国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

スタッフの紹介

笹原亮二
笹原亮二SASAHARA Ryoji
学術資源研究開発センター・教授
専門分野
  • 民俗学・民俗芸能研究
各個研究
  • 島の祭や芸能の多様性の形成と島の歴史 ―奄美の島々を中心に―
個人ホームページ

略歴

神奈川大学大学院歴史民俗資料学研究科博士課程後期退学。相模原市立博物館学芸員を経て、1996年より民博。

専門分野

民俗学、民俗芸能研究
  1. 日本の獅子舞の民俗学的研究
  2. 日本の民俗芸能の近代~現代における伝承の研究

研究のキーワード

日本、民俗学、三匹獅子舞、民俗芸能

現在の研究課題

モノの遺存の総体的把握を通じた生活文化に関する民俗学的研究

所属学会

日本民俗学会、民俗芸能学会、芸能史研究会

主要業績

2001
「三匹獅子舞の分布」『国立民族学博物館研究報告』26(2),171-236。
1999
「語られる過去-演者が語る三匹獅子舞の過去-」『民俗芸能研究』29号 民俗芸能学会 pp.30-51
1998
「三匹獅子舞研究の自分史-三匹獅子舞の現地と調査研究の実践を巡って-」『神奈川地域史研究』16号 神奈川地域史研究会 pp.53-72
1998
「演じられる詞-三匹獅子舞の詞章を巡って」関一敏編『現代民俗学の視点2 民俗のことば』朝倉書店 pp.114-135
1998
「民俗学あるいは日本民俗学と民俗芸能研究」『日本民俗学』216号 日本民俗学会 pp.56-76

代表者を務めた研究プロジェクト

経歴詳細

学歴
  • 早稲田大学文学部卒(1982)
  • 神奈川大学大学院歴史民俗資料学研究科博士課程前期終了(1995)
  • 神奈川大学大学院歴史民俗資料学研究科博士課程後期退学(1995)
職歴
  • 相模原市立博物館学芸員(1982)
  • 国立民族学博物館第一研究部助手(1996)
  • 国立民族学博物館民族文化研究部助手(1998)
  • 国立民族学博物館民族文化研究部助教授(2001.11)
学位
  • 歴史民俗資料学修士(神奈川大学大学院歴史民俗資料学研究科 1995)
  • 歴史民俗資料学博士(神奈川大学大学院歴史民俗資料学研究科 2001)
  •  学位論文:『三匹獅子舞の研究』(神奈川大学大学院歴史民俗資料学研究科 2001)

研究詳細

  1. 三匹獅子舞の歴史と分布。東日本において千カ所以上に所在するとされる三匹獅子舞の分布域について、その実態の解明と、どのような歴史的経緯を経て形成されたか。
  2. 風流系民俗芸能における異国的趣向の受容と伝承。唐人踊、琉球人踊、龍踊といった異国的風俗を直接的に趣向として取り入れ実践している民俗芸能の実態の解明。

業績詳細

著書
2003
『三匹獅子舞の研究』 思文閣出版
論文等
2005
「民俗芸能と文字テキスト―神代神楽渚家に伝わる筋書きを巡って」『郷土神奈川』43,1-17,神奈川県立図書館。
2005
「用と美―柳田国男の民俗学と柳宋悦の民藝を巡って―」熊倉功夫・吉田憲司編『柳宗悦と民藝運動』273-294,思文閣出版。
2004
「こんなに身近な天神さん」『淡交』709,30-33。
2003
「展示における資料の悉皆的拡張と生活空間再現の可能性」朝倉敏夫・林史樹・金香来編『国立民族学博物館調査報告44 2002年ソウルスタイル 研究と展示の評価』,pp.197-204,大阪:国立民族学博物館。
2003
「量の可能性」『民博通信』101,14-15。
2003
「博物館と合成素材-民俗博物館あるいは博物館の民俗部門を中心に-」 園田直子編『国立民族学博物館調査報告36 合成素材と博物館資料』 国立民族学博物館 pp.145-162
2002
「正しい家の使い方―民俗芸能の上演としての家の諸相―」『感性研究』2 武庫川大学生活美学研究所 pp.61-73
2001
「三匹獅子舞の分布」『国立民族学博物館研究報告』26(2),171-236。
2001
「ある女性の暮らしと生活の品々―故大村しげ氏の寄贈資料を巡って―」『民博通信』93,136-142。
2000
「獅子のかたち-三匹獅子舞の用具の伝承を巡って-」『歴史民俗資料学研究』6号 神奈川大学大学院歴史民俗資料学研究科 pp.170-213
1999
「文字に記された過去と演者-三匹獅子舞に関する文字記録を巡って-」『歴史民俗資料学研究』4号 神奈川大学大学院歴史民俗資料学研究科 pp.170-213
1999
「語られる過去-演者が語る三匹獅子舞の過去-」『民俗芸能研究』29号 民俗芸能学会 pp.30-51
1999
「まつりの過程-石崎奉燈祭の映像取材から-」『民博通信』84号 国立民族学博物館 pp.31-44
1999
「アメリカ合衆国の美術館・博物館における日本関係展示について」『民具マンスリー』32巻9号 神奈川大学日本常民文化研究所 pp.13-24
1998
「民俗学あるいは日本民俗学と民俗芸能研究」『日本民俗学』216号 日本民俗学会 pp.56-76
1998
「三匹獅子舞研究の自分史-三匹獅子舞の現地と調査研究の実践を巡って-」『神奈川地域史研究』16号 神奈川地域史研究会 pp.53-72
1998
「演じられる詞-三匹獅子舞の詞章を巡って」関一敏編『現代民俗学の視点2 民俗のことば』朝倉書店 pp.114-135
1997
「民俗芸能の現況とその理解に関する覚書」『民博通信』75号 国立民族学博物館 pp.123-135
1996
「三匹獅子舞と風流」笹原亮二編『三匹獅子舞の諸相』相模原市立博物館 pp.74-83
口頭発表等
2004
「1960~70年代の沖縄ロックと日本」、「トランス・ボーダー・コンフリクトの人類学的研究」2003年度国際シンポジウム トランスボーダーの人類学-その可能性をさぐって(2004.3.18)
2002
「60~70年代の沖縄ロックと日本」、重点研究「トランスボーダーコンフリクトの研究」研究集会「音楽・芸能と民族的アイデンティティ」(2002.3.29)
2002
「ある小さな歴史の物語―琉球人踊の由緒と現在―」、みんぱく学術フォーラム『物語から現代社会を解き明かす』(民博・サンケイ新聞社)’2002.2.7)
展示活動
2003
地域テーマ展示 「あじまあ 沖縄の伝統とくらし