受賞年度
2019年度
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末森薫機関研究員「文化財保存修復学会第13回奨励賞」受賞
2019年8月20日掲載
この度、学術資源研究開発センターの末森薫機関研究員が「文化財保存修復学会第13回奨励賞」を受賞いたしました。
○ 受賞理由(文化財保存修復学会HPより抜粋)
氏は、国際基督教大学(ICU)を卒業後、筑波大学大学院の世界遺産専攻を修了、同世界文化遺産学専攻を単位取得退学した。2010年度から2014年度にかけて、国際協力機構(JICA) 大エジプト博物館保存修復センター(GEM-CC)プロジェクトに「保存修復研修計画」を担当する現地専門家として携わり、日本人専門家、エジプト人技術者などと連携しながら、文化財保存に関する技術移転や人材育成に努めた。本学会の大会や公開シンポジウムにおいても、プロジェクトの成果や意義について積極的に発表をおこなった。その後は、国立民族学博物館および関西大学に所属し、博物館や遺跡を対象にした調査研究や国際協力事業に従事し、国内外の学会などにおいて精力的に成果を発信している。
このように末森氏は大学院修了以来、保存科学を軸とした研究および国際協力活動を進めており、氏の今後の一層の活動に期待する。
- 受賞者:末森薫(国立民族学博物館・学術資源研究開発センター・機関研究員)
- 受賞年月日:2019年6月23日
- 「文化財保存修復学会」ホームページ https://jsccp.or.jp/index.html
文化財保存修復学会奨励賞:
文化財および文化財に関連する領域において、保存修復あるいは保存科学の学理、修復技術および応用などの一連の研究および活動を通して、文化財の保存および修復の学理や技術の発展に大きな活躍が見込まれる会員で次の各号すべてに該当する者に授与する
(1)表彰を受ける年の4月1日現在で40歳以下であることが望ましい。
(2)奨励賞ならびに業績賞を受賞したことがないこと。
(3)文化財保存修復学会大会で発表、あるいは文化財保存修復学会誌へ投稿したことがあること