国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

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2012年11月28日(水) ~11月30日(金)
平成24年度みんぱく若手研究者奨励セミナー「包摂と自律の人間学――空間をめぐって」

チラシダウンロード[PDF:590KB]
  • 会期:2012年11月28日(水)~ 11月30日(金)
  • 場所:国立民族学博物館 第6セミナー室
 

最優秀発表者の決定について

2012年11月28日から11月30日にかけて、今年度で4回目となる「みんぱく若手研究者奨励セミナー」を開催しました。「包摂と自律の人間学―空間をめぐって」をテーマにした今回のセミナーでは、本館教員による機関研究の紹介に続いて、受講者による研究発表が行なわれました。また、本館の共同利用制度と、図書室・収蔵庫などの施設の紹介も合わせて実施しました。なお、「第4回みんぱく若手セミナー賞」は、下記の方に授与しました。

[みんぱく若手セミナー賞]
 久保忠行(日本学術振興会特別研究員/京都大学)
[発表タイトル]
 「難民から市民へ―ビルマ難民の移動と定住」
 発表要旨[PDF:136KB]→

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プログラム

11月28日(水)
10:30 ~10:45 館長挨拶 須藤健一(国立民族学博物館長)
10:45 ~11:00 趣旨説明と講演者紹介 平井京之介(国立民族学博物館准教授)
機関研究説明会 司会:平井京之介
11:00 ~11:20 鈴木紀(国立民族学博物館准教授)
「支援の人類学――グローバルな互恵性の構築に向けて」
11:20~11:40 鈴木七美(国立民族学博物館教授)
「ケアと育みの人類学」
11:40~12:00 齋藤晃(国立民族学博物館准教授)
「近代ヒスパニック世界における国家・共同体・アイデンティティ――スペイン領アメリカの集住政策の研究」
◇セッション1 司会:平井京之介 
13:00~13:50 河野明佳(津田塾大学博士課程院生)
「南アフリカにおける分断統治とアフリカ人の主体的な民族意識の表明――クロムドゥラーイ住民にとっての『ソト人であること』」
発表要旨[PDF:152KB]→
13:50~14:40 井本佐保里(東京大学博士課程院生)
「ナイロビ・スラムの『学校』――場の自律性と地域との関係」
発表要旨[PDF:244KB]→
◇セッション2 司会:藤本透子(国立民族学博物館機関研究員)
15:00~15:50 鈴木佑記(日本学術振興会特別研究員/早稲田大学)
「区切られる空間、つながる場所――タイ海洋国立公園におけるモーケンの潜水漁の動態」
発表要旨[PDF:122KB]→
15:50~16:40 日野智豪(上智大学アジア文化研究所共同研究所員)
「ハイブリッドからモノカルチャーへ――タイ北部農村社会におけるHIV/AIDS感染者組織の生成と転回」
発表要旨[PDF:142KB]→
16:40~17:30 久保忠行(日本学術振興会特別研究員/京都大学)
「難民から市民へ――ビルマ難民の移動と定住」
発表要旨[PDF:136KB]→
11月29日(木)
◇セッション3 司会:平井京之介
10:00~10:50 兼松芽永(一橋大学博士課程院生)
「『循環する場所』としての枯木又――エコミュージアムと/から大地の芸術祭へ」
発表要旨[PDF:409KB]→
10:50~11:20 「カムイノミ」見学
11:20~12:10 渡部鮎美(国立歴史民俗博物館研究支援員)
「過疎・高齢化地域における社会的選択としての複数居住」
発表要旨[PDF:142KB]→
◇セッション4 司会:河合洋尚(国立民族学博物館機関研究員)
13:10~14:00 櫻田涼子(京都大学GCOE研究員)
「空間から場所へ――マレーシアの住宅団地における華人コミュニティ構築の事例から」
発表要旨[PDF:131KB]→
14:00~14:50 小林宏至(首都大学東京博士課程院生)
「グローバルメディアと民俗知識」
発表要旨[PDF:143KB]→
◇セッション5 司会:加賀谷真梨(国立民族学博物館機関研究員)
15:10~16:00 奈良雅史(筑波大学博士課程院生)
「ポリティクスをしないことによる『自律性』――中国雲南省昆明市回族社会のインフォーマルな宗教活動の事例から」
発表要旨[PDF:192KB]→
16:00~16:50 上村淳志
「内からの包摂を維持する試み――メキシコにおける性的少数者の教会の包摂と自律」
発表要旨[PDF:140KB]→
11月30日(金)
10:30~12:00 総合討論 司会:平井京之介
13:00~16:30 共同利用制度と施設の紹介、アンケートの記入
16:30~17:00 講評・表彰・閉会挨拶