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2008年10月17日(金)
国立民族学博物館公開講演会「ブラジルと日本―交流の歴史と展望」 -
チラシダウンロード[PDF:496KB]- 主 催:国立民族学博物館・日本経済新聞社
- 後 援:外務省・駐日ブラジル大使館
- 日 時:2008年10月17日(金) 18:00~20:10(開場17:00)
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場 所:日経ホール(日本経済新聞社ホール)
東京都千代田区大手町1-9-5
日本経済新聞社ビル内 - 定 員:600名
- 参加費:無料
☆手話通訳あり
『日伯交流年事業』の詳細は、右記HPをご参照下さい。
【ロゴをクリック→】日本人ブラジル移住100周年を記念する「日本ブラジル交流年2008」に合わせ、ブラジルと日本の交流の歴史をたどり今後を展望します。ごく最近まで(1993年)、移民の送り出し国であった日本をふり返るとともに、移民の受け入れ国に変わった現在、日本がめざすべき多文化社会について考えます。
プログラム
17:00~18:00 受付 18:00~18:05 (5分) 開会 日本経済新聞社大阪本社編集局長 川合英雄 18:05~18:10 (5分) 挨拶 国立民族学博物館長 松園万亀雄 18:10~18:45 (35分) 講演1 中牧弘允「われら日本人、新世界に参加す」 18:45~19:20 (35分) 講演2 アンジェロ・イシ「われらブラジル人、日本社会に参加す」 19:20~19:35 (15分) 休憩 19:35~20:10 (35分) パネルディスカッション 中牧弘允×アンジェロ・イシ(司会:庄司博史)
司会:庄司博史(国立民族学博物館 民族社会研究部 教授)講演1「われら日本人、新世界に参加す」 中牧弘允(民族文化研究部 教授)
演題は、ブラジル移住70周年の折、当時国立民族学博物館長だった梅棹忠夫氏がサンパウロで講演したときの標語です。新世界への移住は新文明への参加であり、日本人もその文化的特質をたずさえて国家形成に寄与したというテーゼです。それから30年、国策移住はなくなりましたが、参加の度合いはすすんでいます。あらためて日本人の海外移住の文明史的意義を問いたいとおもいます。
<講師紹介>
1970年以来、北海道、ハワイ、カリフォルニア、そしてブラジルへとわたった日本人を追いかけてきた。JICA横浜の海外移住資料館の創設にかかわり、旧神戸移住センターの再整備にも関与している。主著に『日本宗教と日系宗教の研究-日本、アメリカ、ブラジル』(89年、刀水書房)、編著に『陶酔する文化-中南米の宗教と社会』(92年、平凡社)、近著に『カレンダーから世界を見る』(08年、白水社)、『会社のカミ・ホトケ』(06年、講談社)などがある。講演2「われらブラジル人、日本社会に参加す」 アンジェロ・イシ(武蔵大学 社会学部 准教授)
日本には今、32万人以上のブラジル国籍者が在住しています。その大多数は、日本からブラジルへ移住した日系人の子孫です。彼ら彼女らの滞日期間は確実に長期化し、その活動の幅と可能性も多様化しています。本講演では、このような在日ブラジル人一世や、日本で生まれ育っている在日ブラジル人二世による日本社会への貢献や今後の可能性について紹介したいとおもいます。
<講師紹介>
日系移民や在日ブラジル人のメディアやコミュニティ形成について、国際社会学の視点から調査を行ってきた。近年では、日系ブラジル人の新世代の芸能人や各国に離散したブラジル移民に関する研究に取り組んでいる。単著に『ブラジルを知るための55章』(01年、明石書店)』、共著に『Global Japan』(03年、RoutledgeCurzon)、『移動する人々、変容する文化』(08年、お茶の水書房)などがある。司会 庄司博史(民族社会研究部 教授)
<司会紹介>
専門は言語学、言語政策論。近年では日本の多民族化やそれにともなう多言語化現象について研究している。2004年春、民博にて特別展「多みんぞくニホン-在日外国人のくらし」を企画した。編著に『多みんぞくニホン』(04年、千里文化財団)、共編著に『日本の多言語社会』(05年、岩波書店)などがある。当日の様子
- 講演会要旨[PDF:21.4MB]
- 参加人数 335人