スタッフの紹介
略歴
2005年に岡山大学大学院文化科学研究科で博士(文学)の学位を取得。同志社大学文化情報学部・実習助手、総合地球環境学研究所・プロジェクト研究員、国際日本文化研究センター・機関研究員、国際日本文化研究センター・文化資料研究企画室 特任准教授を経て、2015年4月より現職。
専門分野
文化情報学・情報考古学
研究のキーワード
GIS(地理情報システム)、考古学、情報科学
現在の研究課題
文化資料のデジタル化と情報統合
所属学会
考古学研究会、地理情報システム学会、日本情報考古学会
主要業績
- 2016
- 「古墳の三次元計測におけるデータ処理方法とその課題」城倉正祥・平原信崇・渡邊玲編『3D考古学の挑戦-考古遺物・遺構の三次元計測における研究の現状と課題-』早稲田文化芸術週間 2016 シンポジウム予稿集 pp.33-37
- 2015
- 「古代シルクロード都市遺跡の比較研究 ―出土遺物のデジタルアーカイブ化を通して―」『公益財団法人 三島海雲記念財団 研究報告書』平成27年度(第52号) pp.127-130
- 2014
- 『景観考古学の方法と実践』同成社
- 2013
- 「ダブシア城調査の方法」宇野隆夫、ベルディムロドフ・アムリディン編『ダブシア城 -中央アジア・シルクロードにおけるソグド都市の調査-』真陽社 pp.5-10
- 2013
- 「第5章 発掘とGIS分析でインダス文明都市を探る」(寺村裕史・宇野隆夫) 長田俊樹編著『インダス 南アジア基層世界を探る』京都大学学術出版会 pp.139-175
- 2009
- 「古墳のデジタル測量と空間データ処理-岡山市造山古墳のデジタル測量の成果から-」『考古学研究』56-3 考古学研究会 pp.92-101
- 2006
- 「2-2-3 古墳築造場所の選択と眺望分析」宇野隆夫編著『実践 考古学GIS-先端技術で歴史空間を読む-』NTT出版 pp.204-223
館外活動(大学教育、社会活動等)
- 奈良大学文学部文化財学科 非常勤講師(2016.9-2017.3)
受賞歴
- 2007
- 日本情報考古学会 優秀賞(日本情報考古学会)
代表者を務めた研究プロジェクト
- 科研 若手研究(B)「古墳のデジタル測量と空間データ処理に関する研究」(2010-2012)
- 科研 基盤研究(B)「墳墓からみたインダス文明期の社会景観」(2014-2016)
経歴詳細
学歴
- 岡山大学文学部歴史文化学科卒業(2000)
- 岡山大学大学院文学研究科歴史文化学専攻修了(2002)
- 岡山大学大学院文化科学研究科人間社会文化学専攻修了(2005)
職歴
- 同志社大学・文化情報学部・実習助手(2005.4-2007.3)
- 京都ノートルダム女子大学・人間文化学部人間文化学科・非常勤講師(2006.4-2006.9)
- 総合地球環境学研究所・研究部・プロジェクト研究員(2007.4-2011.3)
- 国際日本文化研究センター・研究部・機関研究員(2011.4-2012.12)
- 国際日本文化研究センター・文化資料研究企画室・特任准教授(2013.1-2015.3)
- 国立民族学博物館・文化資源研究センター・助教(2015.4-2017.3)
- 国立民族学博物館・人類文明誌研究部・助教(2017.4-)
学位
- 学士(文学)(岡山大学 2000)
- 修士(文学)(岡山大学 2002)
- 博士(文学)(岡山大学 2005)
業績詳細
著書
- 2014
- 『景観考古学の方法と実践』同成社(単著)、226頁
- 2013
- 『インダス 南アジア基層世界を探る』京都大学学術出版会(「第5章 発掘とGIS分析でインダス文明都市を探る」を分担執筆)、長田俊樹編著、139-175頁
- 2010
- 『ユーラシア古代都市・集落の歴史空間を読む』勉誠出版(「第4章 南アジア・インダス文明都市の歴史空間」を分担執筆)、宇野隆夫編著、129-158頁
- 2006
- 『実践 考古学GIS-先端技術で歴史空間を読む-』NTT出版(「2-2-3 古墳築造場所の選択と眺望分析」を担当執筆)、宇野隆夫編著、204-223頁
- 2006
- "Ancient Asia", Vol.1 Society of South Asian Archaeology and Reesha Books International, Mumbai. 'Spatial Analyses of Harappan Urban Settlements' を分担執筆、73-79頁
- 2006
- 『考古学のためのGIS入門』古今書院(「コラム6 IDRISI学習会」を担当執筆)、金田明大・津村宏臣・新納泉著、126頁
論文等
- 2016
- 「古墳の三次元計測におけるデータ処理方法とその課題」城倉正祥・平原信崇・渡邊玲編『3D考古学の挑戦-考古遺物・遺構の三次元計測における研究の現状と課題-』早稲田文化芸術週間 2016 シンポジウム予稿集 pp.33-37
- 2016
- “Excavations of the Uzbek-Japanese Expedition on the Site of Kafirkala” Begmatov A., Uno T., Berdimuradov A., Bogomolov G., Teramura H., Usami T. ARCHAEOLOGY OF UZBEKISTAN DURING THE YEARS OF THE INDEPENDENCE: PROGRESS AND PERSPECTIVES
- 2016
- “3D Modelling of the Cuneiform Tablets and Bricks Possessed by the National Museum of Iran”, Watanabe, S. and Teramura, H. In K. Maekawa (ed.) Ancient Iran -New Perspectives from Archaeology and Cuneiform Studies, Ancient Text Studies in the National Museum of Iran: Vol. 2, pp.173-179. Iran-Japan Project of Ancient Texts.
- 2015
- 「古代シルクロード都市遺跡の比較研究 ― 出土遺物のデジタルアーカイブ化を通して ―」『公益財団法人 三島海雲記念財団 研究報告書』平成27年度(第52号) pp.127-130
- 2014
- 「考古学からみた景観とは何か」『考古学研究60の論点』考古学研究会60周年記念誌、129-130頁、考古学研究会
- 2012
- 「造山古墳陪塚の墳丘デジタル測量」『岡山市造山古墳群の調査概報』46-60頁、岡山大学大学院社会文化科学研究科
- 2009
- 「古墳のデジタル測量と空間データ処理-岡山市造山古墳のデジタル測量の成果から-」『考古学研究』56-3、92-101頁、考古学研究会
- 2008
- 「墳丘デジタル測量の方法論的課題と展望」『岡山市造山古墳測量調査概報』13-32頁、岡山大学大学院社会文化科学研究科
- 2006
- 「古墳築造場所の選択と眺望分析」『実践 考古学GIS-先端技術で歴史空間を読む-』204-223頁、NTT出版
- 2004
- 「円筒埴輪列の変遷とその意義-円筒埴輪の配列間隔を中心として-」『考古学研究』51-2、76-96頁、考古学研究会
- 2003
- 「GISを用いた遺跡立地と眺望に関する空間分析-古墳時代集落と古墳を題材として-」『地理情報システム学会講演論文集』Vol.12、423-426頁、地理情報システム学会
- 2003
- 「方形埴輪列の時系列変遷と画期」『考古学研究』50-1、98-110頁、考古学研究会
- 2002
- 「景観考古学における地理情報システムの応用の可能性-和歌山県岩橋千塚の眺望分析を例として-」『地理情報システム学会講演論文集』Vol.11、427-430頁、地理情報システム学会
その他
- 2017
- 「タンディル -ウズベキスタンのパン焼き窯」『季刊 民族学』第41巻第2号(通巻160号)一般財団法人千里文化財団 pp.52-62
- 2017
- 「ナンが名ぢゃ」『月刊みんぱく』41(5):20
- 2016
- 「ウズベキスタンの都市遺跡発掘現場より」『季刊 民族学』第40巻第4号(通巻158号)一般財団法人千里文化財団 pp.61-74
- 2016
- 「オアシス都市の暮らし」『月刊みんぱく』40(7):4
- 2015
- 「考古学ミステリーは情報工学で解けるか」『月刊みんぱく』39(11):8-9
新聞記事
- 2016
- 「みんぱく世界の旅 インド(2) デジタル化すすむ発掘調査」『毎日小学生新聞』1月9日
- 2015
- 「みんぱく世界の旅 インド(1) インダス文明のめずらしい遺物」『毎日小学生新聞』12月26日
- 2015
- 「みんぱく世界の旅 ウズベキスタン(2) 日本のうどんによく似た『ラグマン』」『毎日小学生新聞』12月19日
- 2015
- 「みんぱく世界の旅 ウズベキスタン(1) 1000年以上前のパン焼きがま」『毎日小学生新聞』12月12日
- 2015
- 「みんぱく食の民族誌-考える舌(26) ウズベキスタンの『羊料理』」『京都新聞』12月16日