国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

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2014年12月21日(日)
公開シンポジウム「マヤ語からみた 言語と思考と脳」
科学研究費補助金・基盤研究(S)「OS 型言語の文処理メカニズムに関するフィールド言語認知脳科学的研究」関連

チラシダウンロード[PDF: 1.21MB]
  • 日時:2014年12月21日(日)10:00~17:20
  • 場所:国立民族学博物館 第5セミナー室
  • 一般公開(参加無料/申込不要/定員80名[先着順])
  • お問い合わせ:
    国立民族学博物館 民族文化研究部 八杉研究室
    yasugi★idc.minpaku.ac.jp  ※★を@に置き換えて送信ください。
 

趣旨

地球上では7000 以上の言語が話されています。語順はさまざまで、違う語順の言語の話者は、言語を司る脳の仕組みが違うのでしょうか?出来事を認識する際の思考の順序は同じなのでしょうか?この公開シンポジウムでは、日本語と正反対の語順をもつカクチケル・マヤ語(の話者)を対象に行われた貴重な研究の成果を一般の方々にも分かりやすく報告します。言語と思考と脳の関係について一緒に考えてみませんか?

プログラム

オープニング(司会:小泉政利)
10:00~10:05 開会の挨拶 八杉佳穂(国立民族学博物館)
10:05~10:20 趣旨説明 小泉政利(東北大学)
第一部:言語と脳(司会:里麻奈美)
10:20~10:45 「マヤ文明の魅力とマヤ諸語の特徴」
八杉佳穂(国立民族学博物館)
10:45~11:10 「カクチケル語の統語構造」
大滝宏一(金沢学院大学)
11:10~11:35 「カクチケル語の音韻構造」
那須川訓也(東北学院大学)
11:35~12:00 「反応時間から見るカクチケル語の語順」
木山幸子(国立長寿医療研究センター)
12:00~12:25 「カクチケル語の語順処理:脳科学からのアプローチ」
金情浩(東北大学)
12:25~12:50 「脳波から見るカクチケル語の語順」
安永大地(金沢大学)
12:50~14:00 昼食休憩
第二部:言語と思考 第二部前半(司会:金情浩)
14:00~14:25 「語順選好の普遍性と個別性」
小泉政利(東北大学)
14:25~14:50 「有生性の影響から探るカクチケル語の語順選択のからくり」
久保琢也(広島大学)
14:50~15:15 「ジェスチャーから探るカクチケル語話者の事象認知」
里麻奈美(沖縄国際大学)
15:15~15:30 休憩
第二部:言語と思考 第二部後半(司会:遊佐典昭)
15:30~15:55 「カクチケル語の基本語順:幼児による受動文の理解に基づく考察」
杉崎鉱司(三重大学)
15:55~16:20 「カクチケル語の基本語順:幼児によるwh 疑問文の理解に基づく考察」
小野創(津田塾大学)
16:20~16:45 「マヤ語話者の文理解」
玉岡賀津雄(名古屋大学)
16:45~17:10 "How do Mayans make speech sounds?"
Rinus Verdonschot(名古屋大学)
17:10~17:20 閉会の挨拶 八杉佳穂(国立民族学博物館)