国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

研究会・シンポジウム・学会などのお知らせ

2020年1月31日(金)
Fijian Languages Symposium

  • 日時:2020年1月31日(金)14:00 - 17:00
  • 場所:Room 3.08 Geography Building Massey University, Palmerston North New Zealand
  • 言語:英語
  • 一般公開
  • 関連プロジェクト:
    ・国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))「時空間を融合する:GISと数理モデルを用いた新たな言語変化へのアプローチ」(2018.10-2023.3、研究代表者:菊澤律子、日本学術振興会科学研究費補助金)
  • お問い合わせ:
    FijiGISプロジェクト事務局
    E-mail:fijigis●minpaku.ac.jp
    ※●を@に置き換えてご送信ください。
 

趣旨

本シンポジウムは、科研費プロジェクト(国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))「時空間を融合する:GISと数理モデルを用いた新たな言語変化へのアプローチ」(2018.10-2023.3、研究代表者:菊澤律子、日本学術振興会科学研究費補助金))の中途研究成果報告の一部として開催する。フィジー語の方言(コミュナレクト)を、地理情報システム(GIS)を用いて地図化することを当初の目的としていた本プロジェクトは、今や言語学や地理学だけでなく、文化人類学や計算言語学(機械学習)など多分野の研究者を巻き込みながら学際的に発展してきている。本シンポジウムは一般公開であり、さまざまな参加者の質問やコメントを歓迎すると同時に、フィジーの諸言語に関心をもつ人々との情報共有の場になることを期待する。各発表者ともに発表15分、質疑応答5分である。なおシンポジウムの後(2月1日~2日)には、プロジェクトメンバーによるサテライトワークショップを開催し、今後の研究計画の詳細を詰める。

 

Program

14:00 - 14:10 開会の挨拶 ラッセル・プリンス(マッセー大学)
プロジェクトについて 菊澤律子(国立民族学博物館/総合研究大学院大学)
14:10 - 14:30 フィジー言語地図:それらはどのように作成されどのように読むべきか
ポール・ギャラティ(南太平洋大学)
14:30 - 14:50 フィジー語ナサロワンガ方言
アポロニア・タマタ(フィジー先住民信託基金委員会)
14:50 - 15:10 対話的ウェブ地図:データ探索 対 主題地図帳
ジョン・ローリー(マッセー大学)
15:10 - 15:30 言語的地図化と歴史的分析:垂直的・水平的伝達とGISの適用の可能性
菊澤律子(国立民族学博物館/総合研究大学院大学)
15:30 - 15:50 休憩
15:50 - 16:10 系統樹の制約の緩和
村脇有吾(京都大学)
16:10 - 16:30 フィジー手話の親族名称:音声フィジー語との比較
佐野文哉(京都大学)
16:30 - 16:50 フィジー語ヴァトゥレレ方言の所有構文
岡本進(東京外国語大学)
16:50 - 17:00 閉会の挨拶 ジョン・ローリー(マッセー大学)