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出版物情報
- 出版社:臨川書店 出版社ホームページはこちら
- 定価:3,600円(税抜)
- ISBN:978-4-653-04246-4
- 判型・体裁:A5版上製
- 頁数:224頁
主題・内容
20世紀後半、土地問題やテロリズムなどの影響により、都市への人口移動が進んだアンデス農村。本書は、そうした大きな社会変動を経験したアンデスの人びとが、村落と都市とのあいだで、自分たちの村の聖人信仰を力強く発展させてきた姿を描いたものである。
目次
第1章 アンデス農村の聖人信仰 ―今日的状況―
調査地概況/村落の聖人をめぐる宗教実践/村における聖人の位置づけの変容
第2章 村の聖人をめぐる諸相の変遷 ―歴史記録の解析―
『聖人台帳』について/聖人をとりまく人びとを通じてみた祭礼の動向/奉納品からみた聖人信仰をめぐる状況
第3章 村落から都市へ ―首都リマの移住者と聖人信仰―
都市移住の様態/リマに暮らす移住者の組織化/リマ移住者たちの聖人をめぐる実践
第4章 聖人をめぐる村落/都市 ―祭礼にかかる支援の様態―
サンタ・ロサ祭礼の経済基盤/村落における支援獲得方法/都市において展開される祭礼支援