国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

スタッフの紹介

呉屋淳子
呉屋淳子GOYA Junko
文化資源研究センター・機関研究員
専門分野
  • 教育人類学
各個研究
個人ホームページ
2015年3月31日で任期満了にともない本館を退職いたしました。

経歴

学歴
  • 沖縄国際大学法学部卒業(2001.3)
  • ソウル大学大学院人類学科修士課程修了(2007.2)
  • 名古屋大学大学院教育発達科学研究科教育科学専攻博士後期課程単位取得退学(2012.3)
職歴
  • ソウル大学大学院人類学科ティーチングアシスタント(2005.3-2007.2)
  • 日本学術振興会 特別研究員(DC2)(2010.4-2012.3)
  • 国立民族学博物館文化資源研究センター、機関研究員(2012.4-)
学位
  • 修士(人類学)(ソウル大学大学院社会科学部人類学科 2007)
  • 博士(教育学)(名古屋大学教育発達科学研究科 2015)

専門分野

  • 教育人類学

研究のキーワード

  • 国楽、琉球芸能、八重山芸能、芸能教育、文化的アイデンティティ、中央と周縁

研究課題

  • 公教育における伝統芸能の教育と実践に関する研究
  • 高等教育機関における伝統芸能の教授に関する研究

所属学会

  • 日本文化人類学会、韓国教育人類学会、日本比較教育学会、日本音楽教育学会

代表を務めた研究プロジェクト

  • 科学研究費基金 若手研究(B)「境界領域における民俗芸能の教授・創生に関する研究:奄美諸島の高等学校を中心に」[課題研究番号:26780489](2014年4月-2017年3月)
  • 研究活動スタート支援「現代沖縄の高等教育機関における琉球芸能の継承と創生に関する研究」、[課題番号:24830124](2012.10-2014.3)
  • 科学研究費補助金(特別研究員奨励費)「現代沖縄における文化継承としての伝統音楽教育とその<再生>に関する研究」(課題番号: 22・8262)(2010-2012), 日本学術振興会。

業績詳細

共著
2014
「오키나와현야에야마의 3고교의 향토예능」、『세계연극교육의 현황과 전망』(「沖縄県八重山の3高校の郷土芸能」、『世界演劇教育の現況と展望』)、2014年9月、民俗院、pp.259-268。
学位論文
2015
「沖縄県八重山諸島における『学校芸能』の創造と展開」名古屋大学大学院教育発達科学研究科博士学位論文
2007
「文化伝承としての国楽教育に関する教育人類学的研究」ソウル大学大学院社会科学部人類学科 2007
著書
2014
『세계연극교육의 현황과 전망』(『世界演劇教育の現況と展望』)、民俗院(심성교,이호승,丸茂恵美子と共著 )
学術論文
2014
「박물관자료를활용한교육활동'일본국립민족학박물관사례를중심으로」(博物館資料を活用した教育活動:日本国立民族学博物館の事例を中心に)、『子どもと博物館研究』第7号、国立民俗博物館、pp.60-70。
2014
「伝統と文化」の教授を巡る教育制度と学校の関係性―沖縄県立八重山高等学校の教育課程の事例から―、『日本研究』所第36輯、韓国・中央大学日本研究、pp.293-310。
2011
"Tanedori" of Taketomi Island: Education of Performing Arts and Interrogational Transmission, 'International Journal of Intangible Heritage, Volume 6, pp.86-94, 2011, AH&CI(Arts & Humanities Citation Index), The national folk museum of Korea. (査読有)
2011
「学校教育における郷土芸能の実践様相と教師の役割―沖縄八重山諸島の事例を中心に―」、韓国教育人類学会編『教育人類学研究』、第14巻2号、pp.184-208、(韓国語)、(査読有)
2009
「八重山諸島石垣島の郷土音楽教育に関する一考察-学校教育への導入と人びとの意識の変化-」名古屋大学大学院教育発達科学研究科紀要(教育科学)、第56巻第2号 pp.131-141。(査読有)
2008
「文化継承としての伝統音楽教育―韓国・小学校における国楽教育を事例として―」沖縄民俗学会編『沖縄民俗研究』、 第26号 pp.55-70。(査読有)
2007
「音楽をする(musicking)」を通して見る国楽教育―小学校音楽教科時間を中心に―」韓国教育人類学会編『教育人類学研究』、第10巻2号 pp.171-195、(韓国語)、(査読有)
口頭発表
2013
Young Traditional Art Performers in Okinawa and Their Dual Educational Experiences, 2013 Biennial Meeting of the Society for Psychological Anthropology, San Diego, CA,USA, April 4-7, 2013(5.April)
2013
「学校教育のなかの伝統芸能―沖縄県八重山諸島の事例から―」『2013年国際学術大会・日本の文化と芸能』、韓国・中央大学(2013年1月30日)
2012
「学校教育における伝統芸能の技の継承と『流派』―八重山の高等学校を事例に―」、沖縄文化協会2012年度公開発表会、沖縄国際大学(2012年7月15日)
2011
「学校と地域における郷土芸能の指導および取組みに実証的研究、―白保小学校の実践事例を通して―」『琉球大学教育学部21世紀おきなわ子ども教育フォーラム』、琉球大学(2011年2月11日)
2010
「学校教育における郷土音楽教育に関する一考察-八重山諸島石垣島の伝統行事の中にみる郷土音楽教育の展望-」、『韓国音楽教育学会合同研究発表会』(日韓合同音楽教育セミナー)』、韓国・建国大学、(2010年1月9日)(韓国語)
2010
「学校教育における郷土音楽教育の実践と役割-沖縄県石垣島の事例を中心に-」『韓国教育人類学会春季学術大会』、韓国o清州教育大学(2010年6月5日)(韓国語)
2010
「学校教育における郷土音楽教育の実践と展開―八重山諸島石垣島の事例から―」『沖縄民俗学会』、平成22年6月例会発表、沖縄県立芸術大学、(2010年6月26日)
2010
「学校教育における郷土音楽教育の多元的機能に関する研究-八重山諸島石垣島の事例を中心として-」『日本音楽教育学会第41回大会』、埼玉大学、(2010年9月25日)
2007
「文化継承としての伝統音楽教育―韓国・小学校音楽教育を中心として―」『沖縄民俗学会』平成19年度7月例会発表、沖縄県立芸術大学、(2007年7月29日)
報告書・エッセイ
2015
「山羊のチーイリチャー」、『月刊みんぱく』2015年2月号(第39巻449号)、人間文化研究機構国立民族学博物館、p.18-19。(2015年2月1日)
2014
「戦後沖縄と英語学校」、『月刊みんぱく』2014年7月号(第38巻442号)、人間文化研究機構国立民族学博物館、p.8。(2014年7月1日)
2014
「先祖とつながる日」、『旅・いろいろ地球人』毎日新聞夕刊(2014年5月15日)
2013
「エレクトリック三線『チェレン』」、『月刊みんぱく』2013年8月号(第37巻431号)、人間文化研究機構国立民族学博物館、pp.8-9。(2013年8月1日)
2013
「わたしの芸能三番口説(くどぅち)」、『月刊みんぱく』2013年1月号(第37巻424号)、人間文化研究機構国立民族学博物館: 22-23。
2011
「『生きた文化』の継承者―長寿社会沖縄における高齢者が担う役割と地域の教育力―」、財団法人ユニベール財団研究、『平成22年度調査研究報告書 豊かな高齢社会の探求』第19巻(CDROM)。
常設展示
2012
日本展示新構築「沖縄のくらし」企画・標本資料の収集(戦後のくらし担当)2012年4月~2013年3月
教材開発
2012
みんぱっく「ソウルの子ども時間」企画・制作(2013年4月運用)2012年4月~2013年3月
その他・社会連携活動
2013
学習キット「みんぱっく」韓国編「ソウルの子ども時間」制作担当(2012.4-2013.3)
2012
プロジェクトメンバー「仮面をつくって語って異文化理解」博学連携教員研修ワークショップ2012 in みんぱく、国立民族学博物館(2012.8.7)
国際学会発表
2014
「박물관자료를 활용한 교육-국립민족학박물관의 사례를 중심르로」(「博物館資料を活用した教育―国立民族学博物館の事例を中心―」)、韓国国立民俗博物館子ども博物館(2014.6.30)
2013
Young Traditional Art Performers in Okinawa and Their Dual Educational Experiences, Biennial Meeting of the Society for Psychological Anthropology, San Diego, CA,USA(2013.4.5)
2013
「고등학생을위한야에야마예능의실천-오키나와현야에야마3고등학교사례를중심으로-」(高校生による八重山芸能の実践-沖縄県八重山の3高校の事例を中心に-)『高麗大学韓国語文教育研究所第2回国際学術大会』,韓国・高麗大学(2013.5.31)
2013
「학교교육속의전통예능-오키나와현야에야마제도의사례에서-」(学校教育のなかの伝統芸能-沖縄県八重山諸島の事例から-)『2013年国際学術大会・日本の文化と芸能』,韓国・中央大学(2013.1.30)
国内学会発表
2014
「沖縄県八重山諸島における『学校芸能』の誕生と展開」,『第50回日本比較教育学会』,名古屋大学(2014.7.13)
2012
「学校教育における伝統芸能の技の継承と『流派』-八重山の高等学校を事例に-」『沖縄文化協会2012年度公開発表会』,沖縄国際大学(2012.7.15)
共同研究発表
2013
「人の移動の八重山芸能の誕生」、『平成22年度共同研究:人の移動とその動態に関する民俗学的研究』、国立歴史民俗博物館(2013年1月26日)
2010
「文化継承としての郷土音楽教育―八重山諸島石垣島の高等学校の事例―」、『「伝承・習い事」文化における継承と生涯学習の現代的課題に関する日中韓比較研究会』、京都大学(2010年9月18日)
研究公演・講演
2014
新展示関連・研究公演「りんけんバンド公演」企画・解説(2014.11.1)
2014
第433回友の会講演会「ウチナンチューと教育」(2014.7.5)
ウィークエンド・サロン
2014
「沖縄音楽を育む人びと」(2014.11.2)
2014
「韓国・ソウルの『お稽古』事情を探る!」(2014.3.2)
2013
「学校教育の中の八重山芸能」(2013.3.17)
博物館社会連携ワークショップ・その他講義
2014
兵庫県西宮今津高校総合学科1年次(国際文化班23名、引率教員1名)講義「フィールドワークの実践方法」於:国立民族学博物館 第2セミナー室(2014.10.23)
2014
博学連携教員研修ワークショップ2014 in みんぱく「学校と博物館でつくる 国際理解教育―センセイもつくる・あそぶ・たのしむ―」ワークショップ:「 みんぱっく」で世界と教室をつなごう!於:国立民族学博物館 第7セミナー室(2014.8.5)
2014
大阪府初任者研修「モノ資料を活用した教育方法」於:国立民族学博物館 第1セミナー室(2014.8.4)
2013
博学連携教員研修ワークショップ2013 in みんぱく「学校と博物館でつくる 国際理解教育―センセイもつくる・あそぶ・おどる・たのしむ―」ワークショップ:「みんぱっく」で世界と教室をつなごう!於:国立民族学博物館 講堂ホワイエ(2013.8.6)