国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

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2010年2月11日(木・祝)
国際シンポジウム「民博所蔵古音盤に聴く東アジアの声と楽器」

大正から昭和初期にかけて、日本ではレコードが急速に普及し、レコードを通じて音楽が生み出され、楽しまれるようになりました。同じ時期、日本が勢力下におさめた東アジアの各地においても、日本のレコード会社が現地社会に向けたレコードを制作販売しました。この時期の東アジアの音楽の動向は、こうしたレコードを抜きにして考えることができません。  現在、国立民族学博物館には、日本コロムビアが制作したこれらのレコードの金属原盤が所蔵されています。このシンポジウムでは、そこに録音された音を紹介しながら、日本の会社がつくったレコードを通して、当時の東アジアの音楽がどのように展開していったのかを考えます。
なお、このシンポジウムは、人間文化研究機構連携研究「日本コロムビア外地録音のディスコグラフィー的研究」の研究成果公開の一環として開催するものです。

  • 開催日時:2010年2月11日(木・祝) 13:00~16:30
  • 開催場所:国立民族学博物館 講堂
  • 参加方法:当日先着順。事前申し込みは必要ありません。
  • お問い合わせ:国立民族学博物館 福岡研究室
           E-mail:fken@idc.minpaku.ac.jp
           tel 06-6878-8351
           fax 06-6878-7503
  • チラシダウンロード[PDF:610KB]

プログラム

13:00 開会の辞
 須藤健一(国立民族博物館館長)
13:10 国立民族学博物館所蔵日本コロムビア外地録音資料について
 福岡正太(国立民族学博物館)
13:20 基調講演「レコードが結ぶ東アジアの歴史」
 細川周平(国際日本文化研究センター)
14:00 報告「音盤に刻まれた声と楽器~台湾、朝鮮、上海」
 王櫻芬(国立台湾大学)
 山内文登(国立台湾大学)
 尾高暁子(東京藝術大学)
15:30 パネルディスカッション「音盤に東アジアの音楽文化史を聴く」
 細川周平
 王櫻芬
 山内文登
 尾高暁子
 劉麟玉(民族音楽学者)
 司会 福岡正太
16:30 終了