国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。
受賞年度
2016年度
受賞者
本文
関雄二教授「外務大臣表彰」受賞
2016年7月22日掲載

平成28年7月20日、本館先端人類科学研究部教授 関雄二(せきゆうじ)が、外務大臣表彰を受賞しました。

受賞理由
ペルーにおいて遺跡の発掘・分析に取り組み、特に現地の大学との学術交流のもと実施したパコパンパ遺跡発掘は、日本の学術水準に対する高い評価と信頼に繋がった他、発掘調査に日・ペルー両国の若手研究者や学生を多数参画させ、後進の育成に尽力したのみならず、両国友好協力関係を促進し、双方の学術交流に重要な役割を果たした。また、アンデス考古学に関する多数の著作のほか、広く一般に向けたシンポジウムを積極的に開催し、日本における同地域の理解を促進した。

  • 受賞者:関雄二(国立民族学博物館・先端人類科学研究部教授)
  • 受賞年月日:2016年7月20日

外務大臣表彰:
外務大臣表彰は、多くの方々が国際関係の様々な分野で活躍し、我が国と諸外国との友好親善関係の増進に多大な貢献をしている中で、特に顕著な功績のあった個人および団体について、その功績を称えるとともに、その活動に対する一層の理解と支持を国民各層にお願いすることを目的としています。

 

関雄二教授コメント
図らずも、自分の研究が日本の文化外交につながったことを大変うれしく感じております。長年の苦労が報われた気がします。