国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

研究会・シンポジウム・学会などのお知らせ

2012年3月19日(月) ~3月20日(火・祝)
《共同研究成果公開》シンポジウム「ミュージアムと共創 ~表現で出会う・表現でつながる~」

■お願い
ホームページ上に掲載しておりました申込メールアドレスに誤りがあり、メールが届かないという状態となっておりました。
ホームページの申込メールアドレスよりお申し込みされました方で、3月6日以降に当シンポジウム事務局よりご連絡がない場合は、受け取りができておりませんので、お手数ですが再度お申し込みをいただけますよう、お願い申し上げます。
なお、これによりお申し込みの締め切りを3月15日までに延長いたします(メールでの申し込みもはがきでの申し込みも、15日必着といたします)。
ご迷惑をおかけいたしますが、よろしくお願いします。

  • 日時:2012年3月19日(月)~3月20日(火・祝)
  • 場所:早稲田大学 西早稲田キャンパス63号館2階05会議室・1階情報ギャラリー
  • 主催:国立民族学博物館
       共同研究 「民族学博物館における表現創出を活用した異文化理解プログラムの開発 ~多元的な場での“気づきの深化”のデザイン化」(代表:西洋子)
  • 共催:計測自動制御学会システムインテグレーション部門 共創システム部会
  • 協力:科学技術振興機構 戦略的創造研究推進事業
    「人を引き込む身体性メディア場の生成・制御技術」(代表:渡辺富夫)
       みんなのダンスフィールド
       アートミーツケア学会
       早稲田大学 総合機械工学もの・こと・ひと研究所
  • 参加方法:要事前申込/参加費無料
  • 定員:150名
  • チラシダウンロード[PDF:985KB]

■申込方法 メールに1.氏名 2.住所 3.年齢 4.電話番号 5.参加希望人数 を明記の上、「ミュージアムと共創」シンポジウム参加と書いて、メールアドレスkyoso@idc.minpaku.ac.jp までお申し込み下さい。応募多数の場合は抽選となります。 定員は150名です。締切日以降、ご来場頂けるかどうかにつき順次返信いたします。なお、参加申し込みされた方の個人情報は、このシンポジウムに関してのみ使用いたします。 申込締切:3月5日(月) [→] 3月15日(木) 午後5時必着 はがきでのお申し込みも受け付けます。往信の文面に上記1.~5.を書き、「ミュージアムと共創」シンポジウム参加と書いて、下記までお送り下さい。こちらも3月15日必着とし、応募多数の場合はメールでのお申し込みと合わせて抽選します。
宛先:〒565-8511 大阪府吹田市千里万博公園10-1
国立民族学博物館「ミュージアムと共創」シンポジウム事務局
※はがきでのお申し込みは往復はがきにてお申し込みください。 ※返信部分にも申し込まれる方のお名前とご住所をお忘れなくご記入ください。

 

開催趣旨

博物館を、知識の伝達や体験の場から、
モノと人とが身体で出会い、つながり合う空間へ。
人々が創造し、新しい表現が生まれる共創の場へ。
国立民族学博物館での試みを起点に、さまざまな博物館での実践に学びながら、
ミュージアムの未来の可能性を展望します。

国立民族学博物館の共同研究「民族学博物館における表現創出を活用した異文化理解プログラムの開発」(2008年~12年)では、みんぱくを舞台に博物館の新しい可能性を探ってきました。さまざまな人々が博物館に集い、モノと身体とを響かせ合いながら、みんぱくから生まれる独自の表現を、私たちの物語として紡ぎだしました。そのときみんぱくは、単なる異文化知識の伝達の場ではなく、モノの背後に潜む感性的世界を感じ取り、そこから共に新しい価値を創造する共創の場へと展開します。
今回のシンポジウムでは、その成果と課題を紹介し、全国のさまざまな博物館における共創的な実践と対話しながら、これからの博物館の可能性を共に考えます。博物館活動・教育・異文化理解・表現・コミュニケーション支援・メディア技術など、さまざまな分野の接点に生じる未来に関心のある研究者、これらに関わる実践を行っている方々のご出席をお待ちしています。

プログラム

3月19日のプログラムの一部に中止・変更が生じましたのでお知らせいたします。予定しておりました招待講演:「共創のプロデュース」原島博(東京大学名誉教授)は、ご健康上の理由のため中止とさせていただきます。したがいまして、19日の講演時間および内容を以下のように変更いたします。ご理解をいただき、みなさまのご参加を心よりお待ち申しあげております。 なお、20日につきましては、特に変更はございません。

シンポジウム「ミュージアムと共創」
主催者代表:西洋子

1日目:3月19日(月)
Session1 「共創と表現」 司会進行:米谷淳(神戸大学教授)
13:00~13:10 挨拶 開催にあたって
西洋子(東洋英和女学院大学教授)
13:10~13:50 講演(1) 「場のデザイン~表現の共創・共創の表現~」
三輪敬之(早稲田大学教授)
13:50~14:30 講演(2) 「からだ・響き合い、創り合う」
西洋子(東洋英和女学院大学教授
14:30~14:40   休憩
14:40~15:20 講演(3) 「無意味な単位が生成され、システムが生まれる」
郡司幸夫(神戸大学教授)
15:20~16:00 講演(4) 「異文化展示と共創」
三尾稔(国立民族学博物館准教授)
16:00~16:40 講演(5) 「感性情報と共創」
橋本周司(早稲田大学教授)
16:40~17:00   休憩
17:00~18:00 討議 「共創と表現」
三輪敬之、西洋子、郡司幸夫、三尾稔、橋本周司
司会進行:三宅美博(東京工業大学教授)
コメンテーター:上杉繁(早稲田大学准教授)、加藤謙一(長崎歴史文化博物館主任研究員)
18:15 懇親会  
2日目:3月20日(火・祝) ミニワークショップ
10:30~11:30 ワークショップ1 「影で出会う・影でつながる(ワヤン・クリ)」
高橋うらら(東京都市大学講師)
ワークショップ2 「思いと出会う・願いでつながる(インド刺繍)」
秋田有希湖(鶴見大学短期大学部講師)
Session2「ミュージアムでの共創表現」 司会進行:加藤謙一(長崎歴史文化博物館主任研究員)
13:00~14:50
  1. 「ミュージアムで表現・表現・表現」
    本山益子(京都文教短期大学教授)/弓削田綾乃(早稲田大学助教) 
  2. 「科学コミュニケーションにおける共創」
    大崎章弘(日本科学未来館科学コミュニケーター)
  3. 「民族学博物館における社会連携」
    岩谷洋史(国立民族学博物館機関研究員)
  4. 「インクルーシブデザインによる展示評価」
    塩瀬隆之(京都大学総合博物館准教授)
Session3「ミュージアムでの共創と社会」 司会進行:上杉繁(早稲田大学准教授)
15:00~16:50
  1. 「学校教育の場とミュージアムをつなぐ~小学校・ろう学校における身体表現授業支援~」
    吉川京子(金沢大学教授)
  2. 「表現ワークショップと気づき~身体からはじまる~」
    村中亜弥(相模女子大学非常勤講師)
  3. 「異文化への気づきを支援する表現メディア技術」
    板井志郎(早稲田大学次席研究員)
  4. 「瀬戸内国際芸術祭での場づくり」
    三宅美博(東京工業大学教授)
17:10~18:00 総合討論 司会進行:三尾稔(国立民族学博物館准教授)
《コメンテーター》
三宅美博(東京工業大学教授)
米谷淳(神戸大学教授)