研究会・シンポジウム・学会などのお知らせ
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2010年3月19日(金)
みんぱく公開講演会「ベリーダンスが世界をゆらす―音楽と舞踊のグローバル・コミュニケーション」 -
- 主 催:国立民族学博物館・毎日新聞社
- 日 時:2010年3月19日(金) 18:30~20:30(開場17:30)
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場 所:オーバルホール
(大阪市北区梅田3-4-5 毎日新聞社ビルB1) - 定 員:400名(要事前申込・先着順)
- ※定員に達したため、受付を終了いたしました。
- 参加費:無料
☆手話通訳あり
中東アラブ、とりわけエジプトを起源とする妖麗な民族舞踊、ベリーダンス。その伝統的様式や儀礼的意味は、イスラーム文化やヨーロッパ文化の影響を受けるなかで、大きく変容してきました。こんにちでは、日本をはじめ、ヨーロッパ、アジア、アメリカなど世界各地でベリーダンス教室やベリーダンスの公演が催され、ベリーダンスは広く世界の人びとに親しまれるものとなっています。講演会では、ベリーダンスの歴史や魅力を紹介するとともに、その世界的なブームから見えてくるグローバル・コミュニケーションの可能性について考えます。
チラシダウンロード[PDF:610KB]
プログラム ※都合により、下線の箇所が変更になりました。
17:30~18:30 受付 18:30~18:35(5分) 開会 毎日新聞大阪本社編集局長 岸本卓也 18:35~18:40 (5分) 挨拶 国立民族学博物館長 須藤健一 18:40~18:50 (10分) べリーダンス ロータス&サマーラダンスグループ 18:50~19:20 (30分) 講演 西尾哲夫「ベリーダンスを踊ると体が笑う―アラブから世界へ」 19:20~19:30 (10分) べリーダンス ロータス&サマーラダンスグループ 19:30~19:45 (15分) 休憩 19:45~20:05 (20分) 講演 堀内正樹「音楽は国境を越えるか?―グローバル・コミュニケーションの可能性」 20:05~20:30 (25分) パネルディスカッション
西尾哲夫×堀内正樹×ロータス
司会 山中由里子総合司会 山中由里子
講演「ベリーダンスを踊ると体が笑う―アラブから世界へ」
西尾哲夫(民族文化研究部 教授)
現在、ベリーダンスは生まれ故郷の中東を飛び出して世界各国の女性に愛されるようになった。日本ではベリーダンス専門の雑誌も創刊され、大都市圏ではいくつもの講座が開かれている。中東、欧米諸国、日本やアジアの国々でのベリーダンス事情についてその概略を述べ、異なった文化をつなぐベリーダンスの現況を紹介する。
<講師紹介>
アラブ遊牧民の言語文化について、言語人類学の視点から調査研究を行っている。近年では、アラビアンナイトの形成過程に関する比較文明学的研究に取り組んでいる。単著に『アラブ・イスラム社会の異人論』(06年、世界思想社)、『アラビアンナイト―文明のはざまに生まれた物語』(07年、岩波新書)などがある。パネルディスカッション「音楽は国境を越えるか?―グローバル・コミュニケーションの可能性」
水野信男(兵庫教育大学 名誉教授)
<講師紹介>
人、声、音の多様なかかわりを、西アジアのフィールド調査を軸に探究している。近年では、中東音楽の全体像の解明に取り組んでいる。単著に『音楽のアラベスク――ウンム・クルスームの歌のかたち』(04年、世界思想社)、『中東・北アフリカの音を聴く』(08年、スタイルノート)、共編著に『諸民族の音楽を学ぶ人のために』(05年、世界思想社)などがある。堀内正樹(成蹊大学 文学部 教授)
<講師紹介>
アラブ世界について、「先発グローバリズム」という視点から文化人類学的調査研究を行っている。近年では、音文化や社会的ネットワークに関する研究に取り組んでいる。編著に『講座 世界の先住民族─ファースト・ピープルズの現在─04中東』(06年、明石書店)、共著に『世界の砂漠─その自然・文化・人間』(07年、二宮書店)、『国際文化研究の現在』(05年、柏書房)などがある。ベリーダンサー
ロータス(エジプシャンベリーダンススタジオLotus Land)
<講師紹介>
ジャズダンス、インド舞踊を学び、その後エジプトのダンサーNASHWAに師事。1999年1月彼女の渡米後クラスを引き継ぎ Egyptian Dance Studio Lotus Landを設立。その後も毎年エジプトに渡り多数の有名ダンサー、インストラクターから最新のテクニックとフィーリングを学んでいる。本講演会では、Lotus Landの生徒で構成されるSamara Dance Groupとともに、世界に広がった踊りの変容等をベリーダンスで表現する。当日の様子
- 講演会要旨[PDF:1.5MB]
- 参加人数 519人