国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

研究会・シンポジウム・学会などのお知らせ

2012年11月30日(金) ~12月1日(土)
国際シンポジウム「ICOM-CECAアジア太平洋地区研究集会」

  • 会期:2012年11月30日(金)~12月1日(土)
  • 場所:国立歴史民俗博物館 講堂
  • 定員:180名
  • 参加費:無料
  • 使用言語:日本語・英語(同時通訳あり)
  • 主催:国立歴史民俗博物館、国立民族学博物館、ICOM-CECAM
  • 後援:ICOM日本委員会、財団法人日本博物館協会
 

開催趣旨

2012年度から学芸員養成科目が改正されて博物館教育が追加され、博物館における教育活動の意味が見直されています。このたび、ICOM(国際博物館会議)の国際委員会の一つであるCECA(Committee for Education and Cultural Action: 教育と文化活動委員会)のアジア太平洋地区の研究集会を国立歴史民俗博物館にて開催します。アジア太平洋地区では初めて開催されるこの大会は、「博物館教育の可能性」をテーマに、博物館教育に関する様々な実践例やアイデア、課題を国内外の博物館関係者と共有し合います。

*ICOM:世界137ヶ国の国と地域から3万人ほどの博物館専門家が参加する国際的な団体
*CECA:博物館における教育や文化活動に興味関心のある会員数千人規模の国際委員会

スケジュール

■ 1日目:11月30日(金)
9:30~ 受付  
10:00~10:05 館長挨拶 平川南(国立歴史民俗博物館長)
10:05~10:10 関係者挨拶 〈調整中〉
10:10~10:30 趣旨説明 太田歩(国立歴史民俗博物館専門職員)
10:30~11:20 基調講演1 布谷知夫(三重県立博物館長)
11:20~12:10 基調講演2 ペ ギドン(ICOM韓国委員会長・韓国博物館教育協会長)
12:10~13:30 休憩  
13:30~14:20 基調講演3 羅欣怡(国立台湾歴史博物館公衆サービス部)
14:20~15:10 基調講演4 チェン ジェラルディーン(シンガポール美術館教育マネジャー)
15:10~15:20 休憩  
15:20~16:10 基調講演5 〈調整中〉
16:10~17:00 基調講演6 〈調整中〉
17:15~  レセプション (場所:国立歴史民俗博物館レストラン。参加費実費)
■ 2日目:12月1日(土)
9:30~ 受付
10:00~10:15 個別発表【博物館体験と教育活動1】
緒方泉(九州産業大学美術館)
「大学美術館のアウトリーチ活動は市民そして大学生を育てる」
10:15~10:30 個別発表【博物館体験と教育活動2】
陳佳利(国立台北芸術大学)、蔡振家(国立台湾大学)
「来館者に与えるバックグラウンド・ミュージックの影響-賴和記念館での事例研究-」
10:30~10:45 個別発表【博物館体験と教育活動3】
木下綾(東海大学)
「持続可能なミュージアムへ:美術館における言語教育プログラムからの考察」
10:45~11:00 個別発表【博物館体験と教育活動4】
城菁汝、賴瑛瑛(国立台湾芸術大学)
「家族の写真にタグをつけよう:博物館教育と大学生」
11:00~11:10 休憩
11:10~11:25 個別発表【博物館体験と教育活動5】
ムハンマド ニザム ムハンマド(ネガラ銀行マレーシア博物館美術館)
「金融リテラシーをのばす博物館教育」
11:25~11:40 個別発表【博物館体験と教育活動6】
佐藤優香(東京大学大学院)
「博物館におけるコミュニケーションプログラムのデザイン-コンセプトメイキングとデザイン要素について-」
11:40~11:55 個別発表【博物館体験と教育活動7】
茂登山清文(名古屋大学大学院)
「展示施設における教育の可能性としてのヴィジュアルリテラシー-名古屋大学プロジェクトギャラリー「clas」の試み-」
11:55~12:25 討論【博物館体験と教育活動】
12:25~14:00 休憩及びポスターセッション
14:00~14:15 個別発表【博物館における人材の育成1】
染川香澄(ハンズ・オン プランニング)
「博物館教育における職員の教育的環境」
14:15~14:30 個別発表【博物館における人材の育成2】
安光善(韓国博物館教育協会)
「成功するインタープリテーションを実施するためのチェックリストと基準の開発」
14:30~14:45 個別発表【博物館における人材の育成3】
神庭信幸(東京国立博物館)
「博物館活動に必要な保存修復専門家を育成するための教育プログラムの開発と実践」
14:45~15:05 討論【博物館における人材の育成】
15:05~15:20 休憩
15:20~15:35 個別発表【社会とのつながり1】
黒岩啓子(ラーニング イノベーション ネットワーク)
「社会変革のための博物館教育」
15:35~15:50 個別発表【社会とのつながり2】
林浩二(千葉県立中央博物館)
「持続可能な社会のための教育と博物館」
15:50~16:05 個別発表【社会とのつながり3】
坂本昇、中脇健児、角正美雪、田中良尚(伊丹市昆虫館)
「地域・施設連携で街を楽しむ事業~「鳴く虫と郷町」」
16:05~16:20 個別発表【社会とのつながり4】
久保晃一、渡邊千秋、岩崎誠司、小川義和、永山俊介、田中邦典(国立科学博物館)
「博学連携ネットワークの構築~教員のための博物館の日を通じて~」
16:20~16:40 討論【社会とのつながり】
16:40~16:45 閉会の挨拶 小島道裕(国立歴史民俗博物館)

司会

小島道裕・太田歩

お申し込み方法

E-mailまたは往復ハガキにて「国際シンポジウムICOM-CECA参加希望」と明記の上、
1.住所
2.氏名(ふりがな)
3.電話番号
4. 参加予定日(両日/1日目のみ/2日目のみ)
5.レセプションへの参加希望の有無
を記入し、下記までお申し込みください。
※お申し込みは前々日まで受け付ける予定ですが、定員に達した時点で締め切ります。
※レセプションへの参加費は実費負担となります。
※携帯電話のメールによるお申し込みはご遠慮ください。

お申し込み・お問い合わせ先

〒285-8502 千葉県佐倉市城内町117番地
国立歴史民俗博物館 研究協力課国際交流係
TEL 043-486-0123(代) E-mail:CECA@ml.rekihaku.ac.jp