スタッフの紹介
略歴
総合研究大学院大学文化科学研究科比較文化学専攻博士後期課程単位取得退学。日本学術振興会特別研究員(PD)、新潟国際情報大学情報文化学部講師、新潟国際情報大学情報文化学部准教授を経て、2014年より民博。
研究のキーワード
リプロダクション(性と生殖)、ジェンダー、インド、サブスタンス、身体
現在の研究課題
- 近代化、開発がもたらすリプロダクション実践の変容
- 代理出産の文化論
- サブスタンスを通した個と集団カテゴリーの同定と差異化
- 南アジアにおける産児制限と優生学
所属学会
日本文化人類学会、日本南アジア学会、日本宗教学会、宗教と社会学会
主要業績
- 2014
- 「多産、人口、統計学的未来―インドにおけるリスク管理としての産児制限」東賢太朗・市野澤潤平・木村周平・飯田卓編『リスクの人類学―不確実な世界を生きる』、世界思想社、pp.39-61。
- 2013
- 『ジェンダーとリプロダクションの人類学―インド農村社会の不妊を生きる女性たち』、昭和堂。
- 2013
- 『インドにおける代理出産の文化論―出産の商品化のゆくえ』、風響社。
- 2013
- 「インドにおける生殖ツーリズムと代理懐胎―ローカル社会との関わりを中心に」日比野由利編『グローバル化時代における生殖技術と家族形成』、33-52頁、日本評論社、pp.33-52。
- 2009
- 「「回復」を希求する―インド農村社会における不妊と「流産」経験」『文化人類学』第74号3巻、pp.423-440。
代表者を務めた研究プロジェクト
- 文部科学省科研費(特別研究員奨励費)「インド農村社会における生殖医療と多元的医療実践に関する人類学的研究」研究代表者(2006年4月~2008年3月)
- 文部科学省科研費(特別研究員奨励費)「現代インド社会におけるいのちの医療化と生命倫理の多元性に関する人類学的研究」研究代表者(2008年4月~2010年3月)
- 文部科学省科研費(研究活動スタートアップ)「現代インドにおける生命倫理の文化論構築に関する人類学的研究」研究代表者(2010年10月~2012年3月)
経歴詳細
学歴
- 南山大学文学部人類学科卒業(1999)
- 名古屋大学大学院国際開発研究科国際協力専攻博士前期課程修了(2002)
- 総合研究大学院大学文化科学研究科比較文化学専攻博士後期課程単位取得退学(2007)
職歴
- 日本学術振興会特別研究員(PD)(2007)
- 新潟国際情報大学情報文化学部情報文化学科講師(2010)
- 新潟国際情報大学情報文化学部情報文化学科准教授(2013)
- 国立民族学博物館先端人類科学研究部准教授(2014)
学位
- 文学士(南山大学文学部、1999)
- 学術修士(名古屋大学大学院国際開発研究科、2002)
- 文学博士(総合研究大学院大学文化科学研究科、2008)
研究詳細
- 近代は女性の身体にとってどのように経験されるのか―ということを、インドを対象として研究しています。特に女性のライフコースの中で大きな意味を持つリプロダクション(性と生殖)を主要な研究領域として、産む(出産・助産)、産まない(避妊・家族計画・中絶)、産めない(不妊)をめぐる社会的営みや文化的実践、歴史的変容を検討しています。
- これまで、インドの地方村落におけるヒンドゥー社会のリプロダクションの実践とその変容について研究をしてきましたが、近年は、生殖医療技術の現場で表出するサブスタンス(継承物質)の概念や、親族、カースト、民族という自他意識の区分について関心を持ち、代理出産の調査と各地の比較も行っています。
業績詳細
著書
- 2013
- 『ジェンダーとリプロダクションの人類学―インド農村社会の不妊を生きる女性たち』、昭和堂。
- 2013
- 『インドにおける代理出産の文化論―出産の商品化のゆくえ』、風響社。
論文
- 2019
- 「公的経験を支える家族ネットワーク―西インド高齢女性のライフストーリーから」『多民族社会の宗教と文化』(22):33-45
- 2019
- 「インド・ヒンドゥー聖地の複数化する宗教資源とその正当性」杉本良男・松尾瑞穂編『聖地のポリティクス―ユーラシア地域大国の比較から』、pp.311-330、風響社。
- 2018
- 「インド 医療ツーリズムと不妊治療」村上薫編『不妊治療の時代の中東―家族をつくる、家族を生きる』(アジ研選書)、アジア経済研究所、149-155頁(全245頁)。
- 2018
- 「錯綜する家族の作り方―生殖医療と代理母問題」粟屋利江・井上貴子編『インド ジェンダー研究ハンドブック』、東京外国語大学出版会、142-146頁(全333頁)。
- 2016
- 「信じること、あてにすること―インドにおける不妊女性の宗教実践の選択」川橋範子・小松加代子編『ジェンダーと宗教のポリティクスーフェミニスト人類学のまなざし』159-190頁、昭和堂(全240頁)。
- 2015
- Solving family problems: The role of religious practices for the Indian middle class, Crispin Bates and Minoru Mio (eds.) Cities in South Asia, pp.228-242, Oxon and New York: Routledge, 2015.
- 2015
- 「新たなサブスタンスとつながりの再配置―インドの生殖医療のフィールドから」『民博通信』、pp.4-9、2015年6月30日。
- 2015
- 「メディカル・ツーリズム」三尾稔・杉本良男編『現代インド6 環流する文化と宗教』、東京大学出版会、pp.180-184、2015年5月8日。
- 2015
- 「産児制限運動の複相的展開―危険なリプロダクションへのまなざし」石坂晋哉編『インドの社会運動と民主主義―変革を求める人びと』pp.92-117、京都:昭和堂。
- 2014
- 「多産、人口、統計学的未来―インドにおけるリスク管理としての産児制限」東賢太朗・市野澤潤平・木村周平・飯田卓編『リスクの人類学―不確実な世界を生きる』、世界思想社、pp.39-61。
- 2013
- 「インドにおける生殖ツーリズムと代理懐胎―ローカル社会との関わりを中心に」日比野由利編『グローバル化時代における生殖技術と家族形成』、33-52頁、日本評論社、pp.33-52。
- 2012
- 「多元的医療実践と植民地主義」『世界地理講座Ⅵ南アジア』立川武蔵・杉本良男・海津正倫編、朝倉書店、pp.393-402。
- 2011
- 「インドの食と健康―浄・不浄と社会」『世界の食に学ぶ―国際化の比較食文化論』河合利光編、時潮社、pp.100-121。
- 2011
- 「「他者」とともにある日常―インドにおけるコンタクト・ゾーンとしての国際結婚」『コンタクト・ゾーンの人文学―Problematique/問題系』田中雅一・船山徹編、晃洋書房、pp. 257-282。
- 2011
- 「代理懐胎のパラドックス―インド」『世界の出産―儀礼から先端医療まで』松岡悦子・小浜正子編、勉誠出版、pp.60-69。
- 2011
- 「現代インドの都市中間層と葬送儀礼の変化―ナラヤン・ナーグ・バリ儀礼を事例として」『年報人類学研究』、南山大学人類学研究所、pp.85-107。
- 2010
- 「ジェンダー化されたサファリング―不妊の病因論と経験の組織化」『コンタクト・ゾーン』第3号、pp.166-186。
- 2009
- 「「回復」を希求する―インド農村社会における不妊と「流産」経験」『文化人類学』第74号3巻、pp.423-440。
- 2009
- 「争点化するセクシュアリティ―植民地期インドにおけるR.D.カルヴェーの思想と活動を中心に」『南アジア研究』第21号、pp.152-173。
- 2009
- 「生命という不確実性とリスク―インドにおける代理懐胎をめぐって」『Kyoto Working Paper』京都大学G-COE serires29。
- 2007
- 「女性の身体―身体は所与のものか」『医療人類学のレッスン』池田光穂・奥野克己編、学陽書房、pp.171-198。
- 2007
- 「インドにおける生殖医療技術と不妊の医療化―マハーラーシュトラ・プネーの医師の言説から」『南アジア研究』第19号、pp.30-59。
- 2007
- ‘Gender, Caste and Childlessness: Religious treatment seeking behavior in Rural India' 『文化科学研究特集号』(e-journal)、総合研究大学院大学。
- 2006
- 「帝国医療とネイティブ女性―バースコントロールにおける身体の「管理」と女性の「救済」」『地域研究論集』第7巻2号、平凡社、pp.59-80。
- 2006
- 「「一人か二人、それで十分!」―マハーラーシュトラ農村社会における家族計画の実践」『マハーラーシュトラ』第11号、pp.1-29。
- 2003
- 「出産の近代化政策における「伝統的」産婆―インドのTBAトレーニングをめぐる価値と実践」『民族學研究』第68巻1号、pp.65-84。
学位論文
- 2008
- 『インド農村社会における不妊経験の人類学』総合研究大学院大学文化科学研究科博士論文。
- 2002
- 『出産の近代化とローカルな実践の位相―インド・マハーラーシュトラにおける「伝統的」産婆の開発をめぐって』名古屋大学国際開発研究科修士論文。
エッセイ、小論
- 2019
- 「鬼の棲む島―『鬼ヶ島』の古今東西」『月刊みんぱく』43(8):8-9。
- 2019
- 「多文化の中の子育て④」『毎日新聞』2019年2月22日刊。
- 2019
- 「多文化の中の子育て③」『毎日新聞』2019年2月16日刊。
- 2019
- 「多文化の中の子育て②」『毎日新聞』2019年2月7日刊。
- 2019
- 「多文化の中の子育て①」『毎日新聞』2019年2月2日刊。
- 2018
- 「国立民族学博物館の収蔵品(49)出産する女性たち」『文部科学教育通信』第443号(9月10日号)、2頁。
- 2018
- 「新世紀ミュージアム ドクターダウ・ラジ・ラル・ムンバイ市博物館」『月刊みんぱく』第42巻9号、16-17頁。
- 2018
- 「サブスタンスの人類学に向けて―サブスタンス論とサブスタンス研究の整理」『民博通信』162号、16-17頁。
- 2018
- 「家族計画」「胎児の性別判定抑制法」粟屋利江・井上貴子編『インド ジェンダー研究ハンドブック』、東京外国語大学出版会、231-232、258頁。
- 2018
- 「民俗生殖理論」「リプロダクティブ・ヘルス」「インディラ・ガーンディー」「巡礼」「医療ツーリズム」「肥満と健康ブーム」「プネー」『インド文化事典』(インド文化事典編集委員会編、編集幹事)、丸善出版、92-93、96-97、117、410-411、462-463、464-465、736頁。
- 2018
- 「松尾瑞穂『ジェンダーとリプロダクションの人類学―インド農村社会における不妊を生きる女性たち』」澤野美智子編『医療人類学を学ぶための60冊―医療を通して「当たり前」を問い直そう』、明石書店、191-193頁。
- 2017
- 「資料と通信 第14回ヨーロッパ社会人類学者会議(EASA)に参加して」『文化人類学』第41巻4号(査読有)。
- 2016
- 「サブスタンスから個と集団の関係性と範疇化を考える」『民博通信』第153号、12-13頁。
- 2016
- 「みんぱく世界の旅 インド(4)」『毎日小学生新聞』2016年8月20日刊。
- 2016
- 「みんぱく世界の旅 インド(3)」『毎日小学生新聞』2016年8月13日刊。
- 2016
- 「みんぱく世界の旅 インド(2)」『毎日小学生新聞』2016年8月6日刊。
- 2016
- 「みんぱく世界の旅 インド(1)」『毎日小学生新聞』2016年7月30日刊。
- 2016
- 「人間学のキーワード 優生学」『月刊みんぱく』40(2):20、2016年2月1日
- 2015
- 「生殖と家族」「生殖革命」「ベビーM事件」『現代家族ペディア』、弘文堂、2015年11月12日(A5版、全376頁)。
- 2015
- 「女たちの夜更かし」『毎日新聞(夕刊)』2015年6月18日版。
- 2015
- 「ライフスタイルの変化―ワインとビーフ」『月刊みんぱく』第39巻第6号、p.8、2015年6月1日。
- 2015
- 「家族計画・避妊・人工妊娠中絶(インド)」白井千晶編『アジア研究4 アジアのジェンダーとリプロダクション』(静岡大学人文社会学部・国際シンポジウム報告書):89-102。
- 2015
- 「南アジア社会とアジア共同体」権寧俊編『東アジア研究Ⅱ』(新潟県立大学・アジア共同体講座講義集):49-56。
- 2015
- 「ムガルの皇子ダーラー・シコーとインドの多文化共生の道」『青淵』790:12-14。
- 2014
- 「西インドのストリートフード ミサル」『月刊みんぱく』38(9):18-19。
- 2014
- 「旅・いろいろ地球人(2)母乳をもらう」『毎日新聞』8月7日夕刊。
- 2014
- 「生殖医療技術」『世界民族百科事典』pp.622-623、丸善出版。
- 2014
- 「死と誕生」『世界民族百科事典』pp.712-713、丸善出版。
- 2014
- 「インドの代理出産にみるジェンダーと格差―なぜ子宮を「貸す」のか?」電子ジャーナル『SYNODOS』2014年4月14日。
webサイト[外部] - 2012
- 「アーユルヴェーダとヴァーストゥ」『世界宗教学事典』、丸善出版。
- 2011
- 「インド人が牛を食べない、もう一つの理由」河合利光編『世界の食に学ぶ―国際化の比較食文化論』、p.122、時潮社。
- 2009
- 「フィールドで考える―結婚相手を見つける術」『月刊みんぱく』第380号、p.22-23、国立民族学博物館。
- 2009
- 「メディカル・ツーリズム」『文化人類学事典』日本文化人類学編、丸善出版。
- 2008
- 'New Reproductive Technologies and medicalization of infertility in India', Minpaku Anthropology Newsletter No.26, pp.3-5, National Museum of Ethnology.
- 2007
- 「ビンディで「女」になる―インドの日常的な化粧」『月刊みんぱく』第358号、p.6、国立民族学博物館。
- 2007
- 「出産事情―変わるものと変わらないもの」『季刊民族学』第120号、p.58、千里文化財団。
- 2006
- 「不幸・夢・女神―マハーラーシュトラのフィールドから」『コッラニ』第18号、pp.119-121。
- 2006
- 「「他の人を娶ってください」―インドにおける複婚」『月刊みんぱく』第341号、pp.6-7、国立民族学博物館。
- 2005
- 「サリーの好みとカースト―西インド」『月刊みんぱく』第336号、p.7、国立民族学博物館。
国際会議等での発表
- 2019
- “Blood and Egg: Making relatedness in third-party assisted reproductive technologies (ARTs) in India”, XI AFIN International Conference, Granada University, Granada, India, 2019.9. 4-6.
- 2018
- ‘The Formation of class in Modern Maharashtra: Birth control movements and the emergence of new middle class’ JSPS bilateral seminar on ‘Caste formation in Modern India’, Sabitribai Phule Pune University, Pune, India, 2018.03.05-6.
- 2017
- “From Caste to Class: Formation of Social identity in Birth Control Movements in Modern Maharashtra” JSPS bilateral seminar on ‘Caste formation in Modern India’, Sabitribai Phule Pune University, Pune, India, 2017.03.7-8.
- 2015
- “Searching for a Meaningful Life: Experiences of Education and Society work of Senior Chitpāvan Women”, Workshop on Hearing Women's Voices: Senior Women's Recollection of Every-day Life in South Asia, Kyoto University, Kyoto, 5-6 November, 2015.
- 2015
- “At lease we' ve done a Good thing”: Commercialisation of funeral rites in Contemporary India”(ICAS9), Adelaide, Australia, 8 July 2015.
- 2015
- 'Traditional Childbirth and the View of Body in India', The Locality of "Health": Traditional/Folk Medicine, People's Health and the Environment, NIHU Ecohealth Project, Kyoto International Conference Centre, Kyoto, Japan, 3.22.
- 2015
- 'The Cultural Formation of Assisted Reproductive Technology in India', Seminar at the Centre for the South Asian Studies, Edinburgh University, Edinburgh, U.K, 2.26.
- 2013
- 'Uncertain Bodies and Bodily experiences in Birth Control Movements in India', the 8th International Convention of Asian Scholars (ICAS8), Macau, China, 6.24-27.2013.
- 2012
- 'Commercial surrogacy and Cross-border reproductive tourism in Asia', 11th iCSi international conference, Ritsumeikan University, Kyoto, 9.1.2012.
- 2011
- 'Talking about Sexuality: Birth Control Movements and People's responses in local magazines in Colonial India', International Symposium on Media and Power in Contemporary South Asia, National Museum of Ethnology, Osaka, 12.17-18. 2011.
- 2011
- 'From Birth Control Movements to Family Planning Projects: When 'Social' becomes 'National'', Asian Association Society(AAS)/ICAS7 joint conference, Hawaii Convention Centre, Honolulu, U.S.A, 3.31-4.3. 2011.
- 2010
- 'Solving 'Family' Problems: Religious Practices amongst Middle Classes in Cotemporary India', International Symposium on 'Cities in South India', National Museum of Ethnology, Osaka, 7.18-21. 2010.
- 2009
- 'The Community of Sufferers: Goddess Cult as a Loose Solidarity in Rural India', the 6th International Convention of Asia Scholars (ICAS), Daejong, Korea, 8.6-9. 2009.
- 2009
- 'Cultural Modes of Emotions: Gendered sufferings and Childlessness in Indian Society', Feminist Research Method, Stockholm University, Sweden, 2.4-6. 2009.
- 2006
- 'Gender, Caste and Childlessness: Religious treatment seeking behavior in Rural India', Gender and Spiritual Praxis in Asian Context, Lancaster University, U.K. 11.23-25. 2006.
- 2005
- 'The Politics of Love: What forms do 'love' and 'intimacy' take?', the 2nd Global Conference on Sex and Sexuality: Exploring Critical Issues, Vienna, Austria, 11.30-12.2. 2005.
- 2005
- 'Infertility as a Site of Contestation: A Study of social practices for remedy in Maharashtra', The 11th International Conference on Maharashtra: Culture and Society, Tokyo, 8.22-24. 2005.
- 2003
- 'Immunization of Smallpox in British India: A Historical Perspective', the 5th All Maharashtra Oriental Research Conference, Goa, India, 11.30-12.1. 2003.
国内学会等での発表
- 2019
- “Living with Bodily Contingency: Pregnancy loss among childless women in West India” 2019 INDAS シンポジウム国内研究会、2019年10月26日、京都大学。
- 2019
- 「インドの異形の神々」第557回ウィークエンドサロン、2019年10月20日、国立民族学博物館。
- 2019
- 「身体物質のやり取りから見えるもの―サブスタンス研究の射程」京都人類学研究会、2019年10月18日、京都大学。
- 2019
- “The body in difference: ‘naturalisation’ of the communal difference in India”, 日本南アジア学会第32回全国大会、2019年10月5日、慶應義塾大学(査読あり)
- 2019
- “Sociocultural Practices Influencing the Medical Termination of Pregnancy in India” 第71回日本人口学会、2019年6月2日、香川大学(査読あり)
- 2019
- 「インドの子育て―授乳編」第530回ウィークエンドサロン、2019年01月20日、国立民族学博物館。
- 2018
- “The formation of Class identity in Modern Maharashtra: Debate on Eugenics, Sexuality and Birth control”, 日本南アジア学会第31回全国大会、2018年9月29日、金沢大学(査読あり)。
- 2018
- “Politics of Progeny and Eugenics in India”, workshop on Progeny and Eugenics in Indian Context, 26th September 2018、National Museum of Ethnology, Osaka, Japan.
- 2018
- “Surrogacy and gamete donation: Rethinking blood relations through ARTs in India”, 2018年度第1回RINDAS/MINDAS/KINDAS研究グループ2共催国際セミナー“The Fragmented Body and Corporeal Reality in Contemporary India”、27th July, 2018,Kyoto University, Kyoto。
- 2018
- 「西インドの高齢女性にみる親密圏とネットワーク:新たなエイジングの模索」宮城女子学院大学キリスト教文化研究所研究会、2018年6月16日、宮城女子学院大学。
- 2018
- 「ジェンダー化された身体の被傷性―インドにおけるリプロダクションと人工妊娠中絶」日本文化人類学会第52回研究大会、2018年6月3日、弘前大学(査読あり)。
- 2017
- 「高カースト女性にとっての公的世界とその経験―ポスト独立期インド社会の変化」MINDAS「南アジアにおける社会変動と親密圏」第一回研究会、2017年5月8日、国立民族学博物館。
- 2017
- 「ヒンドゥー聖地の資源―祖先祭祀の隆盛と在地社会の変容」、共同研究会「聖地の政治経済学―ユーラシア地域大国の比較研究」(研究代表杉本良男)、国立民族学博物館2017年2月18日。
- 2017
- 「チットパーヴァン・バラモンの始祖伝説とカースト団体」、日本学術振興会・二国間交流事業「近代マハーラーシュトラにおける近代カースト観の形成」(研究代表松尾瑞穂)国内研究会、金沢大学、2017年1月28日。
- 2017
- 「インド・マハーラーシュトラ州における反迷信邪術運動とその法制化」、共同研究会「呪術的実践=知の現代的位相―他の諸実践=知との関係性に着目して」(研究代表川田牧人)、国立民族学博物館、2017年1月21日。
- 2016
- 「インドにおける血の隠喩―カーストと優生学の交差」、共同研究会「グローバル化時代のサブスタンスの社会的布置に関する比較研究」(研究代表松尾瑞穂)、秋田大学、2016年12月17日。
- 2016
- 「人の誕生をめぐる科学の社会文化論」、人類学関連学会協議会第11回合同シンポジウム、NSG学生総合プラザSTEP、新潟、2016年10月10日。
- 2016
- 「女学生、良妻賢母、「意義ある仕事」―高カースト女性にとっての家族と公的世界」日本南アジア学会第29回全国大会、神戸市外国語大学、2016年9月25日(査読有)。
- 2016
- 「インドのサブスタンスにみる個と集団のつながりの動態」現代南アジア地域研究2016年度第1回合同研究会、国立民族学博物館、2016年7月30日。
- 2016
- 「グローバル化とリプロダクションの動態―イスラーム・ジェンダー学との接合」キックオフシンポジウム「イスラーム・ジェンダー学の構築にむけて」科学研究費基盤研究(A)「イスラーム・ジェンダー学の構築のための基礎的総合的研究」、東京大学東洋文化研究所、2016年6月11日。
- 2016
- 「文献解読Janet Carsten 2001 "Substantivism, Antisubstantivism, and Anti-antisubstantivism"について」、共同研究会「グローバル化時代のサブスタンスの社会的布置に関する比較研究」(研究代表松尾瑞穂)、国立民族学博物館、2016年6月4日。
- 2015
- 「サブスタンス研究の動向」共同研究会「グローバル化時代のサブスタンスの社会的布置に関する比較研究」(研究代表松尾瑞穂)、国立民族学博物館、2015年11月7日。
- 2015
- 「インドにおける生殖医療の研究動向」アジア経済研究所「中東イスラーム諸国における生殖医療と家族」(研究代表村上薫)、東京外国語大学サテライト、2015年10月15日。
- 2015
- 「インドのお手伝いさん」第391回みんぱくウィークエンドサロン、国立民族学博物館、2015年7月19日。
- 2015
- 「インドのメディカル・ツーリズム―癒しから先端医療まで」みんぱく公開講演会、オーバルホール、国立民族学博物館・毎日新聞社主催、3月20日。
- 2015
- 「インドの家族計画とIUD」アジアのリプロダクションとジェンダー、東京・大阪経済法科大学アジア太平洋研究センター、2月7日。
- 2014
- 「神話と遺伝子―現代インドにおける生殖医療の文化的意味付け」現代インド地域研究(国立民族学拠点)10月9日。
- 2014
- 「ヒンドゥーの聖地と宗教産業の形成に関する予備的考察」「聖地の政治経済学―ユーラシア地域大国における比較研究」10月2日。
- 2013
- 「インドにおける断食と自己犠牲のポリティクス」日本宗教学会第72回学術大会、國學院大學、9月。
- 2012
- 「苦悩のエイジェンシー―インド農村女性にとっての流産にみる応答の模索」、共同研究「交錯する態度への民族誌的接近」第6回研究会、国立民族学博物館、1月。
- 2012
- 「インドにおける代理懐胎の社会関係と論理―文化人類学のアプローチから」「グローバル化による生殖技術の市場化と生殖ツーリズム」第19回研究会、日本科学未来館、10月。
- 2012
- 「擬似的家族関係の構築―インドにおける代理懐胎の人類学的研究」日本南アジア学会第25回研究大会、東京外国語大学、10月。
- 2012
- 「インドにおけるメディカル・ツーリズムと身体の商空間―商業的代理懐胎を事例に」科学研究費補助金「メディカル・ツーリズム研究会」(研究代表:真野俊樹)、多摩大学、9月。
- 2012
- 「インドにおける代理母のネットワーク形成―「組織型」と「非組織型」代理出産の比較検討」第46回日本文化人類学会研究大会、広島大学、6月。
- 2012
- 「インドにおける女性運動とリプロダクティブ・ヘルス/ライツ前史」「ポスト・コロニアルインドにおける民主主義と社会運動」第5回研究会(研究代表:石坂晋哉)、京都大学、5月。
- 2011
- 「与え、与えられる―インドにおける商業的代理出産と互酬性」第23回日本生命倫理学会年次大会、早稲田大学、10月。
- 2010
- 「人口問題というリスクの創出―統治と選択」、第44回日本文化人類学会、立教大学、6月。
- 2009
- 「「癒し」の消費化と商品化―ヘルスツーリズムにおける伝統医療」、第43回日本文化人類学会、国立民族学博物館、5月。
- 2008
- 「バースコントロールから家族計画へ―1920年代のR.D.カルヴェーの産児制限運動を中心として」、日本南アジア学会第21回研究大会、東海大学、9月。
- 2008
- 「規範的身体への「回復」―インドにおける身体変容としての不妊経験」、第42回日本文化人類学会、京都大学、6月。
- 2008
- 「〈逸脱〉としての不妊と多産―現代インド社会における生殖実践の医療化とジェンダー」、新生殖医療技術研究会(研究代表者:浅井美智子)、大阪府立大学、1月。
- 2007
- 「〈産むこと〉の医療化・商業化・グローバル化―インドにおける不妊と生殖医療技術」、リプロダクション研究会公開シンポジウム、東京ウィメンズプラザ、11月。
- 2007
- 「女性が手術を受けるということ―同語反復と問いについての一考察」、第3回ライフデザイン研究会(研究代表者:鈴木七美)、国立民族学博物館、7月。
- 2007
- 「生殖医療技術をめぐる意味の「非」過剰さ―インド・プネーの医師集団の語りからみるリスク化とリスク認知」、第41回日本文化人類学会、名古屋大学、6月。
- 2007
- 「生殖医療技術の適用にみる不妊の医療化とリスク―医師の語りを中心に」、第45回現代人類学研究会、東京大学、1月。
- 2006
- 「現代生殖技術とインド的身体観―不妊治療を事例として」、第19回日本南アジア学会、専修大学、10月。
- 2006
- 「彼女が手術を受ける理由―インドの家族計画に見るジェンダー関係」、第116回日本文化人類学会東北人類学談話会、宮城女子学院大学、7月。
- 2006
- 「不妊は病気か―インドにおける制度的医療のなかの多様性」、第40回日本文化人類学会、東京大学、6月。
- 2005
- 「身体がつなぐ社会関係―インドにおける性と生殖(=いのち)の人類学的研究に向けて」、第18回日本南アジア学会、龍谷大学、10月。
- 2004
- 「帝国医療とネイティブ女性―インドのバースコントロールにみる「救済」と「管理」」、第38回日本文化人類学会(旧日本民族学会)、東京外国語大学、6月。
- 2002
- 「清潔な出産/ケガレた出産―インドにおける出産の近代化と「伝統的」産婆の実践」、第36回日本民族学会、金沢大学、6月。
招待講演
- 2017
- 「カーストの歴史的変化―あるバラモン集団の事例」、第506回ウィークエンド・サロン、2018年3月25日、国立民族学博物館。
- 2016
- 「インドにおける出産をめぐる信仰と産後ケア」第461回みんぱく友の会講演会、国立民族学博物館、2016年12月3日。
- 2016
- 「多様な家族―文化人類学の視点から」みらいのかぞくプロジェクト「"みらいのかぞく"を考える~人の心・制度・科学技術」、日本科学未来館、2016年2月11日。
- 2016
- 「インドの家族とそのかたち、いま・むかし」カレッジシアター「地球探求紀行」、あべのハルカス近鉄本店、2016年1月13日。
- 2015
- 「インドの生殖医療と身体の商品化」講座「ジェンダーで社会を考える」第4回講演、新潟・新潟市男女共同参画アルザにいがた、3月8日。
- 2014
- 「インドにおけるカレーの誕生と食文化」民族学講座「グローバル化時代の食文化」大阪・清和台公民館、11月26日。
- 2014
- 「なぜ暴力は繰り返されるのか―多発するインドの女性への暴力」、講座「ジェンダーで社会を考える」第二回講演、新潟・新潟市男女共同参画アルザにいがた、2月。
- 2013
- 「人の身体利用の行方―インドにおける代理出産を考える」新潟国際情報大学主催、新潟県立図書館・公益財団法人にいがた産業創造機構共催講演会、新潟・新潟県立図書館、10月。
- 2012
- 「インドの宗教と多様性」(財)新潟県国際交流協会主催「国際理解講座」、新潟・新潟大学、12月。
- 2012
- 「インド・カレーからみる食の交流史」新潟日報社・新潟国際情報大学共催「異文化塾」、新潟・新潟国際情報大学、3月。
- 2009
- 「伝統医療の変容―南アジアの事例」千里文化財団主催みんぱく友の会講演会、大阪・国立民族学博物館、1月。
- 2008
- 「インドの不妊―〈産むこと〉をめぐるジェンダーと文化のポリティクス」東京・国際交流基金「アジア理解講座」、ジャパンファウンデーション国際会議場、1月。