国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

研究会・シンポジウム・学会などのお知らせ

2013年11月30日(土)
《Simposio Internacional》Nuevos horizontes de los estudios de Chavín

  • 日時:2013年11月30日(土)10:00~17:30
  • 場所:国立民族学博物館 第6セミナー室
  • 一般公開(参加無料/申込不要/定員:20名[先着順])
  • 使用言語: スペイン語(通訳なし)
  • 主催: 国立民族学博物館 科学研究費補助金基盤研究(S)「権力の生成と変 容から見たアンデス文明史の再構築」(研究代表者:関雄二)
  • 協力: 古代アメリカ学会
  • 発表者:Daniel Contreras(ドイツ・キール大学)、Chrsitian Mesia(国立ペルー文化 博物館)、John Rick(スタンフォード大学)、井口欣也(埼玉大学)、関雄二 (国立民族学博物館)
  • コメンテイター:渡部森哉(南山大学)、芝田幸一郎(神戸市外国語大学)、松本雄一(山形大 学)、山本睦(国立民族学博物館)
 

趣旨

このたび、国立民族学博物館・科学研究費補助金基盤研究(S)「権力の生成と変容から見たアンデス文明史の再構築」プロジェクト(代表:關雄二)では、米国スタンフォード大学のジョン・リック准教授らチャビン・プロジェクトの中心メンバーを招へいし、以下のようにシンポジウムを開催いたします。リック准教授らは、現在、ペルー中部高地に位置するチャビン・デ・ワンタル遺跡を発掘調査し、さまざまな成果を上げています。ユネスコの世界遺産に登録されている同遺跡は、アンデス文明初期にあたる形成期の代表的な遺跡として、これまで文明起源論、図像研究など数多くのテーマを考古学者に提供してきました。しかしながら、従来の発掘調査は組織、体制の面で多くの問題を抱え、調査データの公表も不十分でした。リック准教授らは、最新の測量技術を導入し、詳細な建築データを収集するとともに、遺跡内の様々な区域を発掘調査し、出土品を分析することで、編年や空間の利用、儀礼の復元などに迫ろうとしています。今回のシンポジウムでは、そのプロジェクトの進行状況が披露されるだけでなく、近年同時代の遺跡を発掘している日本人研究者が持つデータとの比較を通して、チャビン・デ・ワンタル遺跡で起きた文化現象を相対化し、形成期社会の姿を捉え直していきたいと考えています。

プログラム

10:00~10:15 Introducción Yuji Seki (National Museum of Ethnology)
10:15~11:15 Vinculando las cronologías arquitectónicas, cerámicas, y estratigráficas en Chavín de Huántar: Implicancias del modelaje Bayesiano de los fechados 14C
Daniel Contreras (Institute for Ecosystem Research, Kiel University)
11:15~12:15 Convencer, adoctrinar y gobernar: estrategias del ejercicio de poder desde un área intermedia en Chavín de Huántar.
Chrsitian Mesia (Museo Nacional de la Cultura Pruana)
12:15~13:30 Almuerzo
13:30~14:30 Los resultados recientes de las excavaciones de Chavín de Huántar.
John Rick (Stanford University)
14:30~15:30 Kuntur Wasi y el problema Chavín
Kinya Inokuchi (Universidad de Saitama)
15:30~15:45 Coffee Break
15:45~16:45 Kuntur Wasi y Pacopampa: Dos modos del proceso social del Período Formativo en la sierra norte del Perú.
Yuji Seki
16:45~17:30 Debate final y clausura