研究会・シンポジウム・学会などのお知らせ
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2011年8月5日(金)
博学連携教員研修ワークショップ2011 in みんぱく「学校と博物館でつくる国際理解教育―新しい民博展示を活用する―」 -
国立民族学博物館を活用した国際理解教育の実践事例の紹介やワーク ショップを通して国際理解教育における博学連携の意義や可能性について考えます。
- 日時:2011年8月5日(金) 10:20~17:00(受付10:00~)
- 場所:国立民族学博物館 セミナー室(2階)および本館展示場内
- 〒565-8511 大阪府吹田市千里万博公園10-1
- TEL:06-6876-2151
- チラシダウンロード [PDF: 221KB]
プログラム
第1部 講演とミュージアムツアー 司会(国立民族学博物館:中牧弘允)
時間 内容 10:20~ 開会挨拶(国立民族学博物館長:須藤健一/日本国際理解教育学会会長・北海道教育大学:大津和子) 10:30~11:00 「博物館と歴史の授業~新学習指導要領に盛り込まれた博物館の活用~」 (共立女子大学:田尻信壹) 11:00~11:15 実践事例「みんぱっくを使った実践の紹介」(東京都立一橋高校:海上尚美) 11:15~11:30 みんぱくミュージアムパートナーズ(MMP)による博学連携の実践の紹介(MMP/吹田市立博物館:五月女賢司/国立民族学博物館:関根理恵) 11:40~12:30 民博の教員によるミュージアムツアー:オセアニア、アメリカ (国立民族学博物館:丹羽典生、八杉佳穂、中牧弘允、伊藤敦規) 12:30~13:30 昼食(各自ご用意ください)+ 展示場自由見学 第2部 ワークショップ
時間 内容 13:30~15:30 -
民博のデジタル・コンテンツを利用した授業づくり(文教大学:今田晃一/中部大学:宇治谷恵/光塩女子学院小学校:長田朋之/国立民族学博物館: 宇田川妙子)
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仮面をつくって語って異文化理解(神戸市立楠高校:秋山明之/国立民族学博物館:笹原亮二、関根理恵)
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歌と踊りで語りつぐ南の島の物語(東京学芸大学附属世田谷小学校:居城勝彦/茨木市立三島小学校:八代健志/帝京大学:中山京子/国立民族学博物館:丹羽典生)
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自分の希望を叶えるエケコ人形(立命館守山中学校・高等学校:木村慶太/葛城市立磐城小学校:山田幸生/国立民族学博物館:中牧弘允)
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ことばで「世界」をみてみよう(同志社中学校・高等学校:織田雪江/国立民族学博物館:庄司博史)
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「見方」を開発-インドの染織資料が見えてくる!(国立民族学博物館:上羽陽子/国立歴史民俗博物館:佐藤優香)
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15:40~16:45 映像&講評(日本国際理解教育学会副会長・同志社女子大学:藤原孝章/同志社女子大学:上田信行)
参加者&スタッフのカフェ懇談会(無料)16:45~16:55 アンケート記入 16:55~17:00 閉会挨拶 参加・申し込み方法
所属・参加者名・参加ワークショップを明記の上、下記までお申し込みください。
(定員に余裕があるワークショップは、当日参加可能です。なお、参加費は不要です。)一般
〒565-8511 吹田市千里万博公園10-1
国立民族学博物館情報企画課
FAX:06-6878-8242
E-mail:E-mail:hakugaku★idc.minpaku.ac.jp(★を@に置き換えて送信ください。)日本国際理解教育学会員
日本国際理解教育学会事務局
E-mail:kokusairikai@bunka.ac.jp
日本国際理解教育学会ホームページ:http://www.kokusairikai.com/第2部ワークショップのご案内
*申し込み時に参加希望ワークショップを明記ください。民博のデジタル・コンテンツを利用した授業づくり
民博の本館展示資料に関するデジタル・コンテンツが学校教育向けに大変充実してきています。またiPadの登場で、博物館における授業づくりの環境が整い、その可能性がさらに高まりつつある状況です。
そこで展示資料のマルチメディア解説作成を行うとともに、学習者が民博で実物(モノ)に出会うまでの事前学習の在り方について検討します。
iPad2は、一人一台配布し、閲覧および操作方法について、初心者を想定して解説します。(約10名)仮面をつくって語って異文化理解
ここは文化を「受け止める力」「伝える力」を引き出すワークショップです。まずはじめに、民博所蔵の仮面と専門家の指導助言の下で対面していただきます。仮面に込められた思いや願いを知ることで、仮面を見る目線が変わります。その後に仮面づくりの作業をしていくうちに、いままで隠れていた自分のものの見方に気づくことでしょう。「異文化」は自分の中にもあるのです。(約 25 名)
※このワークショップでは収蔵資料を扱いますので、前ボタンやチャックのない長袖のTシャツもしくはトレーナーをご持参ください。歌と踊りで語りつぐ南の島の物語
マリアナ諸島グアムの先住民チャモロの人々は、歌と踊りで創世物語や歴史を伝えてきました。当日は新しくなったオセアニア展示場で太平洋の島々をテーマに教材化することの意義、その際の異文化認識の課題を考えます。そして、チャモロの人々の言葉とその意味に合わせた動きを体験してみます。子どもたちと歌や踊りを体験するときに大切にしなければならないこと、ルーツを語り継ぐための物語に込められた人々の思いについて考えます。チャモロ語の歌、チャモロダンスを踊って楽しい時間を過ごしましょう。(動きやすい服装で。約30名)
自分の希望を叶えるエケコ人形
一部の先住民族の福の神をモデルとしたエケコ人形は、願いをかなえるアイテムとして南米で広く人々の家に飾られています。自分が手に入れたいモノのミニチュアを人形の全身に身につけさせ、その入手を祈願します。このワークショップでは、「願い」「祈り」のアイテムやスタイルについて考えるとともに、参加者自身のオリジナルエケコ人形を製作していただきます。(約20名)
ことばで「世界」をみてみよう
日々の生活の中で、情報を伝えたり、感情を表したり、人と人をつなげたり、誰もが無意識に用いている「言語」を題材にしました。主に、民博の本館展示「言語」の中から教材を集めています。ワークショップでは、世界の言語の多様性を感じるともに、日本で使用されている言語から、多文化する社会に気づき、それを支える活動があることを紹介します。またDVDを視聴しながら、少数言語が失われていく背景などについても考えます。言語を題材にして、どのような学びを紡ぎだせるのか一緒に考えていきましょう。(約 30 名)
「見方」を開発-インドの染織資料が見えてくる!
カラフルな色と刺繍、ミラーワークが特徴のインドの染織資料を使って、じっくりみる「見方」を開発します。世界のさまざまな地域から集められた民博のモノは、作り手、使い手のさまざまな思いや経験を背景に持っています。どのようにすればモノの魅力や物語に迫ることができるでしょうか。
子どもたちがどうやってモノと出会い、いかに観察や鑑賞をし、どのように学びを紡いでいくのかを考えます。(約16名)『学校と博物館でつくる国際理解教育―新しい学びをデザインする―』(明石書店)