国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

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2004年3月9日(火)
研究フォーラム「イギリスの大学における人類学教育」

  • 日時:2004年3月9日(火) 13:00~16:00
  • 場所:国立民族学博物館 第4セミナー室
  • 参加方法:事前登録不要(無料)
 

趣旨

国立民族学博物館では、大阪学院大学の客員助教授ロジャー・グッドマン先生(オックスフォード大学教授)と、東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所の客員教授デーヴィド・ゲルナー先生(オックスフォード大学講師)をお迎えし、公開研究フォーラム『イギリスの大学における人類学教育』を開催します。イギリスを手本に進められているとされる国立大学の独立行政法人化を前にして、イギリスの高等教育における人類学の現状を報告していただき、その功罪や可能性、21世紀の人類学教育のあり方を広く館内外の研究者と議論します。

どうぞ、研究者や大学院生を問わず奮ってご参加ください。

プログラム

13:00-14:00 【発表1】Dr. David Gellner (Oxford Univ.)
'Mandarins or Missionaries? Reflections on Practising and Teaching Social Anthropology in two British Universities (Oxford and Brunel)'
14:00-15:00 【発表2】Dr. Roger Goodman (Oxford Univ.)
'An Anthropology of Higher Education Reform in the UK'
15:00-15:10 【休憩】
15:10-16:00 【討論】

発表者略歴

Dr. David Gellner
専門は南アジアの社会人類学。ブルネル大を経て現職[ Leverhulme Major Research Fellow (2002-5)]。現在の研究テーマは、上座部仏教の復興運動とネパールの多様な社会・文化運動。近著に、'The Anthropology of Buddhism and Hinduism: Weberian Themes (OUP Delhi, 2001)、 (ed. with Eric Hirsch) 'Inside Organizations: Anthropologists at Work' (Berg Oxford, 2001)、 (ed.) 'Resistance and the State: Nepalese Experiences' (Social Science Press, Delhi 2003)がある。
Dr. Roger Goodman
専門は社会人類学。ロンドン大、エセックス大を経て現職。現代日本の社会福祉、帰国子女と教育問題、児童虐待などをテーマに研究する。主な著書に、Japan's 'International Youth': The Emergence of a New Class of Schoolchildren (Oxford Univ. Press, 1990) [長島信弘・清水郷美訳『帰国子女-新しい特権層の出現』岩波書店、1992年]、Children of the Japanese State: The Changing Role of Child Protection Institutions in Contemporary Japan (Oxford Univ. Press, 2000) [津崎哲雄訳『日本という国の子どもたち―児童養護施設の社会人類学』明石書店、2004年刊行予定] がある。

お問い合わせ

国立民族学博物館
  〒565-8511 吹田市千里万博公園10-1
  TEL 06-6876-2151(代表) 南真木人、三尾稔