国立民族学博物館（みんぱく）は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

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2013年10月13日（日） ～10月14日（月・祝）
《機関研究成果公開》国際シンポジウム「博物館コレクションの中のシベリア、極東諸民族の文化―収集、保存、展示方法の検討」

  • 日時：2013年10月13日（日）～14日（月）
  • 場所：国立民族学博物館　第4セミナー室
  • 使用言語：日本語、ロシア語【同時通訳あり】
  • 一般公開（参加無料／事前要申込／定員80名［先着順］）
  • 連絡先：
    国立民族学博物館　佐々木研究室
    〒565-8511　大阪府吹田市千里万博公園10-1
    e-mail：sasaki★idc.minpaku.ac.jp
    ※★を＠に置き換えて送信ください。
 

趣旨

この国際シンポジウムの目的は、シベリアと極東ロシアの諸民族に関する博物館資料の形成史と保存方法、そして展示に関する諸問題を検討することにある。参加者は民族学的アプローチとともに、博物館学の新しい方法論も取り入れて、資料の歴史的、文化的価値の保存、そして文化の解釈としての展示という問題に取り組む。また、ロシアの中央、地方の博物館と、シベリアと極東諸民族の文化を研究する日本の研究者や博物館との対話を促進させることもこのシンポジウムの目的の一つである。

プログラム

10月13日（日）
9：30～10：00 参加者登録
10：00～10：20 開会式（報告者紹介、館長挨拶、事務連絡）
10：20～10：50 趣旨説明
10：50～11：40 講演1「17～20世紀における人類学民族学博物館の民族学資料収集に関する基本方針」
Pavlinskaya, Larisa Romanovna（ロシア科学アカデミー人類学民族学博物館シベリア部門長）
11：40～12：00 コーヒーブレイク
12：00～12：50 講演2　「ロシア民族学博物館のシベリア・極東諸民族資料の形成」Gorbacheva, Valentina Vladimirovna（ロシア民族学博物館シベリア極東諸民族部門長）
12：50～14：10 昼食、館内見学
14：10～15：50 セッション1
「シベリア・極東諸民族の生業と宗教の展示方法」
Sal'nikova, Irina Vladimirovn（ロシア科学アカデミーシベリア支部考古学人類学研究所付属シベリア極東諸民族歴史文化博物館館長）
「ザバイカル地方民族学博物館におけるブリヤートの物質文化資料」（仮題）
Miyagasheva, Surjana Borisovna（ザバイカル地方民族学博物館学芸員）
15：50～16：00 コーヒーブレイク
16：00～17：40 セッション2
「イルクーツク郷土博物館所蔵の東北アジア諸民族のコート類の特徴」
Chernyavskaya, Olga Aleksandrovna（イルクーツク郷土博物館学芸員）
「ザバイカル地方民族学博物館所蔵のロシア旧教徒（セメイスキー）関連資料」
Grechanik, Lyudmila Evgenievna（ザバイカル地方民族学博物館学芸員）
10月14日（月・祝）
9：00～10：20 セッション3
「ブリヤート共和国の博物館における資料の保存、研究、収集の諸問題」
Shobolova, Svetlana Igorevna（ザバイカル地方民族学博物館館長）
「シベリア諸民族文化の収集と展示に際しての資料の選別方法」
Shaglanova, Olga Andreevna（ザバイカル地方民族学博物館主任学芸員、国立民族学博物館外来研究員）
10：20～10：30 コーヒーブレイク
10：30～11：50 セッション4
「国立民族学博物館におけるシベリア・極東諸民族資料の収集、研究、保存、展示」
佐々木史郎（国立民族学博物館教授）
「北海道立北方民族博物館のシベリアおよび極東ロシア民族資料の収集と展示」
齋藤玲子（国立民族学博物館助教）・中田篤（北海道立北方民族博物館主任学芸員）
11：50～12：50 総合討論
12：50～13：00 閉会式