国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

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2017年3月25日(土)
北東アジアのガラス玉の道――アイヌのタマサイを中心に

チラシダウンロード[PDF:4.0MB]
  • 日時:2017年3月25日(土) 14:00 - 16:50
  • 場所:国立民族学博物館 第4セミナー室(本館2F)
  • 一般公開(参加無料/要事前申込[先着順]/定員70名)
  • 申し込み先・お問い合わせ:
    北東アジア地域研究 国立民族学博物館拠点
    〒565-8511 大阪府吹田市千里万博公園10-1
    E-mail:northeastasia●idc.minpaku.ac.jp(●を@に置き換えてください)
 

人間文化研究機構 北東アジア地域研究推進事業 国立民族学博物館拠点 第10回月例会

趣旨

アイヌのガラス玉の首飾り(タマサイ)は、13・14世紀の遺跡から出土しており、アイヌ文化期初期から重要な交易品だったことがうかがえます。北海道にもたらされたガラス玉の生産地は、時代によって異なることが指摘されてきましたが、近年はガラスの成分分析の研究も進み、その流通ルートが明らかになりつつあります。アイヌ文化におけるガラス玉利用とその意味にも着目しながら、北東アジアの人と物の移動・交流についてさぐります。

 

プログラム

司会 齋藤玲子(国立民族学博物館准教授)
13:30 - 開場
14:00 - 14:05 挨拶・趣旨説明
池谷和信(国立民族学博物館教授)
14:05 - 14:45 発表(発表30分・質疑10分)「北海道におけるガラス材質の変遷」
高橋美鈴(様似町教育委員会学芸員)
14:45 - 15:25 発表(発表30分・質疑10分)「アイヌ文化のシトキの形成」
越田賢一郎(札幌国際大学縄文世界遺産研究室室長)
15:25 - 15:35 休憩
15:35 - 16:15 発表(発表30分・質疑10分)「北方世界のガラス玉の流通について」
中村和之(函館工業高等専門学校教授)
16:15 - 16:25 コメント
大塚和義(大阪学院大学教授/国立民族学博物館名誉教授)
16:25 - 16:50 討論
閉会挨拶