みんぱく映像民族誌
みんぱくでは、1974年の創設以来、世界各地でのフィールドワークにもとづいて、人びとの生活や儀礼、芸能や音の文化などを映像によって記録し、映像作品として公開してきました。それらをより広く公開し、研究や教育に役立てていただくため、2010年より「みんぱく映像民族誌」DVDシリーズを製作し、全国約600の大学や研究機関、国公立の図書館等に配付しています。
「みんぱく映像民族誌」の利用について
「みんぱく映像民族誌」は、研究・教育目的の視聴用として全国の大学や研究機関、国公立の図書館等に配付しております。まだ所蔵されていない図書館で配付を希望される場合、残部のあるものは寄贈いたしますのでご連絡ください。 また、研究会や授業など、非営利での学術研究・教育目的での上映にもご利用いただけますので、まずはお近くの図書館にお問い合わせください。 近隣の図書館に所蔵されていない、または図書館が貸出をおこなっていない場合、みんぱくの資料利用規程にそって申請をしていただきますと、貸出(郵送料:申請者負担)が可能ですのでお問い合わせください。但し、審査には10日前後かかる場合がございますのでご了承ください。
[お問い合わせ先]
国立民族学博物館 情報課 映像音響係
TEL:06-6878-8404 MAIL:mmds★minpaku.ac.jp (★を@でおきかえてください)
※本館展示場2階インフォメーション・ゾーンの「ビデオテーク(無料) 」では、 「みんぱく映像民族誌」に収録している映像を含め、約700の番組を視聴できます。
また、ビデオテークデータベース上で「貸出可能」マークの付いている番組は、教育・研究目的のご利用には、貸し出しできる場合がありますのでお問い合わせください。
みんぱく映像民族誌DVD シリーズ一覧
下記一覧からシリーズ名をクリックすると、詳細をご覧いただけます。
第1集 伝統をつなぐ中東世界
1200年前の都市に生きる
[29分]
製作年:2002年
撮影年:2000年6月~7月
迷路のような旧市街と近代的な新市街が共存する、人口32万人の都市フェズ。 モロッコの古都の活気ある現在を紹介する。
広がるアラブの大衆芸能
[54分]
製作年:2004年
撮影年:2002年12月~2003年6月
中東発祥のベリーダンス。今や世界各国で習う人が増え、グローバル化が始まっている。
第2集 現代アフリカの都市
[34分]
製作年:2001年
撮影年:1999年3月
アパルトヘイト廃止以降、拡大するスラム。南アフリカ各地から集まってきた住人たちの前向きに生きる日常を記録した。
ケニア北東州ガリッサで活動する日本のNGO
[23分]
製作年:2004年
撮影年:2003年2月~3月
ケニア北東州は多くの遊牧民が暮らす地域。日本のNGO活動に注目して、遊牧民にとっての学校教育の意義を問う。
[10分]
製作年:2004年
撮影年:2003年2月~3月
ケニアの首都ナイロビは豊かな自然と野生動物が観光の目玉。今日も大勢の観光客がジラフセンターを訪れる。
ケニア北東州ガリッサの家畜市
[12分]
製作年:2004年
撮影年:2003年2月~3月
今日は水曜日。普段は閑散としている広場に牛やトラックがあふれ、真剣な売買の駆け引きがあちこちで行われる。
ナイロビの今
[25分]
製作年:2004年
撮影年:2003年2月~3月
ケニア政府は治安回復のため、ストリート・チルドレンの移住にのりだした。最後まで残る子どもたちを通してナイロビの今を見る。
第3集 世界のチャルメラ
ブルガリアのズルナ奏者 サミール・クルトフ
[39分]
製作年:2008年
撮影年:2006年11月
ブルガリアの民族楽器ズルナ演奏の名手、サミール。彼の日常生活からその優れた演奏の秘訣に迫る。
[33分]
製作年:2009年
撮影年:2006年11月
トルコ人の生活と儀礼に欠かせない、ダブルリードの管楽器ズルナ。演奏者たちの活動を紹介する。
南インド・カルナータカ州のバサヴァンナ
[34分]
製作年:2008年
撮影年:2006年1月~2月
バサヴァンナの人たちはインド南部の各地を、牛を使った芸を披露しながら移動生活を送る芸人集団である。
第4集 こんぶ漁
北海道・えりも町目黒の日高昆布
[57分]
製作年:2009年
撮影年:2006年9月~2008年3月
日本の味として欠かせないこんぶ。天日で干され、選葉され、厳しい検査を受けたのち各地へ出荷される。
第5集 中国雲南西北部少数民族の宗教儀礼
[62分]
製作年:2009年
撮影年:2007年9月~10月
漢族地域ではほとんど見られなくなった死者に対する子孫の孝の観念を色濃く残す葬礼の細部を雲南省大理盆地で収録している。
[54分]
製作年:2009年
撮影年:2007年9月~10月
トンパ文化の再生に取り組むトンパ村で行われた災難除けの儀礼の一部始終を記録し、トンパの姿と儀礼文化の一端を紹介する。
第6集 ミャオ族の伝統文化
中国貴州省雷山県
[32分]
製作年:2008年
撮影年:2006年11月
苗年節(ミャオねんせつ)や闘牛大会を中心に、精巧な銀の装飾衣装や民族楽器の製作技術など、ミャオ族のさまざまな伝統文化を紹介する。
第7集 スンバの家を建てる
そしてスンバの人たちにとって家とは何か
[74分]
製作年:2010年
撮影年:2008年10月~11月
スンバの人たちは何のために、そしてどのように家を建てるのか。非常に高い屋根が特徴的な家の意味と、その成り立ちを知る。
第8集 怒 大阪浪速の太鼓集団
大阪浪速の太鼓集団
[85分]
製作年:2010年
撮影年:2006年~2010年
太鼓づくりで有名な大阪市浪速区で結成された太鼓集団「怒」。あらゆる差別をなくすために演奏を続ける彼らの思いを聞いた。
第9集 インド西部の女神祭礼
インド・グジャラートの女神祭礼ナヴァラートリー
[45分]
製作年:2008年
撮影年:2006年9~10月
若者達がダンスや衣装を披露するために意気込むナヴァラートリー。白熱する、特別な九日間を取材した。
[74分]
製作年:2011年
撮影年:2010年10月
インド西部の女神祭礼は時代とともに様変わりしている。変化のようすや村と町の祭りの違いを紹介する。
第10集 サーミ人の織機と織物
北極圏にのこされた手織機
[48分]
製作年:1997年
撮影年:1995年10月~11月
かつてヨーロッパでは錘り機を使った機織りが行われていた。北極圏に住む少数民族サーミ人が継承する古来の機織り技術を追う。
北極圏に暮らす人々の伝統的住まい
[52分]
製作年:1997年
撮影年:1995年10月~11月
トナカイとともに遊牧生活をおくっていたサーミ人。かつての生活を支えていた伝統的なすまいを紹介する。
第11集 チワン(壮)族の伝統文化
中国最大の少数民族
[44分]
製作年:2006年
撮影年:2004年9月
伝統的な文化がのこるチワン族。住居、芸能、行事、ベトナムとの国境貿易や観光開発の動きなどを紹介する。
中国広西チワン族自治区
[18分]
製作年:2006年
撮影年:2004年9月
チワン族の伝統的住まいには、ガスも水道もない。ホワンさん一家の生活と町に立つ市の様子をみる。
中国広西チワン族自治区
[19分]
製作年:2006年
撮影年:2004年9月
月餅(げっぺい)を食べ、ザボンを供える中秋節。町一番の大通りは、家族連れで賑わう。
第12集 今に伝わる日本の鋳造技術
石川県穴水町指定「明泉寺台燈籠」
[24分]
製作年:2012年
撮影年:2007年12月~2009年12月
能登半島地震により倒壊(とうかい)した穴水町指定文化財「明泉寺台燈籠」。研究者や職人など、さまざまな人の手を通じてよみがえる。
滋賀県・五個荘町
[71分]
製作年:1998年
撮影年:1995年5月~7月
梵鐘は溶かした青銅を鋳型に流し込んでつくる鋳物製品。型をつくる細心さ、溶けた青銅をあつかう一瞬に、300年の伝統をもつ西澤梵鐘鋳造所の技をみる。
第13集 中国青海省のトゥー(土)族
[55分]
製作年:2002年
撮影年:2000年7月
山間の平地で小麦栽培をいとなむ農耕民の土族。彼らの日常生活を特徴的な民族衣装や伝統歌謡とともに紹介する。
中国青海省
[10分]
製作年:2002年
撮影年:2000年7月
夏は祭りの季節。集まった人びとは華やかな衣装で歌を楽しむ。土族の民族衣装と歌謡を紹介する。
中国青海省土族の母語維持
[23分]
製作年:2002年
撮影年:2000年7月
1979年、文字をもたなかった土族語に表記法が考案された。文字表記を普及させるためのさまざまな試みをえがく。
第14集 ルーマニアの伝統と信仰
ニクラ修道院・生神女就寝祭(しょうしんじょしゅうしんさい)
[49分]
製作年:1997年
撮影年:1995年8月~9月
生神女とは聖母マリアのこと。伝統ある修道院での祭りに人びとのあつい信仰心をみる。
変わりゆく伝統と人々のくらし
[18分]
製作年:1997年
撮影年:1995年8月~9月
木造建築と民族衣装を誇ってきたこの地方にも、近代化の波が押し寄せてきている。
ルーマニア・マラムレシュ地方
[20分]
製作年:1997年
撮影年:1995年8月~9月
「陽気な墓」で有名な村のみやげものは毛織物。羊毛刈りから機織りまですべて人の手で行われる。
山の一日
[20分]
製作年:1997年
撮影年:1995年8月~9月
人里離れた山奥の放牧地で羊とともに夏をすごす男たち。彼らの一日の仕事を紹介する。
第15集 ラージャスターンの結婚式
[106分]
製作年:2013年
撮影年:2012年3月
伝統的儀式や価値観と現代的な流行が混じりあうヒンドゥー教徒の結婚事情に、関係者のインタビューも交えて迫る。
第16集 エストニアの伝統文化
[12分]
製作年:1999年
撮影年:1998年7月
森林と湖の国エストニア。フィンランド湾に面した北部と内陸の南東部の民家を比較しながら解説する。
[17分]
製作年:1999年
撮影年:1998年7月
エストニアの少数民族セトゥ人。昔ながらのパン作りやロシア正教の信仰など、かれらの生活について紹介する。
[18分]
製作年:1999年
撮影年:1998年7月
ロシア人の村が点在するエストニアの国境付近。湖に生きる漁師の一日をおう。
[30分]
製作年:2001年
撮影年:1998年7月
ロシアとエストニアにまたがる地域「セトゥ」。そこに住む人びとの生活と伝統を守ろうとする姿を紹介する。
第17集 沖縄のエイサー、大阪のエイサー
沖縄の旧盆
[85分]
製作年:2003年
撮影年:2001年8月~9月
沖縄県浜比嘉島のお盆では、霊を迎え楽しませるために、太鼓を打ちながら踊るエイサーが演じられる。
思(うむ)いの交わる場
[76分]
製作年:2003年
撮影年:2000年~2002年
大阪に住むウチナーンチュ(沖縄人)たちは、なぜ、大阪の地で沖縄の盆踊りであるエイサーを踊るのか。彼らの思いを聞いた。
第18集 米国南西部先住民の宝飾品
銀板に重ね合わせる伝統
[24分]
製作年:2011年
撮影年:2010年
アメリカ先住民ホピに伝わる銀細工づくり。その独特な制作技法と作品に表されるホピの伝統や世界観を見てみよう。
[27分]
製作年:2012年
撮影年:2010年
世界に広く知られる米国南西部先住民の宝飾品。その制作技法を紹介するとともに宝飾品産業の歴史と現状を解説する。
第19集 アイヌの魚皮布の衣装
[28分]
製作年:2013年
撮影年:2010~2011年
かつて樺太のアイヌの人々が作っていたサケの皮の衣装を、北海道のアイヌの人々が現代によみがえらせようと試みる。
第20集 南シベリアに住むトゥバの人々
[20分]
製作年:2013年
撮影年:2011,2012年
ロシア連邦の一つトゥバ共和国には約25万人のトゥバ人が住んでいる。トージャ地方では彼らはトナカイを飼って暮らしている。
[29分]
製作年:2013年
撮影年:2012年
中国新疆ウイグル自治区のハナス湖周辺には約3千人のトゥバ人が住んでいる。彼らはチンギス・ハーンの子孫だと自称している。
[28分]
製作年:2013年
撮影年:2012年
モンゴル国には約2万5千人のトゥバ人が住んでいる。バヤンウルギー県ではカザフ人とともに遊牧生活をしている。
[63分]
製作年:2012年
撮影年:2009,2011年
トゥバに魅せられて足しげくかようようになった研究者たちが、その現地での体験を語ることによって、トゥバの魅力を伝える。
第21集 セネガルの生活と文化
セネガルの衣装
[25分]
製作年:2002年
撮影年:2000年
おしゃれなセネガル人の衣生活を支える技術と人。さまざまな織り、染め、仕立てを都会と地方にさぐる。
奴隷の島から文化の島へ
[13分]
製作年:2002年
撮影年:2000年
ダカールの沖合3kmにある小さな島。博物館を訪ねながら、島の歴史と文化を振りかえる。
[12分]
製作年:2002年
撮影年:2000年
セネガルの日常を明るい色彩と独特の構図で描くガラス絵。世界的に有名なモール・ゲイ氏のアトリエから紹介する。
アフリカ・ソニンケの人々
製作年:2002年
撮影年:2000年
ここは出稼ぎの男たちの仕送りで豊かに暮らす村。仕送りにたよらず暮らせる道をさぐる人びとをえがく。
第22集 ネパールの結婚式
都市の結婚式
[28分]
製作年:2015年
撮影年:2013年
富裕なヒンドゥー司祭カースト(バフン)家族の結婚式。日数をかけ、儀礼を省略しない点で王族の結婚式に近いといわれる。
山村の結婚式
[28分]
製作年:2015年
撮影年:2013年
ヒマラヤを遠くに仰ぎ見ながら繰り広げられる結婚式。パンチャイ・バージャの伝統的な音楽が二人の門出を祝福する。
パンチャイバージャ
[16分]
製作年:2016年
撮影年:2013年
婚礼において仕立師・楽師カーストの人々によって演奏される、吉祥の音楽です。衰退しつつありますが、伝統文化として見直され始めています。
[19分]
製作年:2015年
撮影年:2013年
金細工カーストの職人が、女性を着飾る金の装飾品を制作する。それは色とりどりのビーズに通され、首飾りなどに仕上げられる。
第23集 北カメルーンの王さま
[30分]
製作年:1986年
撮影年:1985年
王をとりまく勇壮な家臣や宮廷の楽師たち。伝統文化の継承者であり、後援者である「王さま」たちを取材した。
[15分]
製作年:1986年
撮影年:1984年
ボゴ村の王様が、きらびやかな衣装をつけた騎士と騎馬行進する。にぎやかに行われる王の示威行為を記録。
[27分]
製作年:1986年
撮影年:1985年
カメルーン北部マルアに住む人びとの生活を紹介。
第24集 サンゴ礁の島に暮らす―ミクロネシア・モグモグ島―
ミクロネシア・モグモグ島
[101分]
製作年:1990年
撮影年:1988年
ミクロネシアの小さな島モグモグ島。料理や酒づくり、キリスト教の教会で行われた葬式など、人々の暮らしをえがく。
第25集 ラクダと人のかかわり―飼う、売る、食べる―
[18分]
製作年:2004年
撮影年:2003年
運搬用や現金収入源として遊牧民ソマリにとって大切なラクダ。その病気は民間療法で治療する。
[18分]
製作年:2004年
撮影年:2003年
遊牧民から仲買人を経て、都市の食卓へとのぼるラクダのミルク。遊牧民にとって大切な栄養源・現金収入源である。
[19分]
製作年:2004年
撮影年:2003年
ラクダ肉はソマリの人びとの栄養源。解体作業は早朝から始まり、毎日ガリッサ市民の食卓に並ぶ。
[13分]
製作年:2004年
撮影年:2003年
ケニア、ガリッサ。この町に暮らすソマリの女性たちにラクダ肉を使った煮込み料理の作り方をみせてもらった。
第26集 ネパールの30年
[26分]
製作年:2015年
撮影年:1982年、2013年
1982年に民博が取材した四家族を2013年に再訪した。30年の間にネパールはどう変わったのか、家族のその後から振り返る。
ネパール
[16分]
製作年:1991年
撮影年:1982年
一日中、大勢の人でにぎわうバザール。ここに集まるさまざまな品物と人をみる。
[19分]
製作年:1986年
撮影年:1982年
マーダルと呼ばれる伝統的な太鼓。その胴づくり、皮張り、調音とつづく製作工程をおう。
[16分]
製作年:1985年
撮影年:1982年
ヒンドゥーの神をたたえた舞踊に登場する仮面。土や紙をもちいた作り方には古来の技法が受けつがれている。
第27集 民俗芸能と軽業
岩手県大船渡市末崎町
[16分]
製作年:2016年
撮影年:2015年
震災で8年ぶりに開催された岩手県大船渡市末崎町の熊野神社の式年大祭における平組梯子虎舞の上演の様相を紹介する。
春祭りの獅子舞奉納
[42分]
製作年:2017年
撮影年:2015年
愛媛県今治市の十数カ所で春祭を中心に行われている継ぎ獅子は、3人から5人の演者が継いで演じられる軽業風の演技で知られる。
茨城県龍ケ崎市
[38分]
製作年:2017年
撮影年:2015年
茨城県龍ケ崎市の毎年7月の天王祭では、高さ十数メートルの柱の上とそこから張り渡した綱を伝い、曲芸風の演技の撞舞が行われる。
秋田県潟上市天王・男鹿市船越
[35分]
製作年:2017年
撮影年:2015年
東湖八坂神社では統人と呼ばれる人びとによって祭や行事が行われてきた。7月の天王祭では、蜘蛛舞や牛乗り神事が行われる。
神奈川県川崎市中原区新城
[20分]
製作年:2016年
撮影年:2015年
神奈川県川崎市中原区新城の新城神社秋季例大祭では、米俵を用いて力業の妙技を見せる囃子曲持が行われる。
第28集 中国雲南省大理盆地の回族
雲南省大理盆地のイスラム教徒
[12分]
製作年:2017年
撮影年:2010年、2012年
モスクとその周辺、墓地の映像を通して、ぺー族が多数派の大理で暮らす回族の人々の生活とエスニック・アイデンティティを描く。
中国雲南省大理
[33分]
製作年:2015年
撮影年:2012年
大理の回族はぺー語を話すが、このようにぺー族の花嫁が嫁いでくるのは珍しい。イスラム教徒と中国との両方の特徴がみられる結婚式。
雲南省回族の家屋落成式典
[24分]
製作年:2017年
撮影年:2010年、2012年
三階建ての家の新築祝いの礼拝に集まった村の人々。インタビューで家主は、一家で出稼ぎをして資金をためてきた経験を語る。
雲南省大理市南五里橋村の回族
[27分]
製作年:2017年
撮影年:2012年
回族のアラビア書道家がその腕前を披露する。インタビューでは書体と筆の種類、どのようにアラビア書道を学んだかを語る。
第29集 カラハリ砂漠の狩猟採集民
[12分]
製作年:2000年
撮影年:1999年
今では5人のハンターが残るだけになった、伝統的なサン人の毒矢狩猟。昔ながらの狩猟法を記録する。
[17分]
製作年:2000年
撮影年:1999年
地表水のないカラハリ砂漠で、人と家畜のいのちを支えるスイカ。スイカをめぐるサンの人びとの生活をえがく。
[18分]
製作年:2000年
撮影年:1999年
雨のふらない砂漠ならではの家づくり。一人の女性を中心に、サン人の家づくりをみる。
カラハリ砂漠の伝統治療
[18分]
製作年:2000年
撮影年:1999年
夜、病人をあつめ、たき火の回りで踊るドクター。悪霊を追いはらい、病気をなおすサン人の伝統医療をえがく。
[18分]
製作年:2000年
撮影年:1999年
伝統的な村をはなれ、砂漠のなかの新しい村で生き方をさぐるサンの人びと。どのように変わってゆくのだろう。
第30集 ネパールの楽師ガンダルバ
[15分]
製作年:1985年
撮影年:1982年
ネパールにすむ音楽家コミュニティのガンダルバ。その日々の生活と楽器づくりをさぐる。(ガイネは差別語とみなされ、現在はガンダルバと呼ばれる)
[92分]
製作年:2017年
撮影年:1982年、2016年
1982年に民博がネパールで映像取材を行なった楽師の村を34年後に再訪。生業や社会の変化を追った映像ドキュメント。
第31集 バイラヴ仮面舞踊
[43分]
製作年:2018年
撮影年:2016年、2017年
ネパールのポカラで6年おきに催される仮面舞踊。シヴァ神の憤怒の相であるバイラヴ神や女神など12の神々が、ヒンドゥー神話に基づき踊ります。
第32集 アリラン峠を越えていく―在日コリアンの音楽―
在日コリアンの音楽
[75分]
製作年:2018年
撮影年:2014年~2016年
在日コリアンの音楽は、かれらの歴史や生活を映し出している。過去を知り、未来を考えるための音楽のドキュメント。
第33集 フィリピン周縁地域の音楽
フィリピン・ミンダナオ島のゴング音楽
[22分]
製作年:2009年
撮影年:2008年
ミンダナオ島西部やスールー諸島に住むイスラム教徒の人たちによって伝承されてきたゴング音楽「クリンタン」の演奏を紹介する。
フィリピン・ルソン島 山地民の結婚式
[27分]
製作年:2008年
撮影年:2014年
フィリピン、ルソン島に住むカリンガの結婚式は、キリスト教会で式をあげたあと、花嫁の家で伝統的なゴング音楽を演じる。
[25分]
製作年:2008年
撮影年:2015年
フィリピン・ルソン島の山間部にあるバルバラサン村。村の生活に耳を傾けると、いろいろな音が聞こえてきます。
第34集 セネガルを越える人と地域ラジオ
ソニンケ民族の文化運動と地域ラジオ
[11分]
製作年:2019年
撮影時期:2017年
西アフリカの小さな地域ラジオが開催する文化週間の取材をとおして、多民族の連帯と地域の開発を目指す人びとの運動を紹介します。
今と昔をつなぐなりわい
[8分]
製作年:2019年
撮影時期:2017年
西アフリカのグリオは、昔から歴史や文化など社会の記憶を歌と音楽、踊りで語り継ぐ専門の人びとです。
ソニンケの文化週間を支える女性たち
[7分]
製作年:2019年
撮影時期:2017年
女性達はラジオ局の先導で小さな経済活動を営んでいます。ラジオ局主催の文化週間は女性グループによる伝統文化の紹介の場です。
ソニンケ民族の文化運動と地域ラジオ
[40分]
製作年:2019年
撮影時期:2017年
西アフリカの小さな地域ラジオが開催する文化週間の取材をとおして、多民族の連帯と地域の開発を目指す人びとの運動を紹介します。
セネガル・ソニンケの出稼ぎ社会
[52分]
製作年:2002年
撮影時期:2000年
ほとんどの成人男性がパリへ出稼ぎに行き、定年まで村との往復を繰り返します。パリで生活する彼らの思いや、村に残った家族の暮らしを紹介します。
第35集 ネパールのサーランギ音楽
[77分]
製作年:2019年
撮影時期:2016年~2018年
かつて楽師カーストのガンダルバのみが弾いてきた弓奏楽器サーランギ。ツーリズムと出合い、変化する演奏の形や生業を描きます。
[60分]
製作年:1984年
撮影時期:1982年
ネパールの弓奏楽器サーランギの制作工程を丹念に追い、その演奏と歌を収録した38年前の貴重な記録です。
第36集 常ならざる音―耳を通して異界とつながる―
耳を通して異界とつながる
[33分]
製作年:2019年
撮影年:2017年,2018年
音は想像力を刺激し、カミサマ、精霊といった見えない力に人間が働きかける祭や神事において、重要な役割を果たしています。
第37集 カンボジア クメール人の伝統芸能
カンボジアの大型影絵芝居
[19分]
製作年:2001年
撮影年:1999年~2000年
牛皮を使った人形作りからクメール語版『ラーマーヤナ物語』の上演まで、カンボジアが育てた芸能を紹介する。
[40分]
製作年:2001年
撮影年:1999年~2000年
スバエク・トムの第一人者ティー・チアンさん。熟練の演技者としての影絵に対するかかわりと将来への思いを語る。
カンボジアの小型影絵芝居
[16分]
製作年:2001年
撮影年:1999年~2000年
身近な題材と即興的なせりふが楽しいスバエク・トーイ。社会が落ち着くとともに活気を取り戻しはじめた。
カンボジアの仮面劇
[16分]
製作年:2001年
撮影年:1999年
ラカオン・カオルの意味は「サルの劇」。魔物クンパカーとサルが激しく戦う『リアムケー物語』の1場面をみる。