国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

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2008年11月23日(日)
国際フォーラム「無国籍者からみた世界―現代社会における国籍の再検討」

チラシダウンロード[PDF:8.47MB]

1948年に国連で採択された「世界人権宣言」には、「すべての人は、国籍をもつ権利を有する」との記述が盛り込まれています。しかしながら、世界には様々な状況のもとで国籍をもたずに暮らしている人びとが存在しています。本フォーラムでは、無国籍にまつわる経験をもつ人々のほか、弁護士、研究者、国連職員などを交え、今日における国籍の意味を再検討します。また、無国籍の人々をテーマにしたドキュメンタリーを上映いたします。

  • 日時:2008年11月23日(日) 10:30~17:30
  • 場所:国連大学ビル(5F・エリザベスローズホール)
       東京都渋谷区神宮前5-53-70
  • 言語:日本語・英語(午後の部のみ日英同時通訳付き)
  • 費用:入場料無料。事前登録必要。先着順。
  • 主催:国立民族学博物館(みんぱく)
       国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)
  • 協力:移民政策学会
  • 協賛:文部科学省科学研究費「移動する人々とパスポートをめぐる力学に関する文化人類学的研究

プログラム

第1部(10:00~12:30)

開会のあいさつ

趣旨説明
 陳天璽(国立民族学博物館准教授)
 近藤敦(名城大学教授)

司会
 南真木人(国立民族学博物館准教授)
 金児真依(UNHCR法務官補佐)

無国籍者に関するドキュメンタリー上映
第2部(13:30~14:30)

歓迎のあいさつ
 松園萬亀雄(国立民族学博物館館長)

基調講演「忘れられた人々-無国籍の問題に対する国際的な枠組みについて」
 ヨハン・セルス(国連難民高等弁務官事務所在日事務所 代表

第3部(14:30~17:30)

無国籍にまつわる個人の経験のほか、専門家による報告と議論が行われます。無国籍であるがゆえの日常生活における様々な現実、そして問題と解決策を考えます。また現代社会における国籍の意味を再検討します。

パネルディスカッション

モデレーター
 陳天璽(国立民族学博物館准教授)
 ヨハン・セルス(国連難民高等弁務官事務所在日事務所 代表)

  • ユージン・アクセノフ(インターナショナルクリニック院長)
  • ダニエル・アルカル(UNHCR首席法務官)
  • グエン ティ・ホン ハウ(京都大学大学院生)
  • 小森宏美(京都大学助教)
  • 李文彪(気功整体医院院長)
  • 李仁子(東北大学講師)
  • 山口元一(弁護士) ほか(50音順、敬称略)

閉会のあいさつ
 中牧弘允(国立民族学博物館教授)

申し込み・問い合せ先

フォーラム名、氏名、所属、連絡先を明記の上、メールまたはFAXにてお申し込みください。
stateless@idc.minpaku.ac.jp
TEL:06-6878-8235(研究協力課国際協力係)
FAX:06-6878-8479