※定員に達しましたので、申込受付を終了いたしました。

• 日時：2012年10月26日（金）　18：30～20：40（開場18：00）
• 場所：日経ホール（東京都千代田区大手町1-3-7日経ビル3階）
• 主催：国立民族学博物館、日本経済新聞社
• 定員：600名（要事前申込・先着順）
• 参加費：無料
• 手話通訳あり

趣旨

人類がアフリカで誕生してから700万年が経ちます。その間、猿人や原人、旧人などが現れては消えてゆき、20万年前に誕生した新人（ホモ・サピエンス）が、現在地球上に暮らす人類すべての祖先になりました。アフリカで誕生した人類は、ユーラシア大陸を経て、南アメリカ大陸の南端、さらにはイースター島のような絶海の孤島にまでどうやって移動したのでしょうか。また彼らはなぜ移動することになったのでしょうか。現在発見されている遺跡や人類学をはじめとする最新の研究成果から、その壮大な移動の足跡をたどります。

プログラム

申込方法

みんぱく公開講演会「だから人類は地球を歩いた―太平洋へ アメリカへ」は参加申込者多数のため締め切らせていただきました。

宛先

• 〒565-8511　大阪府吹田市千里万博公園10-１
• 国立民族学博物館　研究協力課　宛
• FAX 06-6878-8479
• メールアドレス koenkai@idc.minpaku.ac.jp

注意事項

• 会場には必ず参加証をご持参ください。参加証はお一人様一枚となっております。
• 参加証がない方は会場には入れませんのでご注意ください。

問合せ先

• 国立民族学博物館 研究協力課研究協力係
• TEL 06-6878-8209

講演内容

講演１「海を越えてオセアニアへ」印東道子（国立民族学博物館教授）

我々ホモ・サピエンスは、20万年前にアフリカで誕生して以来、地球の ほぼ全域へと拡散しました。それ以前の人類が進出しなかった海洋世界へも 移動したことは大きな特徴でした。オーストラリアからポリネシアまで、海 を舞台に繰り広げられた人類の拡散ドラマについて、最近の研究を交えて紹 介し、移動の背景について考えます。

＜講師紹介＞

専門はオセアニア考古学・民族学。ミクロネシアを中心にオセアニアの島々 で発掘調査を続けている。主な編著書に「オセアニア　暮らしの考古学」（2002年、朝日選書）、 「イモとヒト」（2003年、平凡社）、「人類大移動」（2012年、朝日選書）などがある。

講演２「最初のアメリカ人の足あと」　関雄二（国立民族学博物館教授）

ユーラシア大陸に拡散した初期人類はやがてアメリカ大陸に渡ります。しかし、 意外なことに、その最初のアメリカ人が、いつ、どのような経路でたどり着いたの かという点について結論は出ておらず、また移住の波が何回あったのかについても 定説はありません。こうした謎が残る人類の足跡を最近の研究を交えながら概観し ます。

＜講師紹介＞

専門はアンデス考古学、文化人類学。南米ペルーにおいて神殿の発掘調査を行い、 　アンデス文明の成立と変容の解明に取り組んでいる。主な編著書に「アンデスの考 古学」（1997年、同成社）、「古代アンデス　権力の考古学」（2006年、京都大学 学術出版会）、「古代アンデス　神殿から始まる文明」（2010年、朝日選書）などがある。

パネル・ディスカッション「環境変動と冒険心」　池谷和信（国立民族学博物館教授）

＜講師紹介＞

人類学、地理学専攻。アフリカを中心に、日本を含むアジア、シベリア、アマゾン の狩猟採集文化について研究してきた。主な編著書に「山菜狩りの社会誌」（2003年 東北大学出版会）、「野生と環境」（2008年岩波書店）、「地球環境史からの問い」 （2009年、岩波書店）などがある。

地図

日経ホール（東京都千代田区大手町1-3-7　日経ビル3階）

［地下鉄］
東京メトロ

• ◆ 千代田線　　「大手町駅」中央改札より徒歩約4分
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都営地下鉄

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