研究会・シンポジウム・学会などのお知らせ
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2016年1月30日(土)
~1月31日(日)
公開シンポジウム「アンデス文明初期の神殿と権力生成」 -
チラシダウンロード[PDF:357KB]- 日時:2016年1月30日(土)10:30 - 19:00(開場10:00)/1月31日(日)9:30 - 12:00(開場9:00)
- 場所:キャンパス・イノベーションセンター東京 1F 国際会議室(東京都港区芝浦3-3-6)☆JR山手線・京浜東北線 田町駅から徒歩1分 都営地下鉄浅草線・三田線 三田駅から徒歩5分
- 一般公開(参加無料/申込不要/定員100名[先着順])
- 主催:科学研究費補助金基盤研究(S)「権力の生成と変容から見たアンデス文明史の再構築」(代表:関雄二)
- 協力:古代アメリカ学会
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お問い合わせ:
国立民族学博物館 関研究室
〒565-8511 大阪府吹田市千里万博公園10-1
電話:06-6878-8252
E-mail:sekiken★idc.minpaku.ac.jp
※★を@に置き換えて送信ください。
趣旨
南米太平洋岸に成立した古代アンデス文明。今から55年以上前に日本人のパイオニア的アンデス研究が開始され、以来、今日に至るまでさまざまな成果をあげてきました。とくにアンデス文明初期の形成期(前3000年~西暦紀元前後)と呼ばれる時代に焦点を絞った研究は、その時代に社会統合の中心的役割を担った神殿の建設とそこでの活動を徐々に明らかにし、世界の古代文明のなかでも非常に珍しい発展過程を経てきたことを国内外に示してきました。本シンポジウムでは、過去5年にわたって実施してきた古代アンデス文明における権力の生成過程を解明するプロジェクトの総括として、プロジェクトに参加したさまざまな分野の研究者が、最新のデータを経済、宗教、闘争などの視点から分析し、権力の誕生と発展に迫ります。
プログラム
1月30日(土)
10:30 - 10:40 あいさつ 10:40 - 11:10 「パコパンパ遺跡における建築の変遷からみた権力形成」
関雄二(国立民族学博物館)11:10 - 11:15 質疑応答 11:15 - 11:45 「パコパンパ神殿における景観と建築活動:人類学的物質文化研究の視点より」
坂井正人(山形大学)11:45 - 11:50 質疑応答 11:50 - 13:00 昼食 13:00 - 13:30 「パコパンパ遺跡の土器から考察される社会変化」
中川渚(総合研究大学院大学)13:30 - 13:35 質疑応答 13:35 - 14:05 「パコパンパ遺跡における生産活動と消費活動 -石器・骨角器・土製品・金属器の分析から-」
荒田恵(国立民族学博物館)14:05 - 14:10 質疑応答 14:10 - 14:40 「パコパンパ遺跡における金属製錬と加工 -形成期の祭祀遺跡でおこった技術革新-」
清水正明(富山大学)、清水マリナ(富山大学)、荒田恵(国立民族学博物館)14:40 - 14:45 質疑応答 14:45 - 15:00 休憩 15:00 - 15:30 「アンデス文明形成期の金属製品の製作に関する一考察 -蛍光X線分析の結果から-」
日髙真吾(国立民族学博物館)、橋本沙知(国立民族学博物館)15:30 - 15:35 質疑応答 15:35 - 16:05 「神殿に運ばれた動物たち -動物利用からみた古代アンデス社会-」
鵜澤和宏(東亜大学)16:05 - 16:10 質疑応答 16:10 - 16:40 「古人骨から古代アンデスの生老病死を復元する -パコパンパ遺跡から出土した人骨の生物考古学的分析-」
長岡朋人(聖マリアンナ医科大学)、森田航(北海道大学)16:40 - 16:45 質疑応答 16:45 - 17:00 休憩 17:00 - 17:30 「同位体分析から考察するパコパンパ遺跡の生態資源利用」
瀧上舞(山形大学)、米田穣(東京大学)17:30 - 17:35 質疑応答 17:35 - 18:05 「クントゥル・ワシ遺跡における神殿の変容過程と権力」
井口欣也(埼玉大学)18:05 - 18:10 質疑応答 18:10 - 19:00 総括 1月31日(日)
9:30 - 10:00 「神殿がそこに建つ理由:ヘケテペケ川中流域における神殿の興廃の歴史から」
鶴見英成(東京大学)10:00 - 10:05 質疑応答 10:05 - 10:35 「海岸の神殿からみた権力形成」
芝田幸一郎(神戸市外国語大学)10:35 - 10:40 質疑応答 10:40 - 11:10 「ペルー南高地の神殿:『周縁』から見た形成期社会」
松本雄一(山形大学)11:10 - 11:15 質疑応答 11:15 - 11:55 総括 11:55 - 12:00 あいさつ