国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

スタッフの紹介

渡部和之
渡部和之WATANABE Kazuyuki
****・外来研究員
専門分野
  • 文化人類学
各個研究
個人ホームページ

経歴

学歴
  • 富山大学人文学部人文学科入学(1987)
  • 富山大学人文学部人文学科卒業(1992)
  • 金沢大学大学院文学研究科修士課程入学(1992)
  • 金沢大学大学院文学研究科修士課程修了(1994)
  • 総合研究大学院大学博士課程入学(1994)
  • 総合研究大学院大学博士課程単位取得退学(2001)
職歴
  • 国立民族学博物館COE研究員(2001-2002)
  • 立命館大学非常勤講師(2001-)
  • 国立民族学博物館非常勤研究員(2002-2004)
  • 国立民族学博物館外来研究員(2004-2006)
学位

修士(文学・金沢大学 1991)
修士論文:「山地ネワールの世帯経済と首都への移住」

専門分野

文化人類学

研究のキーワード

ヒマラヤ地域、ネパール、グルン、シェルパ、ネワール、文化人類学、牧畜研究

研究課題

ネパールにおける羊の移牧に関する研究

所属学会

日本文化人類学会

研究業績

論文
2005
Trading Process of Livestock Products: The Case of Mobile Sheep Herders in Eastern Nepal. In Kazunobu Ikeya and Elliot Fratkin (eds.), Pastoralists and their Neighbors in Asia and Africa. Senri Ethnological Studiess 69. Osaka: Natinal Museum of Ethnology. pp.153-169.
2002
「生活の場としての森:新たな森林政策をめぐる住民間の対立と調停」、『第25回ネパール研究学会・ネパール環境シンポジウム発表論文集』39-50頁
2000
「グルンの羊飼いたち」、山本紀夫・稲村哲也(編)『ヒマラヤの環境誌』、八坂書房、199-217頁 
2000
「森の利用の変化」、山本紀夫・稲村哲也(編)『ヒマラヤの環境誌』、八坂書房、275-294頁(共著・共著者:古川彰・土屋和三)
1998
「家畜とともに暮らす」、佐藤浩司(編)『住まいをつむぐ』、学芸出版社、127-142頁
1997
「ヒマラヤの羊飼いグルン」、『季刊民族学』82号61-73頁(共著・共著者:山本紀夫)
1994
「山地ネワールの世帯経済と首都への移住」、金沢大学大学院文学研究科修士論文 全91頁
その他
2003
「粗い羊毛とフェルトのラグ」『染織α』272:64-67 染織と文化社
2001
「図書紹介・鹿野勝彦著『シェルパ:ヒマラヤ高地民族の20世紀』」『日本ネパール協会会報』169号18頁
2001
「宿営集団の編成にみる社会関係(要旨)」『北陸人類学研究会ニューズレター』15号1-2頁
2001
「キャラバンする移牧・しない移牧」『日本ネパール協会会報』164号2-3頁
1999
「異文化におけるフィールドワーク」『1998年度名古屋大学基礎セミナー実習調査報告書・隠岐』名古屋大学文学部地理学教室、182-187頁
1999
「マーグに降る雨」『日本ネパール協会会報』152号6-7頁
1995
「森の羊放牧」『インド通信』201号1-2頁、1995年7月
1991
「山車の曳き方と約束事について」、富山大学文化人類学研究室(編)、『岩瀬の曳山:地域社会の文化人類学的調査5』、富山大学文化人類学研究室、77-82頁
1991
「祭りを担う人々」、富山大学文化人類学研究室(編)、『岩瀬の曳山:地域社会の文化人類学的調査5』、富山大学文化人類学研究室、88-92頁
学会発表
2003
Small herder's dilemma: the trading and household economy among mobile sheep herders of East Nepal, Session 38: Ecological foundations and local resources for family formation, Annual meeting of Social Science History Association (SSHA), Baltimore, 13, November 2003.
2003
Territorial access and Social Relationships among Mobile Sheep Herders of East Nepal, Congress of International Union of Anthropological and Ethnological Sciences (IUAES) ,Firenze, 7, July 2003.
2003
「放牧テリトリーと共同放牧」日本民族学会第37回研究大会、京都文教大学(2003.5.24)
2002
報告題目「羊毛敷物ラリの製作と地域の市場」、東京大学東洋文化研究所・地域企画交流センター共同研究会『アジア染織業に見る地域のアイデンティティーと国際ネットワーク』(代表:関本照夫)(2002.7.27)
2002
Socio-Economic Relationships involving the Trading of Livestock Products, Session on Socio-economic Interactions between Pastoralists and Other Groups, Inter-Congress of International Union of Anthropological and Ethnological Sciences (IUAES) 2002, Toshi Center Hotel, Tokyo.(2002.9.14)
2002
「移動牧畜の再生産に関する経済的側面の考察:家畜頭数の増減を中心に」日本民族学会第36回研究大会、金沢大学(2002.5.31)
2000
「宿営集団の編成にみる社会関係」、日本民族学会北陸支部例会、金沢大学。
2000
「東ネパールの移牧における季節移動と資源利用」、東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所研究会「ヒマラヤ・ネパールの言語文化・社会とその動態」(代表:石井溥)、東京外国語大学。
1999
「羊毛製品(ラリ)の製作と流通」、日本ネパール協会研究学会、「アジアにおける手仕事の現在」、愛知県足助村足助屋敷。
1998
「グルンの移牧における1年の移動」、国立民族学博物館共同研究会、「熱帯高地における環境利用」(代表:山本紀夫)、国立民族学博物館。
1996
「グルンの羊飼いたちの移牧」、国立民族学博物館共同研究会、「ネパール・ヒマラヤにおける草地・森林利用の動態に関する民族学的研究」(代表:山本紀夫)、国立民族学博物館。

関連ページ

  • 羊飼いの受難」『月刊みんぱく』2006年3月号
  • 「羊」(みんぱくe-news19号)