館外での出版物
出版物情報
- 出版社:風響社 出版社ホームページはこちら
- 定価:3,600円(税抜)
- ISBN:9784894892422
- 判型:A5判
- 頁数:552頁
主題・内容
1980年代以降に中国大陸で現地調査が可能になってから、人類学者がどのように試行錯誤してフィールドワークをおこなってきたのか、年齢・性別・関心の異なる執筆者たちが実体験に基づいて論じた書籍。
目次
はじめに 西澤治彦・河合洋尚
問題提起 中国人類学のフィールドワークを巡る諸問題 西澤治彦
●第一部 フィールドの現場から
☆巻頭エッセー 私のフィールドワークを振り返って 末成道男
☆インタビュー 末成先生を囲んで 末成道男/瀬川昌久・桐本東太・西澤治彦
☆インタビュー 末成先生を囲んで 末成道男/瀬川昌久・桐本東太・西澤治彦
「反復型」調査の有効性
――広東省珠江デルタでのフィールドワークから 長沼さやか
――広東省珠江デルタでのフィールドワークから 長沼さやか
ハニ族の村で暮らす
――現地適応型フィールドワークの技法 阿部朋恒
――現地適応型フィールドワークの技法 阿部朋恒
「宗教」をはみ出す
――雲南におけるムスリムのフィールドワーク 奈良雅史
――雲南におけるムスリムのフィールドワーク 奈良雅史
チベット族とボン教のフィールドワーク
――縁をたぐり寄せ、できることをすること 小西賢吾
――縁をたぐり寄せ、できることをすること 小西賢吾
同僚として、調査者として 155
――広州の会社でフィールドワークした「私の経験」 田中孝枝
――広州の会社でフィールドワークした「私の経験」 田中孝枝
フィールドワークにおける協働関係
――陝北農村に「日本の女」として暮らす 丹羽朋子
――陝北農村に「日本の女」として暮らす 丹羽朋子
貴州省で山歌と出会う
――出来事指向のフィールドワーク 梶丸 岳
――出来事指向のフィールドワーク 梶丸 岳
座談会 現代中国におけるフィールドワークの実践
稲澤努、藤野陽平、横田浩一、小林宏至、兼城糸絵、川瀬由高、河合洋尚
稲澤努、藤野陽平、横田浩一、小林宏至、兼城糸絵、川瀬由高、河合洋尚
●第二部 フィールドワークと民族誌
☆巻頭エッセー 現地調査で学んだこと──エスニック・グループという視点 田仲一成
☆インタビュー 田仲先生を囲んで 田仲一成/瀬川昌久・西澤治彦
☆インタビュー 田仲先生を囲んで 田仲一成/瀬川昌久・西澤治彦
中国社会のフィールドワークの可能性
――華北地域における共同調査の経験から 佐々木 衞
――華北地域における共同調査の経験から 佐々木 衞
「調査」と「フィールドワーク」を巡る考察
――陝西の農村および都市での経験から 田村和彦
――陝西の農村および都市での経験から 田村和彦
住み込みと継続的なフィールドワーク
――広東省珠江デルタにおける経験から 川口幸大
――広東省珠江デルタにおける経験から 川口幸大
都市調査とマルチサイト民族誌
――広東省を中心として 河合洋尚
――広東省を中心として 河合洋尚
自社会人類学のフィールドワーク論
──中国の経験から 劉 正愛
──中国の経験から 劉 正愛
歴史学者の行うフィールドワーク
――江南地域社会史調査の場合 佐藤仁史
――江南地域社会史調査の場合 佐藤仁史
フィールドと文献研究の狭間で
――江蘇省における調査経験から 西澤治彦
――江蘇省における調査経験から 西澤治彦
●総合討論会 中国におけるフィールドワークと人類学の可能性
瀬川昌久・聶莉莉・菊池秀明・河合洋尚・西澤治彦