国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

研究会・シンポジウム・学会などのお知らせ

2010年2月21日(日)
《機関研究成果公開》実践人類学ワークショップ「支援の人類学の射程」

  • 日時:2010年2月21日(日) 13:30~17:00
  • 場所:国立民族学博物館 第4セミナー室
  • 定員:80名
  • 参加方法:参加ご希望の方は、電子メールにて
         下記アドレスまでお申し込みください。
         suzuki-cr★idc.minpaku.ac.jp
         ※★を@に置き換えて送信ください
  • お問い合わせ:国立民族学博物館 鈴木紀 研究室
           E-mail:suzuki-cr★idc.minpaku.ac.jp
           ※★を@に置き換えて送信ください
           TEL:06-6878-8340
           FAX:06-6878-7503
  • 主催: 国立民族学博物館
  • 共催: 日本文化人類学会
  • チラシダウンロード[PDF:1.85MB]
 

趣旨

国立民族学博物館と日本文化人類学会は、平成21年度連携事業「実践人類学ワークショップ」の一環として、国際的な課題に対する文化人類学の役割を考察するワークショップを開催します。 包摂と自律を達成するためには、社会から排除されたマイノリティをマジョリティに包摂しつつも、マイノリティの自律性を確保し、同時にマジョリティの在り方自体も変化していくことが求められます。本研究は、このようなマイノリティの包摂と自律、およびマジョリティの変化のための学習の契機として、具体的な支援活動に着目します。支援の現場に焦点をあて、そこに関与する支援者と被支援者の関係性を民族誌的に解明することにより、包摂と自律の過程を把握し、それが達成される条件を考察していきます。ワークショップでは、「支援」について考える枠組みを提示し、ライフデザイン、無国籍者、そしてフェアトレードといった異なるジャンルの支援活動について、比較していきます。

プログラム

13:30~14:00 「支援の人類学をはじめよう」 鈴木紀(国立民族学博物館)
14:00~14:25 「ライフデザインの歴史人類学‐ウェルビーイングとケア時空間の探求‐」
  鈴木七美(国立民族学博物館)
14:25~14:50 「無国籍者支援の現状と課題」 陳天璽(国立民族学博物館)
14:50~15:15 「支援活動としてのフェアトレード」 鈴木紀(国立民族学博物館)
15:15~15:30 休憩
15:30~16:00 コメント 小長谷有紀(国立民族学博物館)/石井洋子(聖心女子大学)
16:00~17:00 ディスカッション 司会 白川千尋(国立民族学博物館)