受賞年度
2009年度
受賞者
本文
上羽陽子助教「意匠学会作品賞」受賞
2010年3月16日掲載
この度、本館文化資源研究センターの上羽陽子助教が「意匠学会作品賞」を受賞いたしました。
○ 受賞理由(業績等)
まず、刺繍布に施される刺繍技術の特徴を、文字による解説でなく、布・糸・針を使って工程を再現した刺繍技術解説パネルの考案と、パネルで表裏を見ることにより技術の理解度が増すことを評価した。 つぎに、博物館来館者に刺繍を実体験させ、よりその技術と社会的背景の理解を深めることができるという、新しい体験型技術展示方式を評価した。 実験的取り組みの初期段階であるが、今後の発展と定着を期待したい。
「完成した所謂デザイン」「プロジェクト」「社会への提案」などを今年の審査の中で、同列に扱うことを再確認した上で、上羽氏の新しい展示方式、博物館来館者に技術体験させる新方式を評価し本年の作品賞と決定した。
- 受賞者:上羽陽子(国立民族学博物館・文化資源研究センター助教)
- 受賞年月日:2010年2月27日
- 「意匠学会」ホームページ http://wwwsoc.nii.ac.jp/jsd2/
「意匠学会作品賞」:
各年度の意匠学会大会におけるパネル発表作品を対象として選考し、そのなかでもっとも意匠学会として顕彰するにふさわしいと判断される優れた作品に対し、その実質的中心となった個人または団体へ「研究奨励金」を添えて授与される。