受賞年度
2013年度
受賞者
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藤本透子助教、人間文化研究機構より、人間文化研究奨励賞を受賞
2013年12月19日掲載
平成25年12月10日、本館民族文化研究部助教 藤本透子が、人間文化研究奨励賞を受賞しました。
○ 受賞理由
受賞者は、中央アジアの人類学研究に一貫して取り組み、宗教人類学、イスラーム地域研究、中央アジア地域研究などの領域において貴重な成果を上げてきた。同氏の研究は、中央アジアの地域大国として注目されているカザフスタンを対象に、約4年間という長期にわたって都市と村落の双方で調査研究を行い、現地の人々と暮らしを共にしながら、イスラーム復興の独自の形態と地域社会の再編過程の関係性を明らかにしたものである。同氏の研究成果は、民博の中央アジア展示などをとおして社会還元される予定である。また、同氏は現地の研究所と協力関係を築き、国際会議でも積極的に発表しており、今後、日本との関係が進展していく中央アジア地域に関する人類学的研究として発展することが期待される。
- 受賞者:藤本透子(国立民族学博物館・民族文化研究部助教)
- 受賞年月日:2013年12月10日
- 「人間文化研究機構」ホームページ http://www.nihu.jp/index.html
人間文化研究奨励賞:
人間文化研究機構では、エイベックス・エンタテインメント株式会社様の協力のもと、今年度に創立10周年を迎えることを記念して、優れた研究を進めている若手研究者を顕彰し、その研究意欲を高めることにより、我が国の人間文化研究の更なる質の向上を図るため、人間文化研究奨励賞を設けました。
このたび、学術上等に優れた成果をあげ、今後も更なる研究の発展が期待できる本機構の優秀な若手研究者7名を決定し、授賞式を挙行するはこびとなりました。