国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

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2010年3月2日(火)
《機関研究成果公開》国際シンポジウム「フェアトレード・コミュニケーション:商品が運ぶ物語」

  • 日時:2010年3月2日(火) 10:30~17:45
  • 場所:国立民族学博物館 講堂
  • 参加方法:参加費無料。事前申し込みは必要ありません。
  • 使用言語:英語・日本語。(同時通訳付き)
  • お問い合わせ:国立民族学博物館 鈴木紀研究室
           E-mail:suzuki-cr★idc.minpaku.ac.jp
           ※★を@に置き換えて送信ください。
           TEL:06-6878-8340
           FAX:06-6878-7503
  • 主催:国立民族学博物館
  • チラシダウンロード[PDF:1.94MB]
 

趣旨

国立民族学博物館では2009年10月より機関研究「包摂と自律の人間学」を開始し、その一環として「支援の人類学:グローバルな互恵性の構築に向けて」という研究プロジェクトを実施しています。

このシンポジウムでは、国際的な支援活動の一つである「フェアトレード」に着目します。フェアトレードとは公正な貿易を意味し、主として先進国の企業と消費者が、開発途上国の商品生産者を、貿易を通じて支援する取り組みです。フェアトレードによって、実際にどのような支援が可能なのでしょうか。フェアトレードに携わる国際機関、日米欧のフェアトレード団体、および途上国の生産者団体の関係者など、フェアトレードの国際的なキープレイヤーが民博に集合します。輸入された商品の背後にある、さまざまな物語に耳を傾けてみたいと思います。

シンポジウム参加者

  • Ian Bretman (FLO: Fairtrade Labelling Organization International)
  • Claribel David (WFTO: World Fair Trade Organization)
  • Carmen K. Iezzi (Fair Trade Federation)
  • 胤森なお子 (People Tree / Global Village)
  • Jean-Marie Krier (KommEnt / Fairfutures)
  • Bruce Crowther (Fairtrade Foundation)

プログラム

10:00 開場
10:30~10:35 開会の言葉 須藤健一(国立民族学博物館館長)
10:35~10:45 趣旨説明 鈴木紀(国立民族学博物館)
<第1セッション:フェアトレードの国際的ネットワーク>
10:45~11:15 Ian Bretman
11:15~11:45 Claribel David
11:45~13:30 昼食
<第2セッション:日米欧のフェアトレードの取り組み>
13:30~14:00 Carmen K. Iezzi
14:00~14:30 胤森なお子
14:30~15:00 Jean-Marie Krier
15:00~15:15 休憩
<第3セッション:フェアトレードの消費者と生産者への影響>
15:15~15:45 Bruce Crowther
15:45~16:15 Francisco VanderHoff Boersma(代読:鈴木紀)
16:15~16:30 休憩
<第4セッション:パネルディスカッション「フェアトレード・コミュニケーション」>
16:30~17:20 司会:鈴木紀
17:20~17:45 質疑応答