研究会・シンポジウム・学会などのお知らせ
-
2010年7月9日(金)
人間文化研究機構第12回公開講演会・シンポジウム 「知の役割 知のおもしろさ―人間文化研究のめざす道を考える」 -
- 日時:2010年7月9日(金) 13:00~17:00(開場:12:30)
- 場所:有楽町朝日ホール(東京都千代田区2-5-1 有楽町マリオン11階)
- 聴講:無料(どなたでも聴講できます)
- 定員:お申込み 先着400名
-
申込:事前申し込みとします。折り返し入場券を発送します。
定員になり次第、締め切ります。 - 締切:2010年6月28日(月)*申込受付を終了しました
-
申込方法:参加ご希望の方は、「第12回公開講演会・シンポジウム参加希望」と明記し、(1)郵便番号、(2)住所、(3)氏名(ふりがな)、(4)電話番号をご記入の上、FAXまたは往復葉書にて下記へお申込みください。折り返し入場券を発送します。
※電話、電子メールでは受け付けておりません。 -
申込先:〒190-0014 東京都立川市緑町10-3
国文学研究資料館 シンポジウム担当宛
FAX:042-526-8604 電話:050-5533-2910 - 主催:人間文化研究機構
- 後援:文部科学省
- チラシダウンロード[PDF:784KB]
■お問い合わせ先
人間文化研究機構 企画課企画評価係
〒150-0001 東京都港区虎ノ門4-3-13 神谷町セントラルプレイス2F
TEL: 03-6402-9236 FAX: 03-6402-9240
E-mail:hyouka@nihu.jp趣旨
人間文化研究の意義、すなわち、知の役割おもしろさを広く社会に理解してもらうため、ドナルド・キーン氏(コロンビア大学名誉教授)に「世界の文化と日本の文化」、鷲田清一氏(大阪大学総長)に「<批評>と<臨床>―人文学と社会との距離について」を講演いただき、その後同講演の内容に基づきさまざまなジャンル(地理学、歴史学、民俗学、人類学、言語学・国際日本研究、環境学、文学)の専門家によるパネルディスカッションを行うことにより、「人間文化研究の現代的な意義」をとおして、人間文化研究機構の役割、活動等を社会全体に公開・発信する。
目的
平成16 年(2004)に設立された大学共同利用機関法人人間文化研究機構は、国立歴史民俗博物館・国文学研究資料館・国立国語研究所・国際日本文化研究センター・総合地球環境学研究所・国立民族学博物館の6研究機関から構成されている。
人間文化研究機構は、現代日本において、人文学を基礎に、人間と自然環境の関係の研究をも視野にいれ、人間文化を総合的に研究する大学共同利用の研究拠点である。
現代社会において、人間社会、そして人間の営為と自然の関係は、地球規模で複雑化しています。また、国際社会における日本文化の位置付けの捉えなおしも重要な課題である。人文学や、人間と環境の関わりの研究は、このような21世紀の諸課題に立ち向かうための学問としての発展を求められている。
人間文化研究機構では、このような人間文化研究の課題を明らかにし、機構や諸機関が学術の発展と普及において果たす役割を社会に示すために講演会・シンポジウム「知の役割 知のおもしろさ」を開催することにした。プログラム
開会の辞 金田章裕(人間文化研究機構長) 第1部 【基調講演】
世界の文化と日本の文化
ドナルド・キーン(コロンビア大学名誉教授)【基調講演】
<批評>と<臨床>―人文学と社会との距離について
鷲田清一(大阪大学総長)休憩 第2部 【パネルディスカッション】「人間文化研究の現代的意義」
(司会進行・地理学)金田章裕(人間文化研究機構長)
(日本語学)Stefan Kaiser(筑波大学名誉教授)
(日本中世史)五味文彦(東京大学名誉教授)
(民俗学)篠原徹(滋賀県立琵琶湖博物館館長)
(日本中世文学)田渕句美子(早稲田大学教授)
(環境学)古澤巖(鳥取環境大学学長)
(文化人類学)山本真鳥(法政大学教授)閉会の辞 石上英一(人間文化研究機構 理事) 講師・パネリスト紹介
金田章裕(きんだ あきひろ) 人間文化研究機構長
地理学。元京都大学理事・副学長。京都大学名誉教授。日本古代の歴史地理学、オーストラリア地理学を研究。著書に『古代景観史の探究』『オーストラリア景観史』など。ドナルド・キーン(Donald Lawrence Keene) コロンビア大学名誉教授
アメリカの日本文学研究者、文芸評論家。2008年、文化勲章受章。1986年、コロンビア大学に「ドナルド・キーン日本文化センター」設立。『思い出の作家たち―谷崎・川端・三島・安部・司馬』・『日本文学の歴史』全18巻など著書多数。鷲田清一(わしだ きよかず) 大阪大学総長
哲学・倫理学。2004年紫綬褒章受章。『分散する理性 ―現象学の視線』『モードの迷宮』(サントリー学芸賞受賞)など著書多数。シュテファン カイザー(Stefan Kaiser) 元筑波大学教授)
日本語学、西洋人による日本語研究史。編著に“The western rediscovery of the Japanese language”,“Japanese language teaching in the nineties”など。五味文彦(ごみ ふみひこ) 東京大学名誉教授・放送大学教授
日本中世史。元人間文化研究機構理事。『書物の中世史』(角川源義賞受賞)『日本の中世を歩く』など著書多数。篠原徹(しのはら とおる) 滋賀県立琵琶湖博物館館長
民俗学。前人間文化研究機構理事。著書に『海と山の民俗自然誌』『自然とつきあう』『自然を生きる技術』など。田淵句美子(たぶち くみこ) 早稲田大学教育・総合科学学術院教授
中世和歌文学・日記研究。前国文学研究資料館教授。著書に『中世初期歌人の研究』『十六夜日記』『阿仏尼』。古澤巌 (ふるさわ いわお) 鳥取環境大学学長
環境学。元京都大学副学長。京都大学名誉教授。1999年、「ブロムモザイクウイルスに関する分子生物学的研究」で日本植物病理学会賞受賞。山本真鳥(やまもと まとり)法政大学経済学部教授
オセアニアの文化人類学研究。日本学術会議会員。元国立民族学博物館客員教授。著書に『儀礼としての経済―サモア社会の贈与・権力・セクシュアリティ』(共著)・マーシャル・サーリンズ『歴史の島々』(訳書)など。