研究会・シンポジウム・学会などのお知らせ
-
2012年2月25日(土)
~2月26日(日)
《機関研究成果公開》国際シンポジウム「エイジング―多彩な文化を生きる」 -
-
日時:2012年2月25日(土) 13:00~17:00
2月26日(日)9:30~17:00 - 場所:2012年2月25日(土) 国立民族学博物館講堂(450名)/2月26日(日) 国立民族学博物館第4セミナー室(80名)
-
使用言語:日本語・英語<in Japanese & English>
※同時通訳あり<with simultaneous interpretation> -
申込:2月25日:不要
2月26日:エイジング・シンポジウム事務局 life★idc.minpaku.ac.jp(※★を@に置き換えて送信ください)へ事前申込してください。 - 主催:国立民族学博物館
-
協力:The Primary Care Research Unit at Monash University
(オーストラリア)
The Healthy Ageing Research Unit at Monash
University(オーストラリア) - 後援:東北福祉大学 日本文化人類学会 多文化関係学会 河北新報社
- チラシダウンロード[PDF:1.68MB]
趣旨
高齢化や人々の移動により文化や価値観の多元化が進行する社会で、人々は何を拠り所として時空間を共有し、文化を伝達してゆけるのか。機関研究プロジェクト「ケアと育みの人類学」は、ライフコースにおける諸課題に応えるために紡がれてきた多様な文化に焦点をあてることにより、共生の諸要素を明らかにすることが目的である。今回のシンポジウムでは、多文化状況や生活の激変を経験する高齢者のウェルビーイングを考えることをとおして、多様な文化的価値観・文化資源の共有に向けた具体的実践について議論し、地域生活者が共生環境を創出する意義と方途を明示する。
プログラム
2月25日(土)
セッション I 「文化多元社会における高齢者のウェルビーイング」
The Well-being of Older Persons in Culturally Diverse Societies13:00~13:05 開会の辞 鈴木七美(国立民族学博物館) 13:05~13:10 館長挨拶 須藤健一(国立民族学博物館長) 13:10~13:25 趣旨説明 鈴木七美 13:25~14:00 講演 Leng Leng Thang, “Ageing and the Well-being of Older Persons in Singapore” 14:00~14:35 講演 Susan Feldman , “Understanding Ageing Well in Culturally Diverse Australian Communities: The Case of Older Men living in Rural Victoria” 14:35~14:45 休憩 14:45~15:20 講演 Itsuko Kanamoto, “Active Ageing and Well-being of the Japanese Elderly in Brazil” 15:20~15:55 講演 Hyunsoo Hong, “Terminal Care and Well-being in South Korea” 15:55~16:05 休憩 16:05~16:55 全体討論 コメント:谷口陽子 16:55~17:00 閉会の辞 鈴木七美 2月26日(日)
セッション II 「高齢者のウェルビーイング追求から生活の場の共有へ」
Creating a Place for Everybody in the Pursuit of the Well-being of the Elderly9:30~9:35 開会の辞 鈴木七美 9:35~9:50 趣旨説明 鈴木七美 9:50~10:20 発表 佐野(藤田)眞理子「アメリカ人高齢者とボランティア活動の意味」
Mariko Fuita-Sano, “American Elderly People and Voluntary Activities”10:20~10:50 発表 谷口陽子「日本の高齢女性のウェルビーイング追求の多様な手段」
Yoko Taniguchi "Various Means for the Pursuit of Well-being by Japanese Elderly Women"10:50~11:00 休憩 11:00~11:30 発表 鈴木七美「地域の育み:高齢者ケアからヴァナキュラーな知の共有へ」
Nanami Suzuki, “Creating and Cherishing a Living Space: A Search for Shared Vernacular Knowledge of Local Life through Caring for the Elderly”11:30~12:00 討論 コメント:Leng Leng Thang 12:00~13:00 昼食 セッション III 「災害地における生活変動と高齢者ケアの展開」
Studies on the Care of Older People Living in the Aftermath of the East Japan Great Earthquake Disaster13:00~13:40 講演 小泉敦保「東日本大震災から学び、伝えたいこと」
Nobuyasu Koizumi, “Something to Be Learned and Told from an On-site Experience of the East Japan Great Earthquake Disaster”13:40~14:20 講演 鈴木玲子「運動を切り口とした高齢者コミュニティの活性化」
Reiko Suzuki, “Activating a Community of Elderly People by Conducting Gymnastics”14:20~14:35 休憩 14:35~15:15 講演 萩野寛雄「災害後の高齢者・地域住民のケアへの大学のかかわり」
Hiroo Hagino, “Care of Elderly People and Local Residents after the Disaster: Centering on a University”15:25~16:00 討論 コメント1:Susan Feldman
コメント2:谷口陽子16:00~16:55 全体討論 コメント1:金本伊津子
コメント2:佐野(藤田)眞理子16:55~17:00 閉会の辞 鈴木七美 プロフィール
- Leng Leng Thang
- Associate Professor, National University of Singapore, Department of Japanese Studies. 専門は文化人類学。多文化社会における高齢者および日本の高齢者のウェルビーイングを研究。
- Susan Feldman
- Director, Healthy Ageing Research Unit , Primary Care Research Faculty of Medicine, Nursing and Health Sciences Monash University (Australia)/Associate Professor, Monash University. 専門は行動・健康科学。オーストラリアにおける高齢者のウェルビーイングに関し、研究および実践に関わってきた。
- 金本伊津子
- 桃山学院大学経営学部教授。専門は文化人類学。研究テーマは移動と高齢者のウェルビーイング。
- Hyunsoo Hong
- 東京大学医科学研究所特任助教。専門は文化人類学。研究テーマは韓国および日本における先端的医療と人間のウェルビーイング。
- 佐野(藤田)眞理子
- 広島大学大学院総合科学研究科教授。専門は文化人類学。高齢者の諸活動とウェルビーイングに関し研究を続けている。
- 谷口陽子
- 専修大学経済学部非常勤講師。専門は文化人類学。研究テーマは災害地の復興と高齢者のウェルビーイング。
- 萩野寛雄
- 東北福祉大学教授。専門は社会福祉論。研究テーマは大学を拠点とした街づくり。北欧型高齢者住居施設と大学のコラボレーションの実践にも関わっている。
- 鈴木玲子
- 東北福祉大学特任准教授。専門は高齢者福祉論。研究テーマは運動の実践と高齢者のウェルビーイング。長年、東北地方において高齢者のグループ活動に関わり、地域ケアに関する実践を行ってきた。
- 小泉敦保
- バイタルケア㈱代表取締役社長。名取市におけるデイケア施設において、東日本震災時および震災後に移動した高齢者のケアにあたってきた。
-
日時:2012年2月25日(土) 13:00~17:00