ集。

おすすめのポイント(読者へのメッセージなど)

多様性の大切さが説かれ始めている昨今の世の中、フィールドが嫌いなフィールド研究者が居てもいいじゃないか。そういう気持ちで心情を吐露しつつ、ついでに言語学や言語を紹介するスタイルだと、ご諒承下さい。

 

家族の人類学――マレーシア先住民の親族研究から助け合いの人類史へ  July 31, 2019 Publication

NOBUTA Toshihiro 著

臨川書店
【各個研究成果】

出版物情報

  • 出版社:臨川書店 出版社ホームページはこちら
  • 定価:2,800円(税抜)
  • ISBN:9784653043850
  • 判型:四六判
  • 頁数:264頁
  • 各個研究 東南アジアの文化に関する人類学的研究 成果

主題・内容

マレーシアの先住民オラン・アスリの歴史を紐解きながら、彼らの親族システムの成り立ちを詳述するとともに、現在の調査村の親族組織と新たな関係性について分析を行ない、人類にとって家族とは何か、親族とは何かを問う試論的書。

『ガラン版 千一夜物語』全6冊  July 18, 2019 Publication

アントワーヌ・ガラン、NISHIO Tetsuo 訳

岩波書店
【NIHU基幹研究プロジェクト成果】

出版物情報

  • 出版社:岩波書店 出版社ホームページはこちら
  • 定価:3,500円(税抜)
  • ISBN:9784000287739
  • 判型:四六判・上製函入
  • 頁数:平均320頁
  • NIHU基幹研究プロジェクト「現代中東地域研究」成果

主題・内容

18世紀初頭、フランス人アントワーヌ・ガランによって最初にヨーロッパに紹介されたガラン版『千一夜』(仏語)をもとに、最新の研究成果を踏まえて読みやすい現代の日本語に、西洋語以外では初めて全巻を翻訳。

資源化される「歴史」――中国南部諸民族の分析から  March 20, 2019 Publication

長谷川清、河合洋尚(編)

風響社
【共同研究成果】

出版物情報

主題・内容

中国では正統とされる通史だけでなく、各民族集団の間で伝えられてきた複数の「歴史」があります。この本は、後者の「歴史」が近年いかに文書や景観などの形で資源化されはじめたのかを読み解いています。

殴り合いの文化史  April 30, 2019 Publication

樫永真佐夫(著)

左右社

出版物情報

主題・内容

人間が拳で殴る暴力と社会の中でどのように向き合い、あるいはそれを文化として発展させてきたのかを、古今東西の事例から文化史的に探り、また、とりわけボクシングというスポーツの発生と発展のプロセスをたどる。

おすすめのポイント(読者へのメッセージなど)

暴力と文化の関わりを出発点として、人間という存在について、抽象論に陥らずに考えている。
小ネタ豊富なので、読み物として楽しんでいただけるのでは。

ケアが生まれる場 他者とともに生きる社会のために  April 26, 2019 Publication

森明子(著)

ナカニシヤ出版

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出版物情報

主題・内容

福祉国家モデルは破綻しつつあり、家族と社会の閾は流動化している。 本書はこの流動的な局面で何が起こっているか、ケアという視点から描き出す。他者とともに生きる社会のためにケアがもつ潜在力を明らかにする。

子どもたちの文化史――玩具にみる日本の近代  March 31, 2019 Publication

是澤博昭、HIDAKA Shingo(編)

臨川書店
【共同研究成果/基幹研究成果】

出版物情報

主題・内容

本書は、大阪府から国立民族学博物館に寄贈された大阪府指定文化財の

聖地のポリティクス―ユーラシア地域大国の比較から  March 20, 2019 Publication

杉本良男、MATSUO Mizuho(編)

風響社
【共同研究成果】

出版物情報

主題・内容

ユーラシア地域大国であるロシア、中国、インドにおける聖地の政治経済学を比較することを通じて、社会主義的近代を経験した地域における宗教の現代的意義を問い直すとともに、西欧主導の聖俗論を再考する。

家族・民族・国家—―東アジアの人類学的アプローチ  March 20, 2019 Publication

韓敏(編)

風響社
【機関研究成果】

出版物情報

主題・内容

本書は日・中・韓・米・台湾・香港の人類学者による民博共同研究の成果である。家族のディスコースと実態、「民族」構築の系譜、国家と社会関係のパラダイムという3方向から、世紀の中国研究に新たな視座を提示した。

アラブ音楽  March 20, 2019 Publication

シモン・ジャルジー著、水野信男監修、西尾哲夫・岡本尚子訳

 白水社

左右社

出版物情報

主題・内容

中東・北アフリカを舞台に育まれてきた音文化のなかでも、音楽に焦点をしぼり、歴史、特徴、楽器などについてわかりやすく解説。

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