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2018年3月11日(日)
人間文化研究機構北東アジア地域研究推進事業国立民族学博物館拠点国内シンポジウム「北の焼畑、南の焼畑―日本列島の文化を再考する」 -
チラシダウンロード[PDF:1.1MB]
- 日時:2018年3月11日(日)13:00 - 16:00(開場12:30)
- 場所:国立民族学博物館 第4セミナー室
- 一般公開(参加無料/申込不要/定員50名[先着順])
- 主催:人間文化研究機構ネットワーク型基幹研究プロジェクト地域研究推進事業「北東アジア地域研究」国立民族学博物館拠点
- お問い合わせ:northeastasia★idc.minpaku.ac.jp
(送信の際、★のところを@マークに置き換えてください。)
趣旨
日本文化は、平地の水田稲作を中心として論じられる一方で、山地での焼畑は、佐々木高明氏(本館元館長)などによって稲作以前を示す農耕として注目されてきました。しかしながら、カブやダイコンなどの北からの作物が焼畑で栽培されていることは軽視されています。今回は、「北からの道」、「南からの道」を想定して、過去と現在の焼畑をとおして日本列島の基層文化を再考いたします。なお、本館では、2018年4月以降に佐々木高明氏の撮影した写真をデータベースとしてウェブサイトにて公開する予定です。
なお、当日は、10:40 から日本の文化展示場「山のくらし」にてギャラリートークを行います(約20分 )。プログラム
13:00 - 13:15 「趣旨説明:世界のなかの日本の焼畑、佐々木高明氏の焼畑へのまなざし」
池谷和信(国立民族学博物館教授)13:15 - 13:45 「北の焼畑―カブと焼畑」
江頭宏昌(山形大学農学部)13:45 - 14:15 「南の焼畑―持続可能な竹の焼畑」
川野和昭(南方民俗研究所)14:15 - 14:30 「焼畑と地域振興」
神宮正芳(神宮自然農園)14:30 - 14:40 休憩 14:40 - 15:10 コメント1 「日本列島の視点」
野本寛一(近畿大学・名誉教授)
コメント2 「東アジアの視点」
米家泰作(京都大学大学院文学研究科)15:10 - 16:00 総合討論