スタッフの紹介
略歴
首都大学東京大学院人文科学研究科社会行動学専攻博士課程後期課程所定単位取得後退学後、日本学術振興会・特別研究員PD(東北大学東北アジア研究センター)を経て、現在、人間文化研究機構・特任研究員(人文知コミュニケーター)/国立民族学博物館 学術資源研究開発センター・特任助教を兼務。
研究のキーワード
生業、生態、環境、人と動物の関係、グローバルヒストリー、毛皮、極北先住民
現在の研究課題
- 毛皮産業近代化における人と動物の関係の変化
所属学会
日本文化人類学会、東京都立大学・首都大学東京社会人類学会、生態人類学会、ロシア史研究会、International Arctic Social Sciences Association (IASSA)、 生き物文化誌学会、北極研究コンソーシアム(JCAR)
主要業績
- 2019
- 「北極環境研究学習ツール(ボードゲーム)『The Arctic』」(北極域研究推進プロジェクト(ArCS)、海洋研究開発機構(JAMSTEC)、北海道大学、国立極地研究所、日本科学未来館と共同開発)。
- 2018
- 「西シベリア森林地帯における淡水漁撈とトナカイ牧畜の環境利用」高倉浩樹編『寒冷アジアの文化生態史』pp. 70-91, 東京:古今書院。
- 2018
- “Disappearing White Fish and Remaining Black Fish in the Lower Ob’ River and Its Tributaries: Conflict over the Use of Fish Resources between Indigenous People and Non-locals.” Veli-Pekka T. and Tabata, S. (ed.) Russia's Far North The Contested Energy Frontier, pp. 173-188, London: Routledge.
- 2017
- 「動物の毛皮を剥いで着るということ:北ハンティの毛皮衣服着用の審美性と神聖性『Contact zone』9: 304-330、京都:京都大学人間・環境学研究科。
- 2014
- 「西シベリア・タイガ地帯北部におけるトナカイ飼育の脱集団化過程と複合的生業の現在」『北海道立北方民族博物館研究紀要』23: 1-21、網走:北海道立北方民族博物館。
館外活動(大学教育、社会活動等)
- 2020
- 関西大学・非常勤講師(社会システムデザイン実習)
- 2018
- 山形厚生看護学校・非常勤講師(文化人類学)
- 2016
- おだわら看護専門学校・非常勤講師(文化人類学)
◇ 受賞歴
- 2018
- 日本赤十字社 金色有功賞(献血100回)受賞(5月17日)
- 2015
- 首都大学東京2015年度女性大学院生研究奨励賞特別賞 受賞(10月26日)
代表者を務めた研究・プロジェクト
- ◇
- 科学研究費助成事業「若手研究」、課題「肉食性動物のドメスティケーション:毛皮産業近代化における人と動物の関係の変化」2019年4月 - 2023年3月。
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- 地域研究コンソーシアム(JCAS)2017年度次世代ワークショップ、課題「内陸の<水―人>関係再考:ユーラシアの河川・湖沼流域に関する総合的研究」。
- ◇
- 日本学術振興会・特別研究員奨励費(PD)、課題「漁撈-牧畜論の構築:シベリア北方少数民族の生業複合論再考」、2016年4月~2019年3月。
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- 住友財団環境研究助成、課題「西シベリア・石油採掘における先住民社会の意思決定メカニズムに関する環境人類学研究」、2014年11月~2016年3月。
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- 公益信託澁澤民族学振興基金: 2014年度大学院生等に対する研究活動助成、課題「石油開発における西シベリア北方諸族のテリトリー・コンフリクトに関する人類学的ポリティカル・エコノミー研究」、2014年4月~2015年3月。
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- 嗜好品文化研究会: 2013年度研究助成、課題「シベリア先住民の飲酒文化に関する社会人類学的研究」2013年4月 ~2014年8月。
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- 公益財団法人髙梨学術奨励基金:2013年度若手研究助成、課題「ハンティの家族領地観念の変遷」、2013年4月 ~ 2014年3月。
- ◇
- 日本学術振興会・特別研究員奨励費(DC1)、課題「人類学的ポリティカル・エコノミー視座の再構築」、2009年4月~2012年3月。