国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

スタッフの紹介

金田純平
金田純平KANEDA Jyunpei
文化資源研究センター・機関研究員
専門分野
  • 言語学、日本語学、音声学、コミュニケーション学、情報学
各個研究
  • 1.博物館展示情報システムのユーザビリティ研究
  • 2.会話のマルチモーダル分析
  • 3.談話標識(間投詞・文末詞)の言語間対照
  • 4.人文研究・教育におけるICT技術の活用
個人ホームページ
※2016年3月31日をもって本館を退職いたしました。

経歴

学歴
  • 関西学院大学 総合政策学部 総合政策学科卒業(2000.3)
  • 神戸大学大学院総合人間科学研究科 コミュニケーション学専攻 言語論講座 博士前期課程 修了(2005.3)
  • 神戸大学大学院総合人間科学研究科 コミュニケーション学専攻 人間情報論講座 博士後期課程 修了(2008.3)
職歴
  • しんきん大阪システムサービス株式会社 営業第一部(開発担当)(2000.4-2003.1)
  • 日本学術振興会特別研究員(DC2)(2006.4-2008.3.9)
  • 神戸大学大学院国際文化学研究科 特命助教(2008.4-2010.3)
  • 株式会社国際電気通信基礎技術研究所 事業統括部 専任研究員(2010.4-2011.3)
  • ATR Learning Technology 株式会社 企画開発部(2010.4-2011.3)
  • 関西大学文学部 特別任用准教授(2010.12-2012.9)
  • 関西大学教育推進部 特別任用准教授(2012.9-2013.3)
  • 国立民族学博物館 機関研究員(2013.4-現在)
  • 神戸総合医療専門学校 言語聴覚士科 非常勤講師(2006.4-現在)
  • 神戸YMCAランゲージセンター 講座日本語 非常勤講師(2009.4-10)
  • 神戸大学大学院国際文化学研究科 非常勤講師(2010.4-現在)
  • 関西学院大学国際学部 非常勤講師(2010.4-2011.3)
  • 関西大学大学院文学研究科 非常勤講師(2012.4-現在)
  • 関西大学教育推進部 非常勤講師(2012.4-2013.3)
  • 関西大学文学部 非常勤講師(2013.4-現在)
  • 兵庫医科大学 非常勤講師(2013.4-現在)
学位
  • 博士(学術)神戸大学

専門分野

言語学、日本語学、音声学、コミュニケーション学、情報学

研究のキーワード

話しことば、音声文法、非言語行動、発声と調音
マルチメディア、マルチモーダル
ユーザインタフェース、ユーザ中心設計のプロセス

研究課題

  • 会話のマルチモーダル分析
  • 談話標識(間投詞・文末詞)の言語間対照
  • 人文研究におけるマルチメディア技術の活用 
  • 人文・教育系情報システムにおけるユーザインタフェース設計・評価
  • 博物館展示情報システム

受賞歴

2013
日本音声学会 学術研究奨励賞(林良子・坂井康子・金田純平「基礎資料 発声と声帯振動―ファイバースコープを用いた観察―」)

業績詳細

著書
2012
『私たちの日本語』 朝倉書店(定延利之・森 篤嗣・茂木俊伸と共著)
単行本収録論文
近刊
「文末の感動詞・間投詞について―感動詞対照のもうひとつの形―」友定 賢治(編)『感動詞の言語学』ページ番号未定, ひつじ書房
2011
「要素に注目した役割語対照研究―「キャラ語尾」は通言語的なりうるか―」金水敏(編)『役割語研究の展開』pp.127-152, くろしお出版
2010
「文化研究への文化情報リテラシーの駆使の試み―淡路人形浄瑠璃における「伝承」を対象に―」岡田浩樹・定延利之(編)『可能性としての文化情報リテラシー』pp.71-90, ひつじ書房
2008
「発話内における単位認定の問題点について―談話から見た文法単位の再検討―」串田秀也・定延利之・伝 康晴(編)『単位としての文と発話』pp.71-94, ひつじ書房
2007
「句末昇降調について―現れ方と成り立ち―」定延利之・中川正之(編)『音声文法の対照』 pp.103-128, くろしお出版.
2006
「無助詞題目の認知的特徴―心内処理と現場性―」中川正之・定延利之(編)『言語に現れる「世間」と「世界」』pp.47-78, くろしお出版.
学術論文
2012
「ライティングセンター運営支援システムの改善とその評価」『大学ICT推進協議会 2012年度年次大会 論文集』 pp.396-399.(本村康哲・林田定男・實渊洋次と共著、第1著者)
2012
「キャンパスにおける携帯端末の利用実態―学生対象コンテクスト調査とその分析から―」『大学ICT推進協議会 2012年度年次大会 論文集』pp.404-407.(本村康哲・林田定男・實渊洋次と共著、第2著者)
2012
「文学部におけるライティング環境調査―卒論ラボを中心に―」『高等教育研究』3号, pp.69-79, 関西大学教育開発支援センター.(樋口隆太郎・林田定男・出口由美・山田嘉徳と共著、第5著者)
2011
「ウェブ環境を用いたライティングセンターの運用~「卒論カード」運用実態調査より~」『大学ICT推進協議会 2011年度年次大会 論文集』 pp.539-542.(本村康哲・林田定男・實渊洋次・山本幾生と共著、第1著者)
2011
「ライティング指導支援環境設計のためのユーザ行動の分析~学生のレポート作成過程実態調査より」『大学ICT推進協議会 2011年度年次大会 論文集』 pp.535-538.(本村康哲・林田定男・實渊洋次・山本幾生と共著、第2著者)
2010
「Melodic Intonation Therapy(MIT)日本語版の有効性の検討―音響分析で捉えた発話特徴の変化―」『言語聴覚研究』7巻3号, pp.174-183, 日本言語聴覚士協会.(中川ゆり子・林良子・佐野真弓・佐藤正之・関啓子と共著、第2著者)
2008
「句末に現れる「うなずきもどき」について―言語と非言語の相互作用―」『中日非語言交際研究』 pp.83-100, 中国海洋大学.
2008
「役割語」『言語』37巻5号, 大修館書店, pp.84-89
2008
「コミュニケーション・文法とキャラクタの関わり」,『言語』37巻1号 pp.52-59, 大修館書店(澤田浩子・定延利之と共著、第1著者).
2006
「無助詞構文の方言間対照―備中方言と大阪方言を中心に―」 『国際文化学』17号, pp.1-14, 神戸大学国際文化学会.
2006
「間投助詞と発話行為―韻律・非言語行動との相関から―」 『第7回日本語文法学会大会予稿集』 pp.59-68, 日本語文法学会.
2005
"Phrase-final raise-fall tone and disfluency in Japanese: A preliminary study," Proceedings of Disfluency in Spontaneous Speech 2005, pp.109-112.
2005
「句末卓立と非流暢性の関連についての準備的考察」 『言語・音声理解と対話処理研究資料集』(SIG-SLUD-A501)44, pp. 39-44, 人工知能学会
2005
「日本語無助詞名詞句の無標性」 Kansai Linguistic Society 25, pp.315-325, 関西言語学会.
学位論文
2008
「談話の文法―「題目」に関する総合的研究―」神戸大学大学院総合人間科学研究科博士論文
2005
「日本語無助詞名詞句の無標性」神戸大学大学院総合人間科学研究科修士論文
口頭発表
◇ 学会発表
2011
「マルチメディア技術を活用した文法研究」 日本語文法学会第12回大会チュートリアル 於東京外国語大学.
2008
Speakers' ‘Nod-like' Head Movement in Japanese Conversation: Is it Truly a Communicative Action?" 12th International Conference of European Association of Japanese Studies 於Grand Hotel Tiziano(イタリア・レッチェ).
2007
「句末に現れる「うなずきもどき」について―言語と非言語の相互作用―」中日非語言交際研究研討会 於中国海洋大学(中国・青島).
2007
「オノマトペの漫画的用法―コミュニケーションにおける「ショーアップ語」―」 (澤田浩子・中川明子と連名) 2007年上海外国語大学日本学国際研討会 於上海外国語大学.
2006
"Providing new methods for teaching Japanese speech communication for learners of Japanese as L2: developing teaching materials using MRI-movies and natural speech data,"(Ryoko Hayashi, Chunyue Zhu, Toshiyuki Sadanobu, Donna Erickson, Nick Campbell, Miyoko Sugitoと連名), 4th Joint Meeting of ASA/ASJ 於 Sheraton-Waikiki Hotel(ハワイ州ホノルル).
2006
「間投助詞と発話行為―韻律・非言語行動との相関から―」日本語文法学会第7回大会 パネルセッション「自然会話データを使った日本語文法研究の新たな広がり」於神戸大学.
2006
"Wie kann man MRI-Daten und Daten aus naturlichen Gesprachen im Kommunikationsunterricht nutzen?"(Toshiyuki Sadanobu, Chunyue Zhu, Ryoko Hayashi, Kenji Tomosada, Donna Erickson, Kiyoshi Honda, Miyoko Sugitoと連名), 13. Deutschsprachiger Japanologentag 於 Universitat Bonn(ドイツ・ボン).
2005
"Phrase-final raise-fall tone and disfluency in Japanese: A preliminary study" Disfluency in Spontaneous Speech 2005 於 Hotel Aquabella(フランス・エクス=アン=プロバンス).
2004
「日本語無助詞名詞句の無標性」 第25回関西言語学会 於京都外国語大学.
◇ 研究会等発表
2012
「キャンパスにおける携帯端末の利用実態―学生対象コンテクスト調査とその分析から―」大学ICT推進協議会 2012年度年次大会 於神戸国際会議場(本村康哲・林田定男・實渊洋次と連名).
2012
「ライティングセンター運営支援システムの改善とその評価」大学ICT推進協議会 2012年度年次大会 於神戸国際会議場(本村康哲・林田定男・實渊洋次と連名).
2011
「ウェブ環境を用いたライティングセンターの運用~「卒論カード」運用実態調査より~」 大学ICT推進協議会 2011年度年次大会 於福岡国際会議場(本村康哲・林田定男・實渊 洋次・山本 幾生と連名).
2011
「ライティング指導支援環境設計のためのユーザ行動の分析~学生のレポート作成過程実態調査より」 大学ICT推進協議会 2011年度年次大会 於福岡国際会議場(本村康哲・林田定男・實渊 洋次・山本 幾生と連名).
2011
「私の日本語授業をネットで公開するには」 日本語音声コミュニケーション教育研究会 第1回研究集会 於米子コンベンションセンター.
2011
「言語コミュニケーション研究におけるメディアとICT」計測自動制御学会自律分散システム部会第48回研究会 於神戸大学工学部キャンパス.
2009
「役割語からみた文末詞対照」 シンポジウム・研究発表会「役割・キャラクター・言語」於神戸大学.
2005
「句末卓立と非流暢性の関連についての準備的考察」 人工知能学会 言語・音声理解と対話処理研究会44  於京都工芸繊維大学.
講演
2008
「フォトショでダイエット―家庭でできるマルチメディア珍・活用術―」神戸大学大学院国際文化学研究科公開講座 「つくる・つたえる・たのしむ~アートによる現代のコミュニケーション~」(村尾元と共同講演)